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公開番号2024085783
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200513
出願日2022-12-15
発明の名称回転電機の回転子
出願人西芝電機株式会社
代理人個人
主分類H02K 1/278 20220101AFI20240620BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転子鉄心の変形を抑止する。
【解決手段】発電機1は、磁性鋼板が軸方向Daに積層されて形成された励磁用PMG固定子鉄心32aと該励磁用PMG固定子鉄心32aに設けられたスロットに収められた励磁用PMG固定子巻線32bとから構成される励磁用PMG固定子32と、励磁用PMG固定子32の内周側に設けられ回転軸14に固定された励磁用PMG回転子鉄心34aと該励磁用PMG回転子鉄心34aの外周面に設けられた永久磁石34bとから構成される磁極と、永久磁石34bの外周面に設けられ軸方向Daの一端側及び他端側が開口する円筒形状であり内周側へ向かって収縮した状態で永久磁石34bを内周側へ向けて付勢する熱収縮チューブ34dとを備えた励磁用PMG回転子34とを設ける。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
磁性鋼板が軸方向に積層されて形成された固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられたスロットに収められた固定子巻線とから構成される固定子と、
前記固定子の内周側に設けられ回転軸に固定された回転子鉄心と該回転子鉄心の外周面に設けられた永久磁石とから構成される磁極と、前記永久磁石の外周面に設けられ前記軸方向の一端側及び他端側が開口する円筒形状であり内周側へ向かって収縮した状態で前記永久磁石を内周側へ向けて付勢する被覆部材とを備えた回転子と
を有することを特徴とする回転電機の回転子。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記被覆部材は、内周側へ向かって一定量収縮してそれ以上内周側へ収縮しない状態である
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
【請求項3】
前記被覆部材は、熱により内周側に向かって収縮する熱収縮チューブである
ことを特徴とする請求項2に記載の回転電機の回転子。
【請求項4】
前記被覆部材の外周側に設けられ前記被覆部材を覆う保護部材
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
【請求項5】
前記保護部材は、非磁性体により構成される
ことを特徴とする請求項4に記載の回転電機の回転子。
【請求項6】
前記保護部材は、絶縁材料により構成される
ことを特徴とする請求項5に記載の回転電機の回転子。
【請求項7】
前記回転子鉄心は、周方向に沿う内周面が形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の回転電機の回転子。
【請求項8】
前記回転子鉄心は、前記軸方向の一端側に開口部が形成され、前記軸方向の他端側に底部が形成されている
ことを特徴とする請求項7に記載の回転電機の回転子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機の回転子に関し、例えば回転子と固定子とを有する発電機に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、固定子及び回転子を有するモータが広く知られている。このようなモータにおいては、固定子が、固定子鉄心と、該固定子鉄心の内周側のスロット内に収められた固定子巻線とにより構成されており、回転子が、固定子の内周側に設けられており、回転子鉄心と、回転子鉄心の外周側に設けられた永久磁石とにより構成されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような回転子は、例えば図5に示すような、励磁用PMG回転子234がある。励磁用PMG回転子234は、環状の励磁用PMG固定子(図示せず)の内周側に設けられており、励磁用PMG回転子鉄心34aと、励磁用PMG回転子鉄心34aの外周側に設けられた永久磁石34bと、テープ34cとにより構成されている。
【0004】
永久磁石34bは、励磁用PMG回転子鉄心34aの外周側の表面に磁力による吸引力により吸着しており、励磁用PMG回転子鉄心34aの外周面との間に接着剤が塗布されることにより、励磁用PMG回転子鉄心34aに対し吸着位置がずれることが防止されている。また永久磁石34bの外周面を含む励磁用PMG回転子234の外周面には、励磁用PMG回転子234の外周面を覆うようにテープ34cが巻き付けられている。これによりテープ34cは、永久磁石34bの表面を保護すると共に、永久磁石34b同士の反発力により励磁用PMG回転子鉄心34aに対し永久磁石34bの吸着位置がずれることを防止している。
【0005】
このような励磁用PMG回転子234は、製造時において、図6に示すように、ワニスを含んだテープ34cが手作業により永久磁石34bの外周側にテンションがかけられながら何周にも亘って巻き付けられることにより、永久磁石34bの外周側にテープ34cが巻回される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7068422号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながらそのような励磁用PMG回転子234においては、テープ34cが永久磁石34bの外周側にテンションがかけられながら手作業で巻き付けられるため、テープ34cのテンションのかかり方が不均一となり、励磁用PMG回転子鉄心34aが歪んで変形してしまう可能性があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、回転子鉄心の変形を抑止し得る回転電機の回転子を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため本発明の回転電機の回転子においては、磁性鋼板が軸方向に積層されて形成された固定子鉄心と該固定子鉄心に設けられたスロットに収められた固定子巻線とから構成される固定子と、固定子の内周側に設けられ回転軸に固定された回転子鉄心と該回転子鉄心の外周面に設けられた永久磁石とから構成される磁極と、永久磁石の外周面に設けられ軸方向の一端側及び他端側が開口する円筒形状であり内周側へ向かって収縮した状態で永久磁石を内周側へ向けて付勢する被覆部材とを備えた回転子とを設けるようにした。
【0010】
本発明は、永久磁石の外周側を被覆部材とで覆う際に、回転子鉄心に対し、周方向に沿って全周に亘って、回転軸中心に向かう方向へ均一なテンションをかけることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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