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公開番号2024083069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197372
出願日2022-12-09
発明の名称リアクトル、コンバータ、および電力変換装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01F 37/00 20060101AFI20240613BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】放熱性に優れる上に磁束が漏れ難いリアクトルを提供する。
【解決手段】らせん状に巻回された巻線で構成されたコイルと、前記コイルの内部と外部とを通るように形成されたコアと、を備え、前記コイルが特定の形状であり、前記巻線の第一端部および第二端部が特定の方向に引き出されており、前記コイルの特定の面と前記コアの特定の面とが実質的に面一である、リアクトル。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
らせん状に巻回された巻線で構成されたコイルと、
前記コイルの内部と外部とを通るように形成されたコアと、を備え、
前記コイルの軸に沿った第一方向からみた前記コイルの第一外周形状は長方形状であり、
前記コイルの外周面は、前記第一外周形状の長辺の各々に沿っていると共に互いに向かい合っている第一コイル面および第二コイル面を有し、
前記コアは、
前記コイルの内部に配置されたミドルコアと、
前記ミドルコアの第一端部につながる第一エンドコアと、
前記ミドルコアの第二端部につながる第二エンドコアと、を有し、
前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの外周面の各々は、互いに向かい合っている第一コア面および第二コア面を有し、
前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの前記第一コア面の各々は、前記第一コイル面と実質的に面一であり、
前記巻線の第一端部および第二端部は、前記長辺の各々に沿った方向に引き出されている、
リアクトル。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの前記第二コア面の各々は、前記第二コイル面と実質的に面一である、請求項1に記載のリアクトル。
【請求項3】
前記第一方向からみた前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの第二外周形状は長方形状であり、
前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの各々の前記第一コア面および前記第二コア面は、前記第二外周形状の長辺の各々に沿った面である、請求項2に記載のリアクトル。
【請求項4】
前記コアは、前記コイルが配置されることなく前記ミドルコアを挟むように前記ミドルコアに並列に配置された第一サイドコアおよび第二サイドコアを更に有し、
前記第一エンドコアは、前記第一サイドコアの第一端部および前記第二サイドコアの第一端部につながり、
前記第二エンドコアは、前記第一サイドコアの第二端部および前記第二サイドコアの第二端部につながっている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル。
【請求項5】
前記第一サイドコアの厚さは、前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの厚さよりも薄い、請求項4に記載のリアクトル。
【請求項6】
前記第二サイドコアの厚さは、前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの厚さよりも薄い、請求項5に記載のリアクトル。
【請求項7】
前記コアは、前記コイルが配置されることなく前記ミドルコアに並列に配置されたサイドコアを更に備え、
前記第一エンドコアは、前記サイドコアの第一端部につながり、
前記第二エンドコアは、前記サイドコアの第二端部につながっている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル。
【請求項8】
前記サイドコアの外周面は、互いに向かい合っている第一コア面および第二コア面を有し、
前記サイドコアの前記第一コア面は、前記第一コイル面と実質的に面一である、請求項7に記載のリアクトル。
【請求項9】
前記サイドコアの前記第二コア面は、前記第二コイル面と実質的に面一である、請求項8に記載のリアクトル。
【請求項10】
請求項1または請求項2に記載のリアクトルを備える、
コンバータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リアクトル、コンバータ、および電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のリアクトルは、コイルと磁性コアとを備える。コイルは、らせん状に巻回してなる巻線によって構成された第一巻回部および第二巻回部を有する。磁性コアは、第一ミドルコアと第二ミドルコアと第一エンドコアと第二エンドコアとを有する。第一ミドルコアは第一巻回部の内部に配置されている。第二ミドルコアは第二巻回部の内部に配置されている。第一エンドコアは、第一ミドルコアの第一端部と第二ミドルコアの第一端部とをつないでいる。第二エンドコアは、第一ミドルコアの第二端部と第二ミドルコアの第二端部とをつないでいる。
【0003】
第一ミドルコアおよび第二ミドルコアの各々は、互いに向かい合う第一コア面および第二コア面を有する。第一エンドコアおよび第二エンドコアの各々は、互いに向かい合う第一コア面および第二コア面を有する。第一エンドコアの第一コア面および第二エンドコアの第一コア面は、第一ミドルコアの第一コア面および第二ミドルコアの第一コア面と面一である。第一エンドコアの第二コア面および第二エンドコアの第二コア面は、第一ミドルコアの第二コア面および第二ミドルコアの第二コア面と面一である。巻線の第一端部および第二端部は、第二コア面に直交すると共に第二コア面から離れるように引き出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-351722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のリアクトルでは、リアクトルを平面状の設置対象に設置する際、第一エンドコア部の第一コア面および第二エンドコア部の第一コア面が設置対象に接触することなく、コイルが設置対象に接触する。このように、設置対象との接触領域がコイルのみであるため、コイルの熱を設置対象に伝え易いものの、コアの熱を設置対象に伝え難い。したがって、放熱性に優れるリアクトルの開発が望まれている。
【0006】
特許文献1のリアクトルは、コイルの端面付近が第一エンドコアおよび第二エンドコアによって覆われていないため、コイルの端面付近から磁束が漏れ易い。
【0007】
本開示は、放熱性に優れる上に磁束が漏れ難いリアクトルを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のリアクトルは、
らせん状に巻回された巻線で構成されたコイルと、
前記コイルの内部と外部とを通るように形成されたコアと、を備え、
前記コイルの軸に沿った第一方向からみた前記コイルの第一外周形状は長方形状であり、
前記コイルの外周面は、前記第一外周形状の長辺の各々に沿っていると共に互いに向かい合っている第一コイル面および第二コイル面を有し、
前記コアは、
前記コイルの内部に配置されたミドルコアと、
前記ミドルコアの第一端部につながる第一エンドコアと、
前記ミドルコアの第二端部につながる第二エンドコアと、を有し、
前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの外周面の各々は、互いに向かい合っている第一コア面および第二コア面を有し、
前記第一エンドコアおよび前記第二エンドコアの前記第一コア面の各々は、前記第一コイル面と実質的に面一であり、
前記巻線の第一端部および第二端部は、前記長辺の各々に沿った方向に引き出されている。
【発明の効果】
【0009】
本開示のリアクトルは、放熱性に優れる上に磁束が漏れ難い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1のリアクトルの全体を示す概略斜視図である。
図2は、実施形態1のリアクトルを分解した状態を示す概略斜視図である。
図3は、図1のIII-III断面図である。
図4は、図1のIV-IV断面図である。
図5は、実施形態1のリアクトルにおけるコイルの第一外周形状、第一エンドコアの第二外周形状、ミドルコアの第三外周形状、およびサイドコアの第四外周形状を説明する説明図である。
図6は、実施形態2のリアクトルの全体を示す概略斜視図である。
図7は、実施形態2のリアクトルを分解した状態を示す概略斜視図である。
図8は、図6のVIII-VIII断面図である。
図9は、図6のIX-IX断面図である。
図10は、実施形態2のリアクトルにおけるコイルの第一外周形状、第一エンドコアの第二外周形状、ミドルコアの第三外周形状、第一サイドコアの第四外周形状、および第二サイドコアの第四外周形状を説明する説明図である。
図11は、ハイブリッド自動車の電源系統を模式的に示す構成図である。
図12は、コンバータを備える電力変換装置の一例を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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