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公開番号2024084315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198517
出願日2022-12-13
発明の名称車載用電源装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H02H 7/00 20060101AFI20240618BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】リレーを含む装置の長寿命化を図りやすくする。
【解決手段】車載用電源装置10は、車載用電源システム100に用いられる。車載用電源システム100は、バッテリ20と、コンデンサ22と、バッテリ20とコンデンサ22との間に設けられる電力路21と、を備える。車載用電源装置10は、リレー51と、リレー51に対して並列に設けられる並列回路52と、を備える。並列回路52は、並列リレー53と抵抗部54を直列に接続した構成をなす。リレー51と並列回路52で構成されるリレー回路50は、バッテリと20コンデンサ22との間において電力路21に複数設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、コンデンサと、前記バッテリと前記コンデンサとの間に設けられる電力路と、を備える車載用電源システムに用いられる車載用電源装置であって、
リレーと、
前記リレーに対して並列に設けられる並列回路と、を備え、
前記並列回路は、並列リレーと抵抗部を直列に接続した構成をなし、
前記リレーと前記並列回路で構成されるリレー回路は、前記バッテリと前記コンデンサとの間において前記電力路に複数設けられる
車載用電源装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
複数の前記リレー回路を制御する制御部を備え、
複数の前記リレー回路は、前記電力路において互いに直列に設けられ、
前記制御部は、
前記バッテリの充放電を開始させる開始条件が成立した場合に、複数の前記リレー回路のうち切替対象の前記リレー回路の前記並列リレーをオン状態に制御し且つ前記切替対象でない前記リレー回路の前記リレーをオン状態に制御する第1制御を実行し、
前記第1制御の実行中に切替条件が成立した場合に、前記切替対象の前記リレー回路の前記リレーをオン状態に切り替える第2制御を実行する
請求項1に記載の車載用電源装置。
【請求項3】
複数の前記リレー回路を制御する制御部を備え、
複数の前記リレー回路は、前記電力路において互いに並列に設けられ、
前記制御部は、前記バッテリの充放電を開始させる開始条件が成立した場合に、複数の前記リレー回路のうち少なくとも一部の前記リレー回路の前記並列リレーをオン状態に制御した後、複数の前記リレー回路のうち切替対象の前記リレー回路の前記リレーをオン状態に切り替える
請求項1に記載の車載用電源装置。
【請求項4】
前記制御部は、各々の前記リレーの劣化度を比較し、比較結果に基づいて前記切替対象の前記リレー回路を選択する
請求項2又は請求項3に記載の車載用電源装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記劣化度の最も小さい前記リレーを有する前記リレー回路を、前記切替対象の前記リレー回路として選択する
請求項4に記載の車載用電源装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記劣化度として、各々の前記リレーについてオン状態のときの抵抗値を特定する
請求項4に記載の車載用電源装置。
【請求項7】
前記制御部は、所定の順序に従って前記切替対象の前記リレー回路を選択する
請求項2又は請求項3に記載の車載用電源装置。
【請求項8】
前記電力路は、前記バッテリの正極と前記コンデンサの一端との間に設けられる正極側電力線と、前記バッテリの負極と前記コンデンサの他端との間に設けられる負極側電力線と、を有し、
複数の前記リレー回路は、前記正極側電力線に設けられる前記リレー回路と、前記負極側電力線に設けられる前記リレー回路と、を含む
請求項2に記載の車載用電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用電源装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される電池システムは、プリチャージ回路による事前の充電の後、負荷装置と電池とを電気的に接続させるリレーを閉じる。この構成によれば、リレーを閉じたときにリレーに流れる突入電流が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-78196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、突入電流が抑えられたとしても、リレーのオンオフが繰り返されることで、リレーの劣化が進行する。リレーの劣化が進行すると、やがてリレーが使用不能な状態となり、リレーを含む装置の交換が必要となる。
【0005】
本開示は、リレーを含む装置の長寿命化を図りやすい技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用電源装置は、
バッテリと、コンデンサと、前記バッテリと前記コンデンサとの間に設けられる電力路と、を備える車載用電源システムに用いられる車載用電源装置であって、
リレーと、
前記リレーに対して並列に設けられる並列回路と、を備え、
前記並列回路は、並列リレーと抵抗部を直列に接続した構成をなし、
前記リレーと前記並列回路で構成されるリレー回路は、前記バッテリと前記コンデンサとの間において前記電力路に複数設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術は、リレーを含む装置の長寿命化を図りやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の車載用電源装置を備えた車載用電源システムを概略的に示す回路図である。
図2は、車載用電源装置が切替対象のリレー回路として第1リレー回路を選択して第1制御を実行したときの動作を説明するための説明図である。
図3は、車載用電源装置が第2制御を実行したときの動作を説明するための説明図である。
図4は、車載用電源装置が切替対象のリレー回路として第2リレー回路を選択して第1制御を実行したときの動作を説明するための説明図である。
図5は、第1実施形態の車載用電源装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、第2実施形態の車載用電源装置を備えた車載用電源システムを概略的に示す回路図である。
図7は、第3実施形態の車載用電源装置を備えた車載用電源システムを概略的に示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
【0010】
〔1〕バッテリと、コンデンサと、前記バッテリと前記コンデンサとの間に設けられる電力路と、を備える車載用電源システムに用いられる車載用電源装置であって、
リレーと、
前記リレーに対して並列に設けられる並列回路と、を備え、
前記並列回路は、並列リレーと抵抗部を直列に接続した構成をなし、
前記リレーと前記並列回路で構成されるリレー回路は、前記バッテリと前記コンデンサとの間において前記電力路に複数設けられる
車載用電源装置。
(【0011】以降は省略されています)

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