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公開番号2024086307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201371
出願日2022-12-16
発明の名称電源遮断保護回路、電源遮断保護コントローラ、データ記憶装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 3/155 20060101AFI20240620BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】消費電力を削減する。
【解決手段】電子ヒューズ回路120は、入力ライン102と出力ライン106の間に設けられ、オン状態とオフ状態が電気的に切りかえ可能である。スイッチング電源110は、昇圧モードと降圧モードが切りかえ可能であり、昇圧モードにおいて、出力ライン106のバス電圧VBUSを昇圧してバックアップキャパシタ108を充電するとともに、降圧モードにおいて、バックアップキャパシタ108の電圧VSTRを降圧し、出力ライン106に供給する。バイパススイッチSW1は、バックアップキャパシタ108と出力ライン106の間に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力電圧を受けるべき入力ラインと、
負荷と接続されるべき出力ラインと、
バックアップキャパシタと、
前記入力ラインと前記出力ラインの間に設けられ、オン状態とオフ状態が電気的に切りかえ可能である電子ヒューズ回路と、
昇圧モードと降圧モードが切りかえ可能であり、前記昇圧モードにおいて、前記出力ラインのバス電圧を昇圧して前記バックアップキャパシタを充電するとともに、前記降圧モードにおいて、前記バックアップキャパシタの電圧を降圧し、前記出力ラインに供給するスイッチング電源と、
前記バックアップキャパシタと前記出力ラインの間に接続されたバイパススイッチと、
を備える、電源遮断保護回路。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
一端が前記出力ラインと接続され、他端が前記スイッチング電源の入力ノードと接続されたブロッキングスイッチをさらに備える、請求項1に記載の電源遮断保護回路。
【請求項3】
前記バイパススイッチの第1端は、前記バックアップキャパシタと接続され、前記バイパススイッチの第2端は、前記スイッチング電源の入力ノードと接続される、請求項2に記載の電源遮断保護回路。
【請求項4】
前記バイパススイッチの第1端は、前記バックアップキャパシタと接続され、前記バイパススイッチの第2端は、前記出力ラインと接続される、請求項2に記載の電源遮断保護回路。
【請求項5】
前記入力電圧の喪失状態において、前記バックアップキャパシタの電圧が、前記負荷に供給すべき電圧レベルより低いときに、前記バイパススイッチがオン状態であり、前記スイッチング電源のハイサイドトランジスタはオフ状態である、請求項1から4のいずれかに記載の電源遮断保護回路。
【請求項6】
前記入力電圧の喪失状態において、前記バックアップキャパシタの電圧が、前記負荷に供給すべき電圧レベルより低いときに、前記バイパススイッチがオン状態であり、前記スイッチング電源のハイサイドトランジスタはオン状態である、請求項1から4のいずれかに記載の電源遮断保護回路。
【請求項7】
前記スイッチング電源は、前記昇圧モードと前記降圧モードとで、電力伝送の方向が反転可能な昇圧/降圧双方向DC/DCコンバータを含む、請求項1から4のいずれかに記載の電源遮断保護回路。
【請求項8】
前記スイッチング電源は、
前記昇圧モードにおいてアクティブとなり、前記出力ラインと接続される入力ノードと、前記バックアップキャパシタと接続される出力ノードを有する昇圧コンバータと、
少なくとも前記降圧モードにおいてアクティブとなり、前記出力ラインと接続される入力ノードと、前記バックアップキャパシタと接続される出力ノードを有する降圧コンバータと、
を含む、請求項1から4のいずれかに記載の電源遮断保護回路。
【請求項9】
前記負荷は、SSD(Solid State Drive)である、請求項1から4のいずれかに記載の電源遮断保護回路。
【請求項10】
請求項1から4のいずれかに記載の電源遮断保護回路を備える、データ記憶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源遮断保護回路に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品には、安定した電源電圧の供給が欠かせない。ソリッドステートドライブやハードディスクなどの記憶装置は、電源電圧が瞬断されると、記憶中のデータの破壊、消失のおそれがある。入力電圧が遮断された後も、負荷がデータ待避などの必要な保護処理を実行する期間、電源電圧を維持することが求められる。このような機能は、電源遮断保護、PLP(Power Loss Protection)、PLI(Power Loss Imminent)、PFP(Power Failure Protection)などと称される。
【0003】
図1は、PLP機能を備えるシステムのブロック図である。システム2は、主電源10、負荷20および電源遮断保護回路30を備える。主電源10は、12V程度の入力電圧V
IN
を生成する。負荷20は、PMIC(電源管理回路)22および複数の電子部品24_1~24_nを含む。PMIC22は、12Vの電源電圧V
DD
を受け、それを昇圧あるいは降圧し、電子部品24_1~24_nに供給する。
【0004】
電源遮断保護回路30は、主電源10と負荷20の間に設けられる。電源遮断保護回路30は、スイッチ32、バックアップキャパシタ(ストレージキャパシタともいう)34、昇圧/降圧双方向DC/DCコンバータ36を備える。
【0005】
スイッチ32は、電子ヒューズとも称され、主電源10と負荷20を結ぶ電源ライン38上に設けられる。有効な入力電圧V
IN
が供給される間、スイッチ32はオンとなり、入力電圧V
IN
が電源電圧V
DD
として負荷20に供給される。DC/DCコンバータ36の入力端子INは、電源ライン38と接続され、出力端子OUTは、バックアップキャパシタ34と接続される。DC/DCコンバータ36は、入力電圧V
IN
が供給されている間、入力電圧V
IN
を昇圧し、バックアップキャパシタ34を充電する。バックアップキャパシタ34の容量をC、バックアップキャパシタ34に発生する電圧をV
STR
とすると、バックアップキャパシタ34に蓄えられる電荷QおよびエネルギーEは、以下の式で表される。
Q=C・V
STR
Eは、E=C・V
STR

/2
【0006】
電源遮断保護回路30は、入力電圧V
IN
の遮断(喪失)を検出すると、スイッチ32をオフする。そしてDC/DCコンバータ36は、OUT側を入力、IN側を出力とする降圧コンバータとして逆方向に動作し、バックアップキャパシタ34のキャパシタ電圧V
STR
を、電源電圧V
DD
の電圧レベルに降圧し、負荷20に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-5924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
入力電圧の遮断状態において、DC/DCコンバータ36が、バックアップキャパシタ34を電源として負荷に電力を供給すると、バックアップキャパシタの電圧が次第に低下していく。そして、バックアップキャパシタの電圧V
STR
が、負荷20に供給すべき電圧の目標レベルを下回ると、DC/DCコンバータ36のデューティサイクルが100%となり、スイッチングが停止し、DC/DCコンバータ36のハイサイドトランジスタがフルオン状態(フルオンモードという)で固定される。
【0009】
したがって、フルオンモードにおいては、ハイサイドトランジスタのオン抵抗を介して電流が流れることとなる。フルオンモードの消費電力を減らすためには、ハイサイドトランジスタのトランジスタサイズを大きくして、オン抵抗を小さくする必要がある。ところが、ハイサイドトランジスタのトランジスタサイズを大きく設計すると、ゲート容量が大きくなり、スイッチング損失の増加を招く。そのため、ハイサイドトランジスタのオン抵抗は、スイッチング損失とのトレードオフを考慮して妥協する必要がある。そのため、フルオンモードの消費電力を低下させるには限界がある。
【0010】
本開示は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、電源喪失状態において、バックアップキャパシタの電圧が低下した場合に、消費電力を低減可能な電源遮断保護回路の提供にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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