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公開番号2024049330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2023122929
出願日2023-07-28
発明の名称プリント配線板
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類H05K 3/40 20060101AFI20240402BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】高い品質を有するプリント配線板を提供する。
【解決手段】プリント配線板2は、第1導体層10、ビア導体用の開口26と第1面22と第2面24とを有する樹脂絶縁層20及び第2導体層30と開口26内に形成されていて、第1導体層10と第2導体層30とを接続するビア導体40を有する。第2導体層30とビア導体40は、シード層30aとシード層30a上に形成される電解めっき層30bによって形成されている。シード層30aは、第1面22上の第1部分P1と開口26の内壁面27上の第2部分P2と開口26から露出する第1導体層10上の第3部分P3とを有している。第1部分P1の厚さは第2部分P2の厚さと第3部分P3の厚さより厚い。第2部分P2は、ほぼ平滑な第1膜110とほぼ平滑な第2膜122を有している。第1膜110と第2膜122は電気的に繋がっており、第1膜110の一部が第2膜122上に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1導体層と、
前記第1導体層上に形成されていて、前記第1導体層を露出するビア導体用の開口と第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層と、
前記樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、
前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有するプリント配線板であって、
前記第2導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されており、
前記シード層は、前記第1面上の第1部分と前記開口の内壁面上の第2部分と前記開口から露出する前記第1導体層上の第3部分とを有しており、前記第1部分の厚さは前記第2部分の厚さと前記第3部分の厚さより厚く、
前記第2部分は、ほぼ平滑な第1膜とほぼ平滑な第2膜を有しており、前記第1膜と前記第2膜は電気的に繋がっており、前記第1膜の一部が前記第2膜上に形成されている。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1膜の先端が前記第2膜の後端上に形成されている。
【請求項3】
請求項1のプリント配線板であって、前記第1膜と前記第2膜は同時に形成されている。
【請求項4】
請求項1のプリント配線板であって、前記第2部分の断面は略階段状の形状を有する。
【請求項5】
請求項1のプリント配線板であって、前記シード層は第1層と前記第1層上に形成される第2層を有しており、前記第1層が前記第1膜と前記第2膜を有する。
【請求項6】
請求項5のプリント配線板であって、前記第1膜の先端が前記第2膜の後端上に形成されている。
【請求項7】
請求項5のプリント配線板であって、前記第1層の断面は略階段状の形状を有する。
【請求項8】
請求項1のプリント配線板であって、前記第3部分の厚さは前記第2部分の厚さより厚い。
【請求項9】
請求項1のプリント配線板であって、前記シード層は、第1層と前記第1層上に形成される第2層とを有しており、
前記第1層の前記第1部分の厚さは前記第1層の前記第2部分の厚さおよび前記第1層の前記第3部分の厚さより厚く、前記第1層の前記第3部分の厚さは前記第1層の前記第2部分の厚さより厚い。
【請求項10】
請求項9のプリント配線板であって、前記第2層の前記第1部分の厚さは前記第2層の前記第2部分の厚さおよび前記第2層の前記第3部分の厚さより厚く、前記第2層の前記第3部分の厚さは前記第2層の前記第2部分の厚さより厚い。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、プリント配線板に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、樹脂基板と樹脂基板上に形成されている樹脂絶縁層と導体回路を有するプリント配線板を開示する。導体回路は、特定の金属を含む合金層を介して樹脂絶縁層上に形成されている。例えば、特許文献1の8段落に特定の金属は示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-124602号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の合金層を備えるプリント配線板では、導体回路と樹脂絶縁層の密着力が十分ではないと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のプリント配線板は、第1導体層と、前記第1導体層上に形成されていて、前記第1導体層を露出するビア導体用の開口と第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する樹脂絶縁層と、前記樹脂絶縁層の前記第1面上に形成されている第2導体層と、前記開口内に形成されていて、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続するビア導体、とを有する。前記第2導体層と前記ビア導体は、シード層と前記シード層上に形成される電解めっき層によって形成されている。前記シード層は、前記第1面上の第1部分と前記開口の内壁面上の第2部分と前記開口から露出する前記第1導体層上の第3部分とを有している。前記第1部分の厚さは前記第2部分の厚さと前記第3部分の厚さより厚い。前記第2部分は、ほぼ平滑な第1膜とほぼ平滑な第2膜を有している。前記第1膜と前記第2膜は電気的に繋がっており、前記第1膜の一部が前記第2膜上に形成されている。
【0006】
本発明の実施形態のプリント配線板では、第2部分は第1膜と第2膜を有しており、第1膜の一部が第2膜上に形成されている。第1膜と第2膜が部分的に重なっている。そのため、開口の内壁面上のシード層(第2部分)の強度が高い。第2部分が断線しがたい。第2部分は、ほぼ平滑な第1膜とほぼ平滑な第2膜で形成される。そのため、高周波信号が伝送される時、伝送損失が小さい。さらに、第1部分の厚みが第2部分の厚さと第3部分の厚さより厚い。そのため、第1面上のシード層(第1部分)が破断しがたい。第2部分の厚さが第1部分の厚さより小さい。シード層形成後のビア導体用の開口の体積を大きくすることができる。ビア導体用の開口の径が小さくても、ビア導体用の開口を電解めっき層で充填することができる。第1導体層とビア導体は第3部分を介して接続される。第3部分の厚さが第1部分の厚さより小さい。第3部分の影響を小さくすることができる。第3部分を介する接続抵抗が高くなりがたい。高品質のプリント配線板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のプリント配線板を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の一部を模式的に示す断面写真。
内壁面の一部を模式的に示す拡大断面図。
シード層の一部を模式的に示す拡大断面図。
シード層の一部を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す断面図。
実施形態のプリント配線板の製造方法を模式的に示す拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態のプリント配線板2を示す断面図である。図2は実施形態のプリント配線板2の一部を示す拡大断面図である。図1に示されるように、プリント配線板2は絶縁層4と第1導体層10と樹脂絶縁層20と第2導体層30とビア導体40とを有する。
【0009】
絶縁層4は樹脂を用いて形成される。絶縁層4はシリカ等の無機粒子を含んでもよい。絶縁層4はガラスクロス等の補強材を含んでもよい。絶縁層4は第3面6と第3面6と反対側の第4面8を有する。
【0010】
第1導体層10は絶縁層4の第3面6上に形成されている。第1導体層10は信号配線12とパッド14を含む。図に示されていないが、第1導体層10は信号配線12とパッド14以外の導体回路も含んでいる。第1導体層10は主に銅によって形成される。第1導体層10は絶縁層4上のシード層10aとシード層10a上の電解めっき層10bで形成されている。シード層10aはスパッタリングによって形成されている。シード層10aは第3面6上の第1層11aと第1層11a上の第2層11bで形成されている。第1層11aは絶縁層4に接している。第2層11bは必須ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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