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公開番号2024025916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2022129290
出願日2022-08-15
発明の名称管理システム
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 13/00 20060101AFI20240220BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電子部品が搭載される基板の作業ラインに対して実行される作業の作業コストを可視化できる管理システムを提供する。
【解決手段】管理システムMSは、電子部品が搭載される基板を生産する実装基板生産ライン1の管理システムである。管理システムMSは、実装基板生産ライン1が含む複数の作業部に関する情報を表示するモニター2Mと、前記複数の作業部に発生した異常の処理に関するデータの入力を受け付けるデータ取得部21と、データ取得部21が受け付けた異常の復旧に必要な復旧負担量を算出する算出部22と、前記発生した異常の内容と、当該異常の復旧について算出された前記復旧負担量と、を関連付けてモニター2Mに表示させる表示制御部23と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品が搭載される基板を搬送する搬送路と、当該搬送路上に配置され前記基板に所定の作業を施す複数の作業部と、を含む作業ラインの管理システムであって、
前記複数の作業部に関する情報を表示する表示部と、
前記複数の作業部に発生した異常の処理に関するデータの入力を受け付けるデータ取得部と、
前記データ取得部が受け付けた異常の復旧に必要な復旧負担量を算出する算出部と、
前記発生した異常の内容と、当該異常の復旧について算出された前記復旧負担量と、を関連付けて前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える管理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の管理システムにおいて、
前記データは、前記異常を復旧させるのに要した復旧時間および前記異常を復旧させるために必要な復旧資材費の少なくとも一つを含み、
前記算出部は、前記データと、前記異常の復旧に作業者の関与を要したときは当該作業者の人件費とに基づいて前記復旧負担量を算出する、管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の管理システムにおいて、
復旧負担量の基準値を記憶する基準値記憶部を備え、
前記表示制御部は、前記算出部が算出した復旧負担量の中に前記基準値よりも大きい特定復旧負担量が存在する場合、前記特定復旧負担量を他の復旧負担量と識別可能に前記表示部に表示させる、管理システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記複数の作業部を有する単一の作業装置が、前記搬送路に配置されることによって前記作業ラインが構成され、
前記表示制御部は、前記単一の作業装置が備える前記複数の作業部について発生した異常の内容と、当該異常の復旧について算出された前記復旧負担量と、を関連付けて前記表示部に表示させる、管理システム。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
一つまたは複数の作業部を有する作業装置が、前記搬送路に複数台配置されることによって前記作業ラインが構成され、
前記表示制御部は、前記複数台の作業装置に跨がって備えられている前記複数の作業部について発生した異常の内容と、当該異常の復旧について算出された前記復旧負担量と、を関連付けて前記表示部に表示させる、管理システム。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記表示制御部は、前記発生した異常についての時間情報を、前記発生した異常に関連付けて前記表示部に表示させる、管理システム。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記作業ラインに従事する作業者についての作業に関する特定情報を記憶する作業者情報記憶部と、
過去に発生した前記異常の発生実績から直近に発生し得る異常を推測する推測部と、
前記推測部が推測した前記異常の復旧に携わるべき作業者を、前記特定情報に基づき決定する決定部と、をさらに備え、
前記表示制御部は、前記決定部が決定した作業者の情報を前記表示部に表示させる、管理システム。
【請求項8】
請求項7に記載の管理システムにおいて、
前記作業者情報記憶部が記憶する前記特定情報には、各作業者と、対応可能な前記異常の復旧作業とを関連付けた作業可能リストが含まれる、管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品が搭載される基板に対して複数の作業を行う作業ラインの管理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子部品が搭載される基板は、例えば当該基板に回路パターンを印刷する印刷機、前記基板に電子部品を実装する実装機、部品実装後の前記基板を検査する検査機などの各種作業装置を含む作業ラインを通して生産される。前記作業ラインに対して、作業員が種々の作業を行う必要があり、その作業の管理も必要となる。特許文献1には、作業ラインの作業装置に対して作業員が実行した整備作業のデータを収集し、作業ラインに含まれる検査装置の検査結果データと照合して整備作業の効果を確認するシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-194921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業ラインを管理するに際しては、当該作業ラインについての作業量を管理することが望ましい。前記作業ラインでは、各作業装置で発生するエラーの処理やメンテナンスの作業が発生する。特許文献1のシステムによれば、実行された作業の全体データは収集できるが、これらの作業について、どの作業員がどれだけの作業を負担したかまでの管理は行えない。すなわち、作業コストが可視化されていない。このため、例えば人件費の高い作業員が多くの作業負担を担って作業コストが割高になっている等、の不具合が看過されている状態にある。
【0005】
本発明の目的は、電子部品が搭載される基板の作業ラインに対して実行される作業の作業コストを可視化できる管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面に係る管理システムは、電子部品が搭載される基板を搬送する搬送路と、当該搬送路上に配置され前記基板に所定の作業を施す複数の作業部と、を含む作業ラインの管理システムであって、前記複数の作業部に関する情報を表示する表示部と、前記複数の作業部に発生した異常の処理に関するデータの入力を受け付けるデータ取得部と、前記データ取得部が受け付けた異常の復旧に必要な復旧負担量を算出する算出部と、前記発生した異常の内容と、当該異常の復旧について算出された前記復旧負担量と、を関連付けて前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【0007】
この管理システムによれば、作業ラインが備える複数の作業部に発生した異常の内容と、異常の復旧に要した復旧負担量とが関連付けられて、表示部に表示される。このため、どの作業部がどれだけの復旧負担量を要したか、つまり作業コストを可視化することができる。当該表示に基づいて作業ラインの管理者は、例えば過剰に復旧負担量が生じている作業部について、人員配置の見直しや装置改良など、前記復旧負担量を軽減する工夫を施すことが可能となる。
【0008】
上記の管理システムにおいて、前記データは、前記異常を復旧させるのに要した復旧時間および前記異常を復旧させるために必要な復旧資材費の少なくとも一つを含み、前記算出部は、前記データと、前記異常の復旧に作業者の関与を要したときは当該作業者の人件費とに基づいて前記復旧負担量を算出することが望ましい。
【0009】
この態様によれば、復旧時間、復旧資材費および復旧に関与した作業者の人件費に基づいて、実状に即した復旧負担量を算出させることができる。従って、作業ラインに対して実行される作業の作業コストを的確に表示させ得る。
【0010】
上記の管理システムにおいて、復旧負担量の基準値を記憶する基準値記憶部を備え、前記表示制御部は、前記算出部が算出した復旧負担量の中に前記基準値よりも大きい特定復旧負担量が存在する場合、前記特定復旧負担量を他の復旧負担量と識別可能に前記表示部に表示させることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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