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公開番号2024109360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023014111
出願日2023-02-01
発明の名称半導体装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/70 20230101AFI20240806BHJP(電気通信技術)
要約【課題】系統誤差の情報を好適に取得し得る半導体装置を提供すること。
【解決手段】入力端子、出力端子及び制御端子を各々が有する複数の時間デジタル変換器と、前記複数の時間デジタル変換器のうちの第1時間デジタル変換器の前記制御端子と、前記複数の時間デジタル変換器のうちの第2時間デジタル変換器の前記制御端子と、前記第1時間デジタル変換器の前記入力端子とに接続された制御信号線と、を有し、前記制御信号線を伝搬する制御信号は、前記第1時間デジタル変換器の前記制御端子に入力された時刻よりも後の時刻に前記第2時間デジタル変換器の前記制御端子に入力され、前記第2時間デジタル変換器の前記制御端子に入力された時刻よりも後の時刻に前記第1時間デジタル変換器の前記入力端子に入力される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入力端子、出力端子及び制御端子を各々が有する複数の時間デジタル変換器と、
前記複数の時間デジタル変換器のうちの第1時間デジタル変換器の前記制御端子と、前記複数の時間デジタル変換器のうちの第2時間デジタル変換器の前記制御端子と、前記第1時間デジタル変換器の前記入力端子とに接続された制御信号線と、
を有し、
前記制御信号線を伝搬する制御信号は、前記第1時間デジタル変換器の前記制御端子に入力された時刻よりも後の時刻に前記第2時間デジタル変換器の前記制御端子に入力され、前記第2時間デジタル変換器の前記制御端子に入力された時刻よりも後の時刻に前記第1時間デジタル変換器の前記入力端子に入力される
ことを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御信号は、前記複数の時間デジタル変換器が計測を開始する時刻を制御する計測開始信号を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記制御信号は、前記複数の時間デジタル変換器が行う時間計測における基準を示すクロック信号を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1時間デジタル変換器は、前記制御信号が前記制御信号線から前記制御端子に入力されてから、前記制御信号線から前記入力端子に前記制御信号が入力されるまでの時間を示す第1デジタル信号を前記出力端子から出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1デジタル信号は、前記制御信号が前記制御信号線を伝搬する際の遅延時間を示す
ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
複数の行及び複数の列をなすように配され、各々が入射光に応じた信号を出力する複数の第1画素を更に有し、
前記複数の時間デジタル変換器のうちの一部が前記複数の列にそれぞれ対応するように配されている
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記複数の時間デジタル変換器のうちの前記一部は、前記第2時間デジタル変換器を含み、前記第1時間デジタル変換器を含まない
ことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2時間デジタル変換器は、前記制御信号が前記制御端子に入力されてから、対応する列の第1画素からの信号が前記入力端子に入力されるまでの時間を示す第2デジタル信号を前記出力端子から出力する
ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2デジタル信号は、前記半導体装置から対象物までの距離を示す
ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記複数の時間デジタル変換器は、一方向に並ぶように配されており、
前記制御信号線は、前記複数の時間デジタル変換器が配されている方向に往復するように配されている
ことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ToF(Time-of-Flight)法によって対象物との間の距離を測定する測距装置に用いられる受光装置を開示している。特許文献1の受光装置は、光を受光する画素と、光の飛行時間を計測するTDC(Time-to-Digital Converter)とを有する。特許文献1の測距装置は、TDCにおける微分非直線性誤差等の特性評価を行う機能を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-159921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているような時間デジタル変換の機能を有する半導体装置において、他の要因による系統誤差の情報を取得することが要求される場合もある。
【0005】
本発明は、系統誤差の情報を好適に取得し得る半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の一開示によれば、入力端子、出力端子及び制御端子を各々が有する複数の時間デジタル変換器と、前記複数の時間デジタル変換器のうちの第1時間デジタル変換器の前記制御端子と、前記複数の時間デジタル変換器のうちの第2時間デジタル変換器の前記制御端子と、前記第1時間デジタル変換器の前記入力端子とに接続された制御信号線と、を有し、前記制御信号線を伝搬する制御信号は、前記第1時間デジタル変換器の前記制御端子に入力された時刻よりも後の時刻に前記第2時間デジタル変換器の前記制御端子に入力され、前記第2時間デジタル変換器の前記制御端子に入力された時刻よりも後の時刻に前記第1時間デジタル変換器の前記入力端子に入力されることを特徴とする半導体装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、系統誤差の情報を好適に取得し得る半導体装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る光電変換装置の構成例を示すブロック図である。
第1実施形態に係る光電変換部及び画素信号処理部の1画素分の構成例を示す概略ブロック図である。
第1実施形態に係るアバランシェフォトダイオードの動作を説明する図である。
第1実施形態に係る読み出し回路の構成例を示す回路図である。
第1実施形態に係る読み出し回路の動作を示すタイミングチャートである。
第2実施形態に係る読み出し回路の構成例を示す回路図である。
第3実施形態に係る読み出し回路の構成例を示す回路図である。
第3実施形態に係る読み出し回路の動作を示すタイミングチャートである。
第4実施形態に係る光電変換装置の構成例を示すブロック図である。
第5実施形態に係る光電変換装置の構成例を示すブロック図である。
第6実施形態に係る光電変換装置の構成例を示すブロック図である。
第7実施形態に係る光電変換装置の構成例を示すブロック図である。
第8実施形態に係る光電変換装置の構成例を示すブロック図である。
第9実施形態に係る光電変換装置の全体構成を示す概略図である。
第10実施形態に係る光検出システムのブロック図である。
第11実施形態に係る光検出システムのブロック図である。
第12実施形態に係る内視鏡手術システムの概略図である。
第13実施形態に係る光検出システムの概略図である。
第13実施形態に係る移動体の概略図である。
第13実施形態に係る光検出システムの動作を表すフローチャートである。
第14実施形態に係る電子機器の具体例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。以下に示す実施形態は、複数の図面にわたって同一の要素又は対応する要素には共通の符号が付されており、その説明は省略又は簡略化されることがある。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る光電変換装置1の構成例を示すブロック図である。光電変換装置1は、例えば、固体撮像装置、焦点検出装置、測距装置、ToF(Time-of-Flight)カメラ等であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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