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公開番号2024055014
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161571
出願日2022-10-06
発明の名称加熱調理器
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20240411BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】少なくとも2つの誘導加熱コイルを有するコンロ部と、調理庫部とを有する加熱調理器において、ユーザの使い勝手を向上させる。
【解決手段】コンロ部2が使用されるときのコンロ部使用可能電力値は、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部6が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づき設定され、コンロ部2で少なくとも2つの誘導加熱コイル20,21が同時に使用される場合、調理庫部6の使用の有無に関わらず、コンロ部2の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値がコンロ部使用可能電力値内に収まるように、各誘導加熱コイル20,21の最大出力を抑制する火力抑制制御を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
加熱調理器本体と、
加熱調理器本体の上面を覆う天板と、
天板上に載置された被調理物を加熱する複数のコンロ部加熱手段を有するコンロ部と、
加熱調理器本体内に収容された調理庫、及び調理庫内の被調理物を加熱する調理庫部加熱手段を有する調理庫部と、
コンロ部加熱手段や調理庫部加熱手段の加熱運転を制御する制御部と、を備え、
コンロ部は、複数のコンロ部加熱手段として、少なくとも2つの誘導加熱コイルを有する加熱調理器であって、
コンロ部が使用されるときのコンロ部使用可能電力値は、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づき設定されており、
制御部は、コンロ部で少なくとも2つの誘導加熱コイルが使用される場合、調理庫部の使用の有無に関わらず、コンロ部の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値がコンロ部使用可能電力値内に収まるように、誘導加熱コイルの最大出力を抑制する火力抑制制御を実行する、加熱調理器。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
加熱調理器本体と、
加熱調理器本体の上面を覆う天板と、
天板上に載置された被調理物を加熱する複数のコンロ部加熱手段を有するコンロ部と、
加熱調理器本体内に収容された調理庫、及び調理庫内の被調理物を加熱する調理庫部加熱手段を有する調理庫部と、
コンロ部加熱手段や調理庫部加熱手段の加熱運転を制御する制御部と、を備え、
コンロ部は、複数のコンロ部加熱手段として、少なくとも2つの誘導加熱コイルを有する加熱調理器であって、
コンロ部のコンロ部加熱手段は、全てのコンロ部加熱手段が最大出力で使用されたときでも、コンロ部の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値が、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づくコンロ部使用可能電力値内に収まるように設定されている加熱調理器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の加熱調理器おいて、
調理庫部は、グリル部であり、
調理庫部は、調理庫部加熱手段として、グリルバーナを有する、加熱調理器。
【請求項4】
請求項3に記載の加熱調理器おいて、
コンロ部は、複数のコンロ部加熱手段として、少なくとも2つの導加熱コイルと、少なくとも1つのコンロバーナとを有する、加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器に関する。特に、本発明は、少なくとも2つの誘導加熱コイルを有するコンロ部と、調理庫部とを備える加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンロ部加熱手段として複数の誘導加熱コイルを有するコンロ部と、グリル部加熱手段として電熱ヒータを有するグリル部とを備えた加熱調理器がある。加熱調理器では、調理性能上、コンロ部及びグリル部でそれぞれ、できるだけ安定した火力が求められているが、一般家庭における電源容量、配線容量、コンセントの種類等の電源事情に基づく制約や安全上の制約などから、機器全体の最大の総合消費電力値を所定の電力値の範囲内で制御する必要がある。例えば、複数の誘導加熱コイルの合計の最大加熱出力が加熱調理器全体の最大定格消費電力値より大きな加熱調理器では、複数の誘導加熱コイルを同時に一定以上の出力で使用することができない。このため、複数の誘導加熱コイルを使用する場合、所定の消費電力値内に収まるように各誘導加熱コイルの出力を可変制御することが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
しかしながら、特許文献1の加熱調理器では、消費電力値の大きなグリル部も有するから、コンロ部及びグリル部の加熱手段の使用の組み合わせによって、グリル部を使用することができないという問題がある。また、グリル部を使用できる場合でも、複数の誘導加熱コイルを同時に使用すると、各誘導加熱コイルの出力が調理途中で可変されるから、コンロ部でユーザの望む加熱調理を実行することができないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-347026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、少なくとも2つの誘導加熱コイルを有するコンロ部と、調理庫部とを有する加熱調理器において、ユーザの使い勝手を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様によれば、
加熱調理器本体と、
加熱調理器本体の上面を覆う天板と、
天板上に載置された被調理物を加熱する複数のコンロ部加熱手段を有するコンロ部と、
加熱調理器本体内に収容された調理庫、及び調理庫内の被調理物を加熱する調理庫部加熱手段を有する調理庫部と、
コンロ部加熱手段や調理庫部加熱手段の加熱運転を制御する制御部と、を備え、
コンロ部は、複数のコンロ部加熱手段として、少なくとも2つの誘導加熱コイルを有する加熱調理器であって、
コンロ部が使用されるときのコンロ部使用可能電力値は、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づき設定されており、
制御部は、コンロ部で少なくとも2つの誘導加熱コイルが使用される場合、調理庫部の使用の有無に関わらず、コンロ部の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値がコンロ部使用可能電力値内に収まるように、誘導加熱コイルの最大出力を抑制する火力抑制制御を実行する、加熱調理器が提供される。
【0007】
上記本技術の第1の態様の加熱調理器によれば、コンロ部が使用されるときのコンロ部使用可能電力値は、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づき設定されているから、コンロ部の使用によって調理庫部の使用が制限を受けることはない。また、上記本技術の第1の態様の加熱調理器によれば、コンロ部で2以上の誘導加熱コイルが使用される場合、調理庫部の使用の有無に関わらず、コンロ部の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値がコンロ部使用可能電力値内に収まるように、誘導加熱コイルの最大出力を抑制する火力抑制制御が実行されるから、コンロ部の各誘導加熱コイルの出力の変化を防止することができる。これにより、ユーザの使い勝手を向上させることができる。なお、本明細書において、最大定格消費電力値とは、通常の電化製品と同様に、加熱調理器の機能を安全に達成できる最大の消費電力値をいう。また、後述するように、調理庫部総和最大消費電力値とは、調理庫部を使用するときの最大の消費電力値をいい、コンロ部総和消費電力値とは、コンロ部を使用するときの消費電力値の総和をいい、コンロ部使用可能電力値とは、コンロ部を使用するときに使用可能な電力値をいう。
【0008】
本技術の第2の態様によれば、
加熱調理器本体と、
加熱調理器本体の上面を覆う天板と、
天板上に載置された被調理物を加熱する複数のコンロ部加熱手段を有するコンロ部と、
加熱調理器本体内に収容された調理庫、及び調理庫内の被調理物を加熱する調理庫部加熱手段を有する調理庫部と、
コンロ部加熱手段や調理庫部加熱手段の加熱運転を制御する制御部と、を備え、
コンロ部は、複数のコンロ部加熱手段として、少なくとも2つの誘導加熱コイルを有する加熱調理器であって、
コンロ部のコンロ部加熱手段は、全てのコンロ部加熱手段が最大出力で使用されたときでも、コンロ部の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値が、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づくコンロ部使用可能電力値内に収まるように設定されている加熱調理器が提供される。
【0009】
上記本技術の第2の態様の加熱調理器によれば、コンロ部のコンロ部加熱手段は、全てのコンロ部加熱手段が最大出力で使用されたときでも、コンロ部の消費電力値の総和であるコンロ部総和消費電力値が、加熱調理器の最大定格消費電力値と、調理庫部が使用されるときの調理庫部の消費電力値の総和である調理庫部総和最大消費電力値とに基づくコンロ部使用可能電力値内に収まるように設定されているから、コンロ部の使用による調理庫部の運転の制限や、コンロ部の各誘導加熱コイルの出力の変化を防止することができる。これにより、簡易な手段により、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【0010】
本技術の第3の態様によれば、上記第1または第2の態様の加熱調理器において、
調理庫部は、グリル部であり、
調理庫部は、調理庫部加熱手段として、グリルバーナを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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