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公開番号2024066432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2023124693
出願日2023-07-31
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240508BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】検知レバーの破損を防ぐために、加圧回転体と定着回転体とが離間状態であるときに検知レバーを検知位置と退避位置に移動可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】加圧ローラを離間位置に維持したままで、検知レバーは連動機構により退避位置と検知位置とを移動される。そうなるように、加圧カムと切替カムが形成されている。画像形成時にジャムが生じた場合に(S1のYES)、ジャムが定着ジャムであれば(S3のYES)、制御部は開閉扉が開かれたことを検知すると(S5)、モータを制御して加圧ローラを離間位置に維持したまま検知レバーのみを動作させて「状態B」から「状態A」に移行させる(S6)。「状態B」は加圧ローラが離間位置にあり、検知レバーが検知位置にある状態である。「状態A」は加圧ローラが離間位置にあり、検知レバーが退避位置にある状態である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、
記録材にトナー像を形成する画像形成ユニットと、
第一回転体と、前記第一回転体に当接し、前記画像形成ユニットにより形成されたトナー像を記録材に定着させる定着ニップ部を形成する第二回転体とを有する定着部と、
前記第一回転体を、前記第二回転体と当接した当接位置と前記第二回転体と離間した離間位置に移動可能な接離機構と、
前記定着ニップ部に記録材があることを検知可能な検知位置と、前記検知位置から退避した退避位置とに移動可能な検知部材と、前記検知部材の位置を検知する第一検知部とを有する検知ユニットと、
前記接離機構の動作に連動して前記検知部材を前記検知位置と前記退避位置とに移動させる連動機構であって、前記第一回転体が前記当接位置にある場合には前記検知部材を前記退避位置に、前記第一回転体が前記離間位置にある場合には前記検知部材を前記退避位置と前記検知位置に移動可能な連動機構と、
開放状態で前記定着部にアクセス可能に、前記装置本体に開閉可能に設けられた扉と、
前記扉の開閉を検知する第二検知部と、
前記接離機構及び前記連動機構を制御すると共に、前記第二検知部により前記扉の開放を検知する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記扉の開放が検知された場合には、前記検知部材を前記退避位置に位置させる、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記扉が閉まっており、且つ、前記第一回転体が前記離間位置にある場合には、前記検知部材を前記検知位置に位置させ、
前記扉が開放されており、且つ、前記第一回転体が前記離間位置にある場合には、前記検知部材を前記退避位置に位置させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記定着ニップ部の記録材搬送方向の上流又は下流に配置され、記録材を案内する搬送ガイド部材を備え、
前記検知部材は、前記搬送ガイド部材の搬送面から突出した検知位置と、前記搬送ガイド部材の搬送面から突出しない退避位置とに移動可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記搬送ガイド部材及び前記検知部材は、前記定着ニップ部の記録材搬送方向の上流に配置される、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記接離機構及び前記連動機構を駆動する駆動部を備え、
前記制御部は、前記駆動部を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記駆動部は、モータであり、
前記接離機構は、前記モータにより回転駆動される回転軸と、前記回転軸と共に回転して前記第一回転体を前記当接位置と前記離間位置とに移動させる第一カム部とを有し、
前記連動機構は、前記回転軸と共に回転して前記検知部材を前記検知位置と前記退避位置とに移動させる第二カム部を有し、
前記第一カム部のカム面の位相と前記第二カム部のカム面の位相との関係は、前記第一回転体が前記離間位置にある状態で、前記検知部材が前記検知位置と前記退避位置とに移動可能となっている、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、画像形成時に記録材のジャムが発生した場合に、前記第一回転体を前記離間位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記装置本体に対し挿抜可能な定着ユニットを備え、
前記定着ユニットは、前記定着部、前記接離機構、前記搬送ガイド部材及び前記連動機構を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記装置本体は、第一筐体と、前記第一筐体と別体の第二筐体とを有し、
前記第一筐体は、前記画像形成ユニットを収容し、
前記第二筐体は、前記定着ユニットを収容する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、トナー像を記録材に定着する定着装置を備えている。定着装置は回転する定着回転体と定着回転体の外周面に当接する加圧回転体とを有し、定着回転体と加圧回転体の間で記録材を挟持搬送する定着ニップ部を形成して、定着ニップ部を通過する記録材に熱及び圧力を加えてトナー像を記録材に定着させている。また、定着装置は定着ニップ部に記録材を案内する搬送ガイド部材と、定着装置内に記録材が滞留しているかを検知するためのシート有無検知部を備えている(特許文献1)。
【0003】
シート有無検知部は、搬送ガイド部材の記録材搬送面から突出して記録材の有無を検知するための検知位置と、搬送ガイド部材の記録材搬送面から突出せず記録材の有無を検知しないための退避位置とを移動可能に設けられた検知レバーを有する。特許文献1に記載の装置の場合、検知レバーは、加圧ユニットの接離に伴って検知位置又は退避位置に移動される。即ち、検知レバーは、加圧回転体と定着回転体が定着ニップ部を形成しない離間状態のときに検知位置にあり、加圧回転体と定着回転体が定着ニップ部を形成する当接状態のときに退避位置にある。シート有無検知部は、検知位置にある検知レバーが記録材に押圧されることで記録材の滞留を検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-248790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
加圧回転体と定着回転体とが離間状態のとき、ユーザは定着装置から滞留した記録材を取り除いたり、定着装置のメンテナンスを行ったりし得る。従来では、加圧回転体と定着回転体とが離間状態のとき、検知レバーは検知位置に移動されている。そうであると、ユーザが記録材を取り除いたりメンテナンスを行う際に検知レバーが邪魔になるし、またユーザが検知レバーに記録材を引っ掛けたり手を当てたりするなどして、検知レバーを破損させる虞があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑み、検知レバーの破損を防ぐために、加圧回転体と定着回転体とが離間状態であるときに検知レバーを検知位置と退避位置に移動可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、装置本体と、記録材にトナー像を形成する画像形成ユニットと、第一回転体と、前記第一回転体に当接し、前記画像形成ユニットにより形成されたトナー像を記録材に定着させる定着ニップ部を形成する第二回転体とを有する定着部と、前記第一回転体を、前記第二回転体と当接した当接位置と前記第二回転体と離間した離間位置に移動可能な接離機構と、前記定着ニップ部に記録材があることを検知可能な検知位置と、前記検知位置から退避した退避位置とに移動可能な検知部材と、前記検知部材の位置を検知する第一検知部とを有する検知ユニットと、前記接離機構の動作に連動して前記検知部材を前記検知位置と前記退避位置とに移動させる連動機構であって、前記第一回転体が前記当接位置にある場合には前記検知部材を前記退避位置に、前記第一回転体が前記離間位置にある場合には前記検知部材を前記退避位置と前記検知位置に移動可能な連動機構と、開放状態で前記定着部にアクセス可能に、前記装置本体に開閉可能に設けられた扉と、前記扉の開閉を検知する第二検知部と、前記接離機構及び前記連動機構を制御すると共に、前記第二検知部により前記扉の開放を検知する制御部と、を備え、前記制御部は、前記扉の開放が検知された場合には、前記検知部材を前記退避位置に位置させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、検知レバーの破損を防ぐために、加圧回転体と定着回転体とが離間状態であるときに検知レバーを検知位置と退避位置に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
定着ユニットを示す概略図。
加圧ローラ接離機構を示す斜視図。
(a)加圧ローラが当接位置にある場合を示す断面図、(b)加圧ローラが離間位置にある場合を示す断面図。
検知ユニットを示す概略図であり、(a)検知レバーが検知位置にある場合、(b)検知レバーが退避位置にある場合。
定着ジャムの除去に関する制御系を示す制御ブロック図。
検知レバー制御処理を示すフローチャート。
回転軸の位相に応じた加圧ローラの位置及び検知レバーの位置を示すグラフ。
開閉扉が開放状態であるときを示す図。
開閉扉が開放状態で定着ユニットを引き出す際を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<画像形成装置>
本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、装置本体に接続された原稿読取装置(不図示)又は装置本体に対しデータ入出力可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器(不図示)から送られる画像データに基づいて、トナー像を記録材Pに形成する。記録材Pは、例えば用紙、プラスチックフィルムなどのシートである。
(【0011】以降は省略されています)

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