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公開番号2024085457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199918
出願日2022-12-15
発明の名称駆動装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H02K 11/225 20160101AFI20240620BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】効率的な製造工程を損なうことなく回転角センサを備えることが可能な駆動装置を構成する。
【解決手段】回転電機のロータと一体回転する駆動シャフト13と、駆動シャフト13と一体回転する駆動ギヤと、駆動ギヤに咬合することにより駆動ギヤの駆動力が伝えられる従動ギヤと、回転電機のロータの回転角を検出する回転角センサとを備えている。回転角センサが、駆動シャフト13の外面に固定され内径が駆動ギヤの歯先円直径より小さい環状のセンサロータ62と、このセンサロータ62の外側に配置される環状のセンサステータとを有し、センサロータ62が、周方向で複数に分割した分割センサロータ62aと、この分割センサロータ62aを環状に連結する連結部材Gとを有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機のロータと一体回転する駆動シャフトと、
前記駆動シャフトと一体回転することにより前記回転電機のトルクを出力する駆動ギヤと、
前記駆動ギヤに咬合することにより前記駆動ギヤの駆動力が伝えられる従動ギヤと、
前記回転電機の前記ロータの回転角を検出する回転角センサと、を備え、
前記回転角センサが、前記駆動シャフトの外面に固定される内径が前記駆動ギヤの歯先円直径より小さい環状のセンサロータと、当該センサロータの外側に配置される環状のセンサステータとを有し、
前記センサロータが、周方向で複数に分割した分割センサロータと、当該分割センサロータを環状に連結する連結部材とを有している駆動装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記連結部材が、複数の前記分割センサロータを固定する接着剤によって構成されている請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記センサロータは、前記駆動シャフトの外周の凹部に係合する係合部を有し、当該係合部に対して前記周方向に異なる位置で分割されている請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記分割センサロータは、磁性体から成る円弧状の複数の板材を積層し、複数の前記板材の周方向での端部位置を互いに異ならせることで突出部と引退部とが形成されており、
複数の前記分割センサロータを環状に配置した状態において、前記周方向で隣合う前記突出部が、前記引退部に対向しており、前記突出部と前記引退部との間に前記連結部材として接着剤が充填されている請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記センサロータは、前記分割センサロータの前記端部位置において、前記板材の端部を櫛歯状に交互に突出させている請求項4に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機のロータの回転角を計測する回転角センサを備えた駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータ軸に固定される小型ロータと、小型ロータを囲む位置に小型ステータを配置したレゾルバ(回転角センサ)が記載されている。
【0003】
特許文献1に示されるようにレゾルバは、小型ロータ(以下、センサロータと称することもある)がモータ軸(以下、駆動シャフトと称することもある)と一体回転するように外嵌状態で支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-158012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レゾルバを備えた駆動装置の製造工程では、工程数の低減や、組み立て時間を短縮する観点から出力ギヤを予め備えた駆動シャフト軸に対し、出力ギヤを備えた端部側からセンサロータを挿入し、外嵌固定する組み立て工程を必要とすることもある。
【0006】
しかしながら、出力ギヤの歯先円直径が、センサロータの内径より大きい場合には、モータ軸に小型ロータを外嵌する作業が不能となり、駆動シャフトにセンサロータを外嵌するための工程を新たに設定する等、製造工程の工程数の増大が懸念される。
【0007】
このような理由から、効率的な製造工程を損なうことなく、回転角センサのセンサロータを駆動シャフトに備えることが可能な駆動装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る駆動装置の特徴構成は、回転電機のロータと一体回転する駆動シャフトと、前記駆動シャフトと一体回転することにより前記回転電機のトルクを出力する駆動ギヤと、前記駆動ギヤに咬合することにより前記駆動ギヤの駆動力が伝えられる従動ギヤと、前記回転電機の前記ロータの回転角を検出する回転角センサと、を備え、前記回転角センサが、前記駆動シャフトの外面に固定される内径が前記駆動ギヤの歯先円直径より小さい環状のセンサロータと、当該センサロータの外側に配置される環状のセンサステータとを有し、前記センサロータが、周方向で複数に分割した分割センサロータと、当該分割センサロータを環状に連結する連結部材とを有している点にある。
【0009】
本構成によると、駆動ギヤを、予め備えられた駆動シャフトのうち、駆動シャフトの長手方向で駆動ギヤを超える位置にセンサロータを装着する場合には、装着位置となる駆動シャフトの外周に複数の分割センサロータを配置し、連結部材によって環状に連結することでセンサロータの装着を実現する。これによると、例えば、駆動シャフトに駆動ギヤを取り付ける工程以前に駆動シャフトにセンサロータを装着するように工程の順序を設定する必要がなく、効率的な工程に従って装置の組み立てを可能にする。従って、効率的な製造工程を損なうことなく、回転角センサのセンサロータを駆動シャフトに備えることが可能な駆動装置を構成できた。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両用駆動装置の縦断面図である。
車両用駆動装置のスケルトン図である。
車両用駆動装置の回転角センサ部の拡大断面図である。
装着前の一対の分割センサロータとロータ軸との断面図である。
分割センサロータの端部の形状を示す図である。
装着状態の一対の分割センサロータとロータ軸との断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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