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公開番号2024074241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2023129659
出願日2023-08-08
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240523BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】中間転写方式の画像形成装置におけるエンボス紙などのトナー像の転写が比較的難しい記録材に対するトナー像の転写性を向上させる。
【解決手段】画像形成装置1は、所定の極性に帯電可能でありトナー像を担持する感光体11と、中間転写ベルト6と、一次転写部材15と、中間転写ベルト6の移動方向において一次転写部材15の下流側直近で中間転写ベルト6の内周面に接触する電極部材8と、電極部材8に上記所定の極性と同極性の電圧を印加する電源80と、を有し、電極部材8は、電極部材8における中間転写ベルト6の内周面に接触する接触部83が、電極部材8がない場合における一次転写部N1の下流の中間転写ベルト6の内周面側の張り面に対して感光体11側へ侵入するように配置されている構成とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
所定の極性に帯電可能でありトナー像を担持する感光体と、
複数の張架ローラにより張架され、一次転写部で前記感光体から一次転写されたトナー像を二次転写部で記録材に二次転写するために搬送する、周回移動可能な中間転写ベルトと、
前記感光体に対応して設けられ、前記中間転写ベルトの内周面に接触して前記感光体と前記中間転写ベルトとが当接する前記一次転写部を形成し、電圧が印加されて前記感光体から前記中間転写ベルトにトナー像を転写させる一次転写部材と、
前記中間転写ベルトの移動方向において前記一次転写部材の下流側直近で前記中間転写ベルトの内周面に接触する電極部材と、
前記電極部材に前記所定の極性と同極性の電圧を印加する電源と、
を有し、
前記電極部材は、前記電極部材における前記中間転写ベルトの内周面に接触する接触部が、前記電極部材がない場合における前記一次転写部の下流の前記中間転写ベルトの内周面側の張り面に対して前記感光体側へ侵入するように配置されていることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記中間転写ベルトの幅方向と略直交する断面において、回転可能な前記感光体の回転軸中心と回転可能な前記一次転写部材の回転軸中心とを結んだ直線Pと、前記電極部材がない場合における前記一次転写部の下流の前記中間転写ベルトの内周面側の張り面が通る直線Lと、の交点を通り、前記直線Pに直交する直線をニップ線Qとしたとき、前記接触部は、前記直線Lよりも前記感光体側にあり、前記ニップ線Qよりも前記一次転写部材側にあることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記接触部は、前記中間転写ベルトの内周面に面で接触することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記接触部は、平面であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記中間転写ベルトの幅方向と略直交する断面において、前記電極部材がない場合における前記一次転写部の下流の前記中間転写ベルトの内周面側の張り面を直線L、前記移動方向における前記接触部の上流側の端部を上流端A、前記移動方向における前記接触部の下流側の端部を下流端B、前記直線L上の前記移動方向における前記電極部材の上流側直近で前記中間転写ベルトの姿勢が規制される位置を上流張架部C、前記直線L上の前記移動方向における前記電極部材の下流側直近で前記中間転写ベルトの姿勢が規制される位置を下流張架部D、前記上流端A及び前記下流端Bを通る直線を直線Mとしたとき、前記電極部材は、前記直線Mが前記直線L上の線分CDと交差しないように配置されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記接触部は、前記感光体側に凸の曲面であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記移動方向における前記接触部の長さは、5[mm]以上、50[mm]以下であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記移動方向に沿って配置されたドラム型の複数の前記感光体を有し、前記移動方向における前記接触部の長さは、前記中間転写ベルトの幅方向と略直交する断面における隣接する前記感光体の軸間距離の半分以下であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記接触部は、導電性を有する材料で構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記接触部は、導電性を有する金属で構成されていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いたカラー複写機、カラープリンタ、カラー複合機などの画像形成装置として、装置本体の小型化、様々な記録材への対応が比較的容易であるといった利点を有することから、中間転写方式を採用した画像形成装置が主流となっている。中間転写方式の画像形成装置は、複数の感光ドラムと、中間転写ベルトと、を備えた構成を有するものが一般的である。そして、このような画像形成装置では、複数の感光ドラム上にそれぞれ形成されたトナー像が順次中間転写ベルト上に静電的に一次転写され、中間転写ベルト上のトナー像が紙などの記録材上に静電的に二次転写される。
【0003】
上述のような画像形成装置において、例えば表面に凹凸のあるエンボス紙などへ均一にトナー像を転写することは難しい。特に、エンボス紙の凹部へのトナー像の転写は、二次転写部において中間転写ベルトとエンボス紙との間にギャップができるため、比較的大きな転写電界が必要となることにより困難となりやすい。
【0004】
これに対して、特許文献1では、直流電圧に交流電圧を重畳した二次転写電圧を用いる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-267486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、直流電圧に交流電圧を重畳した二次転写電圧を用いた場合には、トナーの飛び散りにより、細線などのミクロ画質が低下しやすい。そのため、直流電圧のみからなる二次転写電圧を用いた場合であっても、エンボス紙などのトナー像の転写が比較的難しい記録材に対するトナー像の転写性を向上させることが望まれている。
【0007】
なお、以上ではトナー像の転写が比較的難しい記録材としてエンボス紙を例として挙げたが、合成樹脂を主体とする合成紙や樹脂フィルムなどの比較的電気抵抗の高い記録材(高抵抗紙)などについても同様のことがいえる。また、本発明は直流電圧に交流電圧を重畳した二次転写電圧の使用を除外するものではない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、中間転写方式の画像形成装置におけるエンボス紙などのトナー像の転写が比較的難しい記録材に対するトナー像の転写性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、所定の極性に帯電可能でありトナー像を担持する感光体と、複数の張架ローラにより張架され、一次転写部で前記感光体から一次転写されたトナー像を二次転写部で記録材に二次転写するために搬送する、周回移動可能な中間転写ベルトと、前記感光体に対応して設けられ、前記中間転写ベルトの内周面に接触して前記感光体と前記中間転写ベルトとが当接する前記一次転写部を形成し、電圧が印加されて前記感光体から前記中間転写ベルトにトナー像を転写させる一次転写部材と、前記中間転写ベルトの移動方向において前記一次転写部材の下流側直近で前記中間転写ベルトの内周面に接触する電極部材と、前記電極部材に前記所定の極性と同極性の電圧を印加する電源と、を有し、前記電極部材は、前記電極部材における前記中間転写ベルトの内周面に接触する接触部が、前記電極部材がない場合における前記一次転写部の下流の前記中間転写ベルトの内周面側の張り面に対して前記感光体側へ侵入するように配置されていることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、中間転写方式の画像形成装置におけるエンボス紙などのトナー像の転写が比較的難しい記録材に対するトナー像の転写性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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