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公開番号2024083983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022198112
出願日2022-12-12
発明の名称電源システム
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 3/00 20060101AFI20240617BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電源からの入力電圧に異常が生じる際に、電力の供給をより確実に継続するための電源システムを提供する。
【解決手段】電源システム1は、供給経路を通じて負荷に電力を供給する電源10と、電源10からの入力電圧に応じた電圧を変圧して蓄積部を充電し、蓄積部の充電電圧を変圧して出力電圧を負荷に出力する変圧部208と、変圧部208の出力状態を制御する制御部204と、を備える。制御部204は、入力電圧が準備条件を満たしたとき、変圧部が負荷に出力電圧を出力できるように、変圧部208の出力状態を制御し、供給経路は、準備条件が満たされたあと、入力電圧が遮断条件を満たしたときに遮断される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
供給経路を通じて負荷に電力を供給する電源と、
前記電源からの入力電圧に応じた電圧を変圧して蓄積部を充電し、前記蓄積部の充電電圧を変圧して出力電圧を前記負荷に出力する変圧部と、
前記変圧部の出力状態を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記入力電圧が準備条件を満たしたとき、前記変圧部が出力電圧を前記負荷に出力できるように、前記変圧部の出力状態を制御し、
前記供給経路は、前記準備条件が満たされたあと、前記入力電圧が遮断条件を満たしたときに遮断される、
電源システム。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記準備条件は、前記入力電圧が第1の閾値よりも低いことであり、
前記遮断条件は、前記入力電圧が第2の閾値よりも低いことであり、
前記第2の閾値は、前記第1の閾値よりも低い、
請求項1に記載の電源システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記入力電圧が準備条件を満たしたとき、前記変圧部の出力電圧が前記第1の閾値以下となるように、前記変圧部の出力状態を制御する、
請求項2に記載の電源システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記入力電圧が遮断条件を満たしたとき、前記変圧部の出力電圧が目標電圧まで上がるように、前記変圧部の出力状態を制御する、
請求項3に記載の電源システム。
【請求項5】
前記変圧部は、前記入力電圧に応じた電圧を昇圧して前記蓄積部を充電する昇圧コンバータと、前記蓄積部の充電電圧を降圧して前記負荷に出力電圧を出力する降圧コンバータとを有し、
前記昇圧コンバータおよび前記降圧コンバータは、いずれか一方が動作するように構成されており、
前記制御部は、前記入力電圧が準備条件を満たしたとき、前記降圧コンバータが動作するように、前記変圧部の出力状態を制御する、
請求項1に記載の電源システム。
【請求項6】
前記準備条件は、前記入力電圧が第1の閾値よりも高いことであり、
前記遮断条件は、前記入力電圧が第2の閾値よりも高いことであり、
前記第2の閾値は、前記第1の閾値よりも高い、
請求項1に記載の電源システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品には、安定した入力電圧の供給が必要となる。SSD(Solid State Drive)などの記憶装置は、入力電圧の供給が遮断されると、記憶中のデータの破壊、消失のおそれがある。電源からの入力電圧が遮断されたあとも、電圧の供給を維持することが求められ、これを実現する技術にはPLI(Power Loss Imminent)およびPLP(Power Loss Protection)などが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-5924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PLIでは、電源からの入力電圧が遮断されるとき、バックアップ用の電源を用いて負荷に電力を供給するが、バックアップ用の電源からの電力の供給が遅れると、負荷30の動作が停止してしまうおそれがある。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、電源からの入力電圧に異常が生じる際に、電力の供給をより確実に継続するための電源システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様の電源システムは、供給経路を通じて負荷に電力を供給する電源と、電源からの入力電圧に応じた電圧を変圧して蓄積部を充電し、蓄積部の充電電圧を変圧して出力電圧を負荷に出力する変圧部と、変圧部の出力状態を制御する制御部と、を備える。制御部は、入力電圧が準備条件を満たしたとき、変圧部が負荷に出力電圧を出力できるように、変圧部の出力状態を制御する。供給経路は、準備条件が満たされたあと、入力電圧が遮断条件を満たしたときに遮断される。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電源からの入力電圧に異常が生じる際に、電力の供給をより確実に継続するための電源システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)は、電源システムが通常時に負荷に電力を供給する状態を示す。図1(b)は、電源に異常が生じたときにおける電源システムの動作を説明するための図である。
図2は、本開示の一実施形態に係る電源システムの構成の概略を示すブロック図である。
図3は、開示の一実施形態に係る電源システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図4は、本開示の一実施形態に係る電源システムの動作の流れの一例を説明するための図である。
図5は、参考技術に係る電源システムを説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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