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公開番号2024047698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153338
出願日2022-09-27
発明の名称電子機器
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20240401BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】給気ダクトからの冷却風のような風を有効活用することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、電子回路ユニットが挿入される空間を有する機器筐体と、上記機器筐体の外部から上記空間へ空気を導入する給気ダクトと、上記機器筐体の上記空間の空気を上記機器筐体の外部へ排出する排気ダクトと、上記給気ダクトの上記空間側の端部に設けられた一対の閉塞部材であって、上記電子回路ユニットが上記空間に挿入された状態では、互いに離間して上記給気ダクトから導入される空気の通過を許容し、上記電子回路ユニットが上記空間に挿入されていない状態では、互いに接触して上記給気ダクトから導入される空気の通過を阻害する、一対の閉塞部材と、を含む。
【選択図】 図1C
特許請求の範囲【請求項1】
電子回路ユニットが挿入される空間を有する機器筐体と、
前記機器筐体の外部から前記空間へ空気を導入する給気ダクトと、
前記機器筐体の前記空間の空気を前記機器筐体の外部へ排出する排気ダクトと、
前記給気ダクトの前記空間側の端部に配置された一対の閉塞部材であって、前記電子回路ユニットが前記空間に挿入された状態では、互いに離間して前記給気ダクトから導入される空気の通過を許容し、前記電子回路ユニットが前記空間に挿入されていない状態では、互いに接触して前記給気ダクトから導入される空気の通過を阻害する、一対の閉塞部材と、を含む
電子機器。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記空間に前記電子回路ユニットが挿入されるときに、前記電子回路ユニットの挿入を案内するガイドレールを前記機器筐体は含み、
前記一対の閉塞部材の一端は、前記ガイドレールに近接して配置されている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記排気ダクトの前記空間側の端部に設けられた一対の閉塞部材をさらに含み、
前記排気ダクトの前記空間側の端部に設けられた前記一対の閉塞部材は、前記電子回路ユニットが前記空間に挿入された状態では、互いに離間して前記空間と前記排気ダクトとの間の空気の通過を許容し、前記電子回路ユニットが前記空間に挿入されていない状態では、互いに接触して前記空間と前記排気ダクトとの間の空気を阻害する、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記給気ダクト側の前記一対の閉塞部材と、前記排気ダクト側の前記一対の閉塞部材とは、前記空間を挟んで対向している、
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記給気ダクト側の前記一対の閉塞部材は、前記空間に前記電子回路ユニットが挿入される側の端部に、傾斜面を有する、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項6】
前記排気ダクト側の前記一対の閉塞部材は、前記空間に前記電子回路ユニットが挿入される側の端部に、傾斜面を有する、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項7】
前記機器筐体の前記空間に挿入される前記電子回路ユニットは、その側面にくさび型形状の部品を含む、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項8】
前記くさび型形状の部品は、空気の通過を許容する開口部を含む、
請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記機器筐体の前記空間に挿入される前記電子回路ユニットは、その両側面にくさび型形状の部品を含む、
請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
【請求項10】
前記くさび型形状の部品は、空気の通過を許容する開口部を含む、
請求項9に記載の電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関し、特に機器筐体に電子回路ユニットが挿入される空間を有する電子機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
機器筐体に1つ又は複数の電子回路ユニットが挿入される空間を有する電子機器が、知られている。この電子機器は、上記空間へ冷却風のような風を供給する給気ダクトと、上記空間を通過した風を排出する排気ダクトと、を含む。電子回路ユニットは機器筐体の上記空間に挿入された状態で稼働し、給気ダクトからの上記冷却風により空冷され、上記空間を通過した風は排気ダクトから電子機器の外部へ排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-192607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した背景技術の電子機器には、以下のような課題がある。
【0005】
機器筐体の上記空間から電子回路ユニットを取り外した状態においては、電子回路ユニットが挿入されていない空間に対しても給気ダクトから冷却風が供給されてしまうため、給気ダクトからの冷却風の有効活用がされない、という課題がある。またこのような機器筐体の上記空間から電子回路ユニットを取り外した状態においては、機器筐体の上記空間を通過した冷却風が排気ダクトへ漏れ出してしまい、冷却風の有効活用がされない、という課題がある。
【0006】
また複数の電子回路ユニットが挿入される空間を有する機器筐体を想定すると、上記空間から1つの電子回路ユニットを取り外した状態においては、電子回路ユニットが挿入されていない空間に対しても給気ダクトから冷却風が供給されてしまう。この際には、機器筐体の空間に挿入されている電子回路ユニットに対して、給気ダクトから供給される冷却風の風圧低下が発生する。またこの際には、電子回路ユニットが挿入されていない空間から上記空間を通過した冷却風が排気ダクトへ漏れ出してしまう。このため、機器筐体の空間に挿入されている電子回路ユニットの近傍を通過し排気ダクトへ排出される冷却風の風圧低下が発生する。
【0007】
このような複数の電子回路ユニットが挿入される空間を有する機器筐体において、上記空間から1つの電子回路ユニットを取り外した状態によって生じる上記課題の対策としては、電子回路ユニットの代わりにダミーの箱状部品を上記空間に挿入することも考えられる。このようなダミーの箱状部品を上記空間に挿入することによって、給気ダクトから供給される冷却風の風圧低下といった課題や、電子回路ユニットの近傍を通過し排気ダクトへ排出される冷却風の風圧低下といった課題を解決することができる。その一方で、ダミーの箱状部品の挿抜といった人手による作業が必要になる、といった新たな課題が生じてしまう。
【0008】
特許文献1は、電子機器に関するものであり、電子回路ユニットの機器筐体への挿脱に連動して空気取入口を開放、或いは閉塞することにより容易な取扱い操作を実現することが、提案されている。特許文献1では、電子回路ユニットの底面に挿入側が基端側に比べて放熱面から離れる方向に傾斜した傾斜面(解放駆動部)を電子回路ユニットに設けること、機器筐体の遮蔽板には電子回路ユニットの上記傾斜面と平行に傾斜した係合部を設けることが提案されている。特許文献1では、電子回路ユニットが機器筐体に挿入されると、上記傾斜面が機器筐体の遮蔽板の係合部に係合して遮蔽板を移動付勢して空気取入口を開放することができる。一方、特許文献1では、電子回路ユニットを機器筐体から抜脱すると、空気取入口が閉塞されて空気取入口からの外部空気の侵入を阻止することができる。特許文献1ではこの機構により、電子回路ユニットの機器筐体への挿脱に連動して空気取入口の開放、或いは閉塞を実現している。
【0009】
しかしながら、特許文献1が提案する機構においては、電子回路ユニットの傾斜面(解放駆動部)は、電子回路ユニットの機器筐体への挿脱に連動して空気取入口を開放、或いは閉塞することのみに寄与する専用部品である。このため、機器筐体と、機器筐体に挿入される電子回路ユニットとにおいて求められる他の観点でも貢献できる課題解決手段が求められる。
【0010】
本発明の目的は、上述した課題に鑑み、給気ダクトからの冷却風のような風を有効活用することができる電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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