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公開番号2024067575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177775
出願日2022-11-07
発明の名称定着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240510BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 フィルムサポート部材が記録材搬送方向の下流から上流に亘っている形状である場合、定着時に定着フィルムの変形が大きいと定着フィルムとフィルムサポート部材が広範囲で接触して定着フィルムの熱を大きく奪ってしまい、局所的な定着不良や光沢ムラなどの問題が発生する恐れがある。
【解決手段】 定着フィルムの母線方向に見た時、記録材搬送方向の下流側のフィルムガイドのリブよりもフィルム変形抑制部材は記録材搬送方向の下流側に突出し、加圧ローラの回転中心軸を通りヒータの加圧ローラに対向する面に垂直な仮想線を引いた時に、フィルム変形抑制部材の仮想線よりも下流側の部分よりも上流側の部分のほうがフィルム変形抑制部材の回転方向における長さが短い。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
記録材と接触しつつ回転する筒状のフィルムと、
前記フィルムの内部空間に配置され、記録材を加熱するためのヒータと、
前記フィルムを介してヒータと共にニップ部を形成する回転可能な加圧ローラと、
前記フィルムの内部空間に配置されており、前記フィルムの回転をガイドするガイド部材であって、前記ヒータよりも記録材搬送方向の上流側の部分および下流側の部分それぞれに前記フィルムの母線方向に沿って複数のリブが並んでいるガイド部材と、
前記フィルムの内部空間に前記フィルムの母線方向と平行に配置され、前記ガイド部材を補強するためのステー部材と、
前記ステー部材に係合され、前記フィルムの変形によって前記フィルムの内側が接触した時に前記フィルムの変形を抑制するための部材であるフィルム変形抑制部材と、
を有し、前記ニップ部で記録材上のトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着する定着装置において、
前記母線方向に見た時、記録材搬送方向の下流側の前記リブよりも前記フィルム変形抑制部材は記録材搬送方向の下流側に突出し、
前記加圧ローラの回転中心軸を通り前記ヒータの前記加圧ローラに対向する面に垂直な仮想線を引いた時に、前記フィルム変形抑制部材の前記仮想線よりも下流側の部分よりも上流側の部分のほうが前記フィルム変形抑制部材の回転方向における長さが短いことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記母線方向に見た時、前記フィルム変形抑制部材は前記上流側の前記リブとは重ならないことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記母線方向に見た時、前記フィルム変形抑制部材は前記下流側の前記リブと重なることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記フィルム変形抑制部材が複数あり、それぞれ前記母線方向に並ぶように前記ステー部材に係合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式の複写機・レーザープリンタ等の画像形成装置に用いられる定着装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、従来からフィルム加熱方式が知られている。フィルム加熱方式の定着装置は、セラミック製の基板上に抵抗発熱体を有するヒータと、ヒータと接触しつつ加熱され回転する定着フィルムと、定着フィルムを介してヒータとニップ部を形成する加圧ローラなどを有している。未定着トナー画像を担持する記録材はこのニップ部で挟持搬送されつつ加熱され、これにより記録材上のトナー画像は記録材に定着される。
【0003】
フィルム加熱方式の定着装置においては、最大通紙可能幅に対して、幅の狭い記録材(小サイズ紙)を連続的に搬送した際に、定着フィルムにおいて上流側の長手中央部分に弛みが生じる場合がある。この弛みは、可撓性を有する定着フィルムが記録材の搬送方向上流側に向かって弓なり形状に撓むことによって発生する。
【0004】
上記の定着フィルムの回転時の形状に起因して紙しわが発生する懸念があり、このような紙しわを防止するために特許文献1では定着フィルムを内側から支持するための凸部がフィルムガイド上の搬送方向下流側かつ長手中央部に設置されている。
【0005】
しかしながら特許文献1に記載の構成においては、定着フィルムが絶えず凸部に接触しながら摺擦するため定着フィルムの摺動性が悪化するという懸念がある。このため、特許文献2のように定着フィルムが変形した時に定着フィルムの内側を支えるようにし、定着フィルムの変形がない時は定着フィルムとは接触しない形のフィルムサポート部材を設けることで変形を抑制する方法が考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007‐79507
特開2005‐215390
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2のようなフィルムサポート部材は記録材搬送方向の下流から上流に亘っている形状となっている。このため、定着時に定着フィルムの変形が大きいと定着フィルムとフィルムサポート部材が広範囲で接触して定着フィルムの熱を大きく奪ってしまい、局所的な定着不良や光沢ムラなどの問題が発生する恐れがある。
【0008】
本願発明の目的は、フィルム変形時にフィルムとフィルムサポート部材が接触する面積を極力減らすことで、フィルムから熱をなるべく奪わないようにし、定着不良や光沢ムラを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本出願に係る発明は、
記録材と接触しつつ回転する筒状のフィルムと、
前記フィルムの内部空間に配置され、記録材を加熱するためのヒータと、
前記フィルムを介してヒータと共にニップ部を形成する回転可能な加圧ローラと、
前記フィルムの内部空間に配置されており、前記フィルムの回転をガイドするガイド部材であって、前記ヒータよりも記録材搬送方向の上流側の部分および下流側の部分それぞれに前記母線方向に沿って複数のリブが並んでいるガイド部材と、
前記フィルムの内部空間に前記フィルムの母線方向と平行に配置され、前記ガイド部材を補強するためのステー部材と、
前記ステー部材に係合され、前記フィルムの変形によって前記フィルムの内側が接触した時に前記フィルムの変形を抑制するための部材であるフィルム変形抑制部材と、
を有し、前記ニップ部で記録材上のトナー像を加熱することでトナー像を記録材に定着する定着装置において、
前記母線方向に見た時、記録材搬送方向の下流側の前記リブよりも前記フィルム変形抑制部材は記録材搬送方向の下流側に突出し、
前記加圧ローラの回転中心軸を通り前記ヒータの前記加圧ローラに対向する面に垂直な仮想線を引いた時に、前記フィルム変形抑制部材の前記仮想線よりも下流側の部分よりも上流側の部分のほうが前記フィルム変形抑制部材の回転方向における長さが短いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フィルム変形時にフィルムとフィルムサポート部材が接触する面積を極力減らすことで、フィルムから熱をなるべく奪わないようにし、定着不良や光沢ムラを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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