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公開番号2024112642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2023017829
出願日2023-02-08
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240814BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】FPOTを短縮しつつ、画像形成装置が過剰に駆動することを防止または抑制する。
【解決手段】外部装置から装置データと設定データとを含む入力データを受信して、記録媒体に画像を形成するように構成された画像形成装置であって、記録媒体の搬送および記録媒体への画像形成を含むプリント動作を行う処理装置と、入力データの解析の開始後かつ設定データの解析の終了前に、処理装置の第一準備動作が実行され、設定データの解析の終了後に、処理装置の第二準備動作が実行され、第二準備動作の終了後に、プリント動作が実行されるように、処理装置を制御するプリンタ制御部とを有し、プリンタ制御部は、装置データに基づいて、第一準備動作が実行されるタイミングを決定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
外部装置から装置データと設定データとを含む入力データを受信して、記録媒体に画像を形成するように構成された画像形成装置であって、
前記記録媒体の搬送および前記記録媒体への画像形成を含むプリント動作を行う処理装置と、
前記入力データの解析の開始後かつ前記設定データの解析の終了前に、前記処理装置の第一準備動作が実行され、前記設定データの解析の終了後に、前記処理装置の第二準備動作が実行され、前記第二準備動作の終了後に、前記プリント動作が実行されるように、前記処理装置を制御するプリンタ制御部と、
を有し、
前記プリンタ制御部は、前記装置データに基づいて、前記第一準備動作が実行されるタイミングを決定することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
請求項１に記載の画像形成装置であって、
前記装置データは、前記外部装置のソフトウェアに関連するソフトウェアデータを含み、
前記プリンタ制御部は、前記ソフトウェアデータに基づいて、前記タイミングを決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項３】
請求項２に記載の画像形成装置であって、
前記ソフトウェアデータは、前記ソフトウェアの種類、前記ソフトウェアのバージョンの少なくとも一つに関連する情報を含むことを特徴とする画像形成装置。
【請求項４】
請求項１に記載の画像形成装置であって、
前記プリンタ制御部は、前記装置データに応じた処理時間と基準時間とを記憶し、前記入力データの解析を開始してから、前記処理時間と前記基準時間との差分の時間が経過したタイミングで前記処理装置の前記第一準備動作が実行されるように、前記処理装置を制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項５】
請求項４に記載の画像形成装置であって、
前記プリンタ制御部は、前記入力データに基づいて画像データを生成し、前記プリント動作は前記画像データに基づいて実行され、
前記装置データは、前記外部装置のソフトウェアに関連するソフトウェアデータを含み、
前記処理時間は、前記ソフトウェアに応じた、前記入力データの解析と前記画像データの生成に要する時間であり、
前記基準時間は、前記ソフトウェアに応じた前記処理時間のうちの選択されたひとつである
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項６】
請求項５に記載の画像形成装置であって、
前記ソフトウェアデータは、前記ソフトウェアの種類、前記ソフトウェアのバージョンの少なくとも一つに関連する情報を含み、
前記処理時間は、前記情報に応じた、前記入力データの解析と前記画像データの生成に要する時間である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項７】
請求項５に記載の画像形成装置であって、
前記ソフトウェアに応じた前記処理時間は、前記画像形成装置の外部から取得されて記憶される
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項８】
請求項７に記載の画像形成装置であって、
前記制御部はさらに、前記ソフトウェアに応じた前記処理時間が記憶されていない場合には、前記第一準備動作を指示してから前記プリント動作を開始するまでの時間を測定し、測定した時間を、前記ソフトウェアに応じた前記処理時間として記憶する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項９】
請求項５に記載の画像形成装置であって、
前記入力データの解析と前記画像データの生成に要する時間は、ページを単位とした時間である
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項１０】
請求項５に記載の画像形成装置であって、
前記入力データの解析と前記画像データの生成に要する時間は、前記入力データの解析についてはページを単位とした時間であり、前記画像データの生成に関してはページを分割したバンドを単位とした時間である
ことを特徴とする画像形成装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は記録用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、画像形成装置の一例として、電子写真方式のレーザビームプリンタや複写機、また、ファクシミリ等の装置が知られている。このような画像形成装置において、印刷指示をしてから１ページ目の記録用紙への印刷が完了するまでの時間であるファーストプリントアウトタイム（以下、ＦＰＯＴという）を短縮する技術が提案されている（特許文献１）。
特許文献１では、画像形成装置は、画像データの展開時間が長くなった場合に生じた余剰駆動時間を蓄積して記憶する。余剰駆動時間が許容量に到達した場合、画像データの展開と画像形成部の起動とを同時に実施しないことで、ＦＰＯＴを短縮するとともに装置の寿命を守ることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６ー１４８７２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に示されている技術は、画像データの展開時間が長くなる頻度が増えるとＦＰＯＴの短縮動作自体を実施しなくなるという課題がある。
【０００５】
画像データの展開時間は使用している外部端末のオペレーションシステム（以下、ＯＳとする）やソフトウェア、プリンタドライバの種類や、メモリサイズなどのハードウェアの仕様により異なる。特に、近年はＯＳやプリンタドライバのバージョンが更新される頻度が上がっている。
【０００６】
ＯＳやプリンタドライバのバージョンアップ（アップデート）により、付与される情報が増え、画像データの展開時間が長くなる場合がある。
【０００７】
そこで本発明は、画像形成装置において、ＦＰＯＴを短縮しつつ、画像形成装置が過剰に駆動することを防止または抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために本発明の一側面よれば、外部装置から装置データと設定データとを含む入力データを受信して、記録媒体に画像を形成するように構成された画像形成装置であって、
前記記録媒体の搬送および前記記録媒体への画像形成を含むプリント動作を行う処理装置と、
前記入力データの解析の開始後かつ前記設定データの解析の終了前に、前記処理装置の第一準備動作が実行され、前記設定データの解析の終了後に、前記処理装置の第二準備動作が実行され、前記第二準備動作の終了後に、前記プリント動作が実行されるように、前記処理装置を制御するプリンタ制御部と、
を有し、
前記プリンタ制御部は、前記装置データに基づいて、前記第一準備動作が実行されるタイミングを決定することを特徴とする画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、画像形成装置において、ＦＰＯＴを短縮しつつ、画像形成装置が過剰に駆動することを防止または抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
画像形成装置の一例を示す断面図。
実施例１における制御系のブロック図
実施例１における制御系のデータブロック図
実施例１におけるフローチャート
実施例１におけるタイミングチャート
実施例１におけるデータ更新をする際のフローチャート
実施例２における制御系のデータブロック図
実施例２におけるフローチャート
実施例１、２におけるタイミング情報の概略図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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