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公開番号2024070921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181545
出願日2022-11-14
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240517BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 定着ベルトの内周面に塗られた潤滑剤が定着ベルトの端部から漏れ出ることで発生する画像不良を抑制することを目的とする。
【解決手段】 定着ベルトを有する加熱ユニットと、加圧回転体と、加圧回転体は加熱ユニットとともにニップ部を形成し、トナー像を記録材に定着し、定着ベルトの内周面には潤滑剤が塗布され、定着ベルトの端部に当接する当接部を有する検知部材と、検知部材の検知結果に基づいてステアリング制御を行い、当接部の鉛直方向下方には潤滑剤を捕集する捕集部材が設けられ、捕集部材は定着ベルトの幅方向において外側に向かうにつれて鉛直方向に下がる傾斜部を有し、傾斜部の最下点は加圧回転体よりも外側に位置することを特徴とする。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な無端状で、紙に熱を与える定着ベルトと、
前記定着ベルトの内周面と接触するパッドと、
回転可能であって、前記定着ベルトを介して前記パッドと当接する加圧回転体と、
前記加圧回転体は、前記定着ベルトともにニップ部を形成し、前記ニップ部で熱と圧力を与えることで、トナー像を紙に定着を行い、
前記定着ベルトの内周面と接触し、前記定着ベルトの幅方向において、前記定着ベルトを移動させるように揺動するステアリングローラと、
前記幅方向において、前記定着ベルトの端部に当接する当接部と、前記当接部の位置を検知する位置検知部と、を有する検知部材と、
前記検知部材の検知結果に基づいて、前記幅方向において前記定着ベルトを移動させるように前記ステアリングローラを制御する制御部と、
前記定着ベルトの内周面には、潤滑剤が塗布されており、
鉛直方向において前記当接部よりも下方、且つ前記定着ベルトと離間して設けられ、前記潤滑剤を捕集する捕集部材と、
前記捕集部材は前記幅方向において、前記定着ベルトの外側に向かうにつれて鉛直方向に下がる傾斜部を有し、
前記傾斜部の最下点は前記幅方向において、前記加圧回転体よりも外側に位置する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
記録材の搬送方向において、前記ニップ部よりも下流で、前記定着ベルトから記録材を分離する分離部材と、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記分離部材は前記定着ベルトと離間して設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記捕集部材は前記分離部材に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記捕集部材は前記幅方向において、前記加圧回転体と重なる領域を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記捕集部材はフェルトである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記潤滑剤はオイルであって、
前記オイルを塗布するオイル塗布ローラを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記捕集部材の前記傾斜部は前記加圧回転体の回転軸線を基準に10°~45°の範囲で傾斜している
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材上にトナー像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置は、記録材に形成された未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を有する。
【0003】
定着装置の一つとして、無端状のベルトである定着ベルトと、定着ベルトの外周面に当接する加圧部材との間でトナー像を定着させる構成が知られている(特許文献1)。特許文献1記載の定着装置は、加圧ローラとの間で定着ベルトを挟持するパッド部材を用いてニップ部を形成している。パッド部材を用いることで、装置の大型化を招くことなくニップ部を広く形成することができる。これにより、ベルト回転速度が同じでもベルトに接触して加熱する時間が長くなるので、より速い回転速度や低い温度でも記録材にトナー像を定着させることが可能になる。
【0004】
このようなパッド部材を用いてニップ部を形成する場合には、ニップ部で定着ベルトとパッドの摺動抵抗が大きくなってしまう。そのため、潤滑剤を塗布し摺動抵抗を下げるともに、ベルト部材内部に潤滑剤を供給する部材が配置されている。
【0005】
一方で、ベルト内部に供給された潤滑剤がベルト端部から漏れ出る虞がある。漏れ出した潤滑剤はベルト表面に回り込むとニップ部を通過する記録材に付着する。
【0006】
これに対し、分離板に潤滑剤を吸着する部材を設けて溢れ出した潤滑剤を回収する構成が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2003-195671
特開2020-16830
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
定着ベルトを有する定着装置では、定着ベルトの幅方向において定着ベルトの位置を変更させるステアリング制御を行っているものがある。ステアリング制御を行うために、定着ベルトの位置を検知する検知部材が用いられる。検知部材は定着ベルトの端部に当接する当接部を有する。この当接部に潤滑剤が付着すると、鉛直方向の下方に滴下する。滴下した潤滑剤が加圧回転体に付着した場合、ニップ部に伝わり、結果としてトナー像に付着し画像不良の発生につながる虞がある。
【0009】
そこで本発明の目的は、定着ベルトの内周面に塗られた潤滑剤が定着ベルトの端部から漏れ出ることで発生する画像不良を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を鑑みて、本発明に係る画像形成装置は回転可能な無端状で、紙に熱を与える定着ベルトと、前記定着ベルトの内周面と接触するパッドと、回転可能であって、前記定着ベルトを介して前記パッドと当接する加圧回転体と、前記加圧回転体は、前記定着ベルトともにニップ部を形成し、前記ニップ部で熱と圧力を与えることで、トナー像を紙に定着を行い、前記定着ベルトの内周面と接触し、前記定着ベルトの幅方向において、前記定着ベルトを移動させるように揺動するステアリングローラと、前記幅方向において、前記定着ベルトの端部に当接する当接部と、前記当接部の位置を検知する位置検知部と、を有する検知部材と、前記検知部材の検知結果に基づいて、前記幅方向において前記定着ベルトを移動させるように前記ステアリングローラを制御する制御部と、前記定着ベルトの内周面には、潤滑剤が塗布されており、鉛直方向において前記当接部よりも下方、且つ前記定着ベルトと離間して設けられ、前記潤滑剤を捕集する捕集部材と、前記捕集部材は前記幅方向において、前記定着ベルトの外側に向かうにつれて鉛直方向に下がる傾斜部を有し、前記傾斜部の最下点は前記幅方向において、前記加圧回転体よりも外側に位置する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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