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公開番号2024085209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199611
出願日2022-12-14
発明の名称半導体集積回路装置及び車両
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H01L 21/822 20060101AFI20240619BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】後段回路に故障を通知することができ、後段回路に対する制約を少なくすることができる半導体集積回路装置を提供する。
【解決手段】半導体集積回路装置(1)は、受け取った信号を処理するように構成された信号処理回路(13、14、15、18)と、前記半導体集積回路装置内の故障を検出するように構成された故障検出回路(16)と、出力端子(T3)と、を有する。前記故障検出回路によって前記故障が検出されていない場合、前記出力端子から前記信号処理回路の出力信号が外部出力される。前記故障検出回路によって前記故障が検出されている場合、前記出力端子から前記故障の内容を通知するコマンドが外部出力される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
受け取った信号を処理するように構成された信号処理回路を有する半導体集積回路装置であって、
前記半導体集積回路装置内の故障を検出するように構成された故障検出回路と、
出力端子と、
を有し、
前記故障検出回路によって前記故障が検出されていない場合、前記出力端子から前記信号処理回路の出力信号が外部出力され、
前記故障検出回路によって前記故障が検出されている場合、前記出力端子から前記故障の内容を通知するコマンドが外部出力される、半導体集積回路装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記故障検出回路によって前記故障が検出されている場合、前記コマンドが定期的に外部出力される、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
【請求項3】
前記故障検出回路によって前記故障が検出されると、前記出力端子が一旦ハイインピーダンス状態になり、その後、前記コマンドが外部出力される、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
【請求項4】
前記ハイインピーダンス状態は、一定期間保持される、請求項3に記載の半導体集積回路装置。
【請求項5】
前記信号処理回路は、前記出力端子に接続されるドライバを含み、
前記ドライバは、オープンドレイン回路又は又はオープンコレクタ回路である、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
【請求項6】
前記出力端子は、プルアップ抵抗に外付け接続可能に構成されている、請求項5に記載の半導体集積回路装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置を有する、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、半導体集積回路装置及びこれを用いた車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、半導体集積回路装置が種々開発されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-113390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半導体集積回路装置は、例えば車両に搭載される。近年、車両に搭載される半導体集積回路装置に対し、車両の機能安全を達成するためのプロセスを規定したISO26262規格の適用要求が増えている。ISO26262規格では、故障が与える影響の大きさにより、故障が発生した場合に安全を回避することができる故障の割合を示す指標が規定されている。ASIL(Automotive Safety Integrity Level)は、システムが非安全状態になったときの影響の深刻度を示す指標である。
【0005】
システムの一部を構成する半導体集積回路装置についても、一部のASILが割り当てられる。割り当てられたASILを満たすためには、半導体集積回路装置が故障を検出して後段回路に故障を通知して後段回路に危険回避を促すなどの安全機構が必要である。
【0006】
そして、端子数の少ない半導体集積回路装置では、故障通知の手法を工夫する必要がある。
【0007】
例えば電源電圧とグラウンド電圧との間の電源に故障通知信号を重畳する電源重畳通信を用いる構成が考えられる。しかしながら、当該構成では、半導体集積回路装置及び後段回路の双方に特殊な通信回路(電源重畳通信回路)が必要となる。
【0008】
また例えば通常時に信号出力端子から出力される信号の範囲が限定され、故障通知時に信号出力端子から限定範囲外のレベルの信号が出力される構成が考えられる。しかしながら、当該構成では、限定範囲内のレベルの信号であるか限定範囲外のレベルの信号であるかを判別する回路が後段回路に必要となる。
【0009】
また例えば通常時に信号出力端子から出力される信号に周期的な信号を重畳し、故障通知時に信号出力端子から出力される信号に周期的な信号を重畳しない構成が考えられる。しかしながら、当該構成では、周期的な信号を検出する回路が後段回路に必要となる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本明細書中に開示されている半導体集積回路装置は、受け取った信号を処理するように構成された信号処理回路と、前記半導体集積回路装置内の故障を検出するように構成された故障検出回路と、出力端子と、を有する。前記故障検出回路によって前記故障が検出されていない場合、前記出力端子から前記信号処理回路の出力信号が外部出力される。前記故障検出回路によって前記故障が検出されている場合、前記出力端子から前記故障の内容を通知するコマンドが外部出力される。
(【0011】以降は省略されています)

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