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公開番号2024015741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-06
出願番号2022118015
出願日2022-07-25
発明の名称函体
出願人未来工業株式会社
代理人個人
主分類H05K 5/02 20060101AFI20240130BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】
カメラ取付装置、或いは配線函に用いられて、防水効果が高くて、取付工事の作業性のよい函体の提供である。
【解決手段】
環状に形成されて内部を囲む外郭壁1を備えた函本体Dと、当該函本体Dの前面開口の全体を覆う蓋体Eとを備えた函体であって、前記函本体Dにおける前記外郭壁1の内側の空間は区画壁2により区画されて、区画された少なくとも一つの空間は、前記函本体Dの底壁4とにより囲まれて、配線類71を収容する内側内部空間3が形成され、前記函本体Dを構造物Fに直接又は間接に固定する固定ねじ(止着部材)72が挿通される貫通孔5a,5bを有する固定部が、前記内側内部空間3の外側である前記外郭壁1と前記区画壁2との間に設けられた構成とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
環状に形成されて内部を囲む外郭壁を備えた函本体と、当該函本体の前面開口の全体を覆う蓋体と、を備えた函体であって、
前記函本体における前記外郭壁の内側の空間は区画壁により区画されて、区画された少なくとも一つの空間は、前記函本体の底壁とにより囲まれて、配線類を収容する内部空間が形成され、
前記函本体を構造物に直接又は間接に固定する止着部材が挿通される貫通孔を有する固定部が、前記内部空間の外側である前記外郭壁と前記区画壁との間に設けられていることを特徴とする函体。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記内部空間には、その内部を前記函本体の前面側に臨ませる開口部が形成され、
前記開口部には、当該開口部と前記函本体の前面側を覆った状態の前記蓋体との間を止水する止水部が設けられ、
前記底壁の前記内部空間に臨む箇所に、前記函本体を構造物に直接的に又は間接的に固定するための固定部材が挿通される固定孔が、除去可能な閉鎖部により水密を保持して閉鎖された状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の函体。
【請求項3】
前記蓋体の前面側にカメラが固定されるカメラ固定部が設けられ、
前記各カメラ固定部における前記止水部で囲まれた前記開口部の直上に位置する部分には、前記蓋体を貫通することなく表面に窪み形成され、ねじ込まれるタッピングビスにより貫通される複数の固定凹部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の函体。
【請求項4】
前記蓋体は、軸支部により前記函本体に、前記開口部を閉塞する位置と開放する位置との間を回動可能なように連結され、前記軸支部は、前記開口部を閉塞する前記蓋体によって、覆い隠されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の函体。
【請求項5】
前記底壁の裏側には、構造物を締め付けて前記函本体を固定するための固定バンドが挿通されるバンド挿通孔が、前記内部空間と連通することなく、かつ、前記外郭壁の背面側よりも突出しない状態に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の函体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、監視カメラの取付け等に使用されて、内部に配線を収容するのに使用される函体に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
上記函体の用途と同一のカメラ取付装置が、特許文献1に開示されている。このカメラ取付装置は、監視カメラ等のカメラ設置場所に固定される第1取付台部材12と、当該第1取付台部材12に対してヒンジ部22を介して開閉可能に結合された第2取付台部材14とを備え、第1及び第2の各取付台部材12,14とにより、カメラ配線を通す内部配線室20が形成され、取付工事を容易にでき、しかも外観イメージを向上できる利点があるとされている。
【0003】
上記のカメラ取付装置では、第1取付台部材12の底板30は、当該第1取付台部材12を設置面16に取付けるための取付部として機能しており、ねじ36が底板30の穴34を通して設置面16に締め付けられる構造である。
【0004】
このように、カメラ取付装置は、第1取付台部材12の底板30の穴34を通したねじ36によって設置面16に固定される。底板30の穴34は、設置面16の状況に応じて複数箇所に設けられており、使用しない穴34は、雨水が浸入しないように養生する必要がある。複数の穴34の全てを打抜き可能なノックアウト構造にして、必要な箇所のみを打ち抜いて穴を形成することで養生の必要はなくなるか、少なくとも固定に使用する箇所は、打ち抜く作業が必要となる。
【0005】
また、第1及び第2の各取付台部材12,14を結合している両側のヒンジ部が露出する構造であるため、露出構造の各ヒンジ部を覆う化粧カバー80が必要となって、部品点数の増大を伴う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-323037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、カメラ取付装置、或いは配線函に用いられて、防水効果が高くて、取付工事の作業性のよい函体の提供を課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための請求項1の発明は、環状に形成されて内部を囲む外郭壁を備えた函本体と、当該函本体の前面開口の全体を覆う蓋体と、を備えた函体であって、
前記函本体における前記外郭壁の内側の空間は区画壁により区画されて、区画された少なくとも一つの空間は、前記函本体の底壁とにより囲まれて、配線類を収容する内部空間が形成され、
前記函本体を構造物に直接又は間接に固定する止着部材が挿通される貫通孔を有する固定部が、前記内部空間の外側である前記外郭壁と前記区画壁との間に設けられていることを特徴としている。
【0009】
請求項1の発明によれば、函本体を構造物に固定する止着部材が挿通される貫通孔と前記内部空間とは、区画壁により分離・遮断されていて、前記貫通孔を通して函本体内に浸入する雨水等が前記内部空間に浸入することはないため、当該内部空間に収容される配線類が雨水等から保護される。
【0010】
また、請求項1の発明によれば、前記止着部材が挿通される貫通孔は、外郭壁の内側に認識しづらい配置状態で設けられ、当該外郭壁により当該止着部材及び未使用の貫通孔の双方が隠され、しかも通常時に函本体の前面開口の全体は蓋体で覆われるので、外観が良好になるのに加えて、未使用の貫通孔の露出により、作業者以外の工事関係者又は函体のユーザーに対して、「作業者の固定忘れ」ではないかといった勘違い又は不安を生じさせない。また、函本体を構造物に固定する固定部が当該函本体の外郭壁の内側に配置される構造であって、当該固定部が函本体の外側に張り出す形態とならないので、全体がすっきりして見栄えがよい。
(【0011】以降は省略されています)

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