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公開番号
2024110618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-16
出願番号
2023015308
出願日
2023-02-03
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20240808BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】異なる収容部から記録媒体を給送する複数のジョブを連結したジョブを実施する際に、その連結したジョブ全体としての生産性を向上させる。
【解決手段】画像形成部、給送部、及び画像読取部を制御する制御部は、第1の収容部から第1の記録媒体を給送する第1のジョブと、第2の収容部から第2の記録媒体を給送する第2のジョブを連結した連結ジョブを実施する場合に、第1のジョブに対して第2のジョブの印刷速度が変化する場合には、第1のジョブが終了した後に、第2の記録媒体に形成された調整用パターンを読み取った情報を基に第2のジョブの画像形成条件を調整する第1の調整モードを実施し、第1のジョブに対して第2のジョブの印刷速度が変化しない場合には、第1のジョブの実施中に、第2の記録媒体に形成された調整用パターンを読み取った情報を基に第2のジョブの画像形成条件を調整する第2の調整モードを実施する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
記録媒体を収容可能な複数の収容部から記録媒体を給送する給送部と、
前記画像形成部よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記画像形成部により記録媒体に形成された画像を読み取る画像読取部と、
前記画像形成部、前記給送部、及び前記画像読取部を制御して、記録媒体に形成された調整用パターンを読み取った情報を基に画像形成条件を調整する調整モードを実施する制御部と、
を備え、
前記制御部は、第1の収容部から第1の記録媒体を給送して画像を形成する第1のジョブと、前記第1の収容部とは異なる第2の収容部から第2の記録媒体を給送して画像を形成する第2のジョブを連結した連結ジョブを実施する場合に、
前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化する場合には、前記第1のジョブが終了した後に、前記第2の収容部から前記第2の記録媒体を給送し、前記第2の記録媒体に形成された前記調整用パターンを読み取った情報を基に前記第2のジョブの画像形成条件を調整する第1の調整モードを実施し、
前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化しない場合には、前記第1のジョブの実施中に、前記第1の収容部からの前記第1の記録媒体の給送を中断して、前記第2の収容部から前記第2の記録媒体を給送し、前記第2の記録媒体に形成された前記調整用パターンの読み取りが開始される前に前記第1の収容部からの前記第1の記録媒体の給送を再開して、前記第2の記録媒体に形成された前記調整用パターンを読み取った情報を基に前記第2のジョブの画像形成条件を調整する第2の調整モードを実施する、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
画像形成装置の内部の温度を検知する温度検知手段を有し、
前記制御部は、
前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化する場合において、前記連結ジョブを実施する時の前記画像形成装置の内部の温度が、前記連結ジョブを実施する前に実施された前回の第2のジョブの時の前記画像形成装置の内部の温度に比べて変化ありの場合には、前記第1のジョブが終了した後に前記第1の調整モードを実施し、前記前回の第2のジョブの時の前記画像形成装置の内部の温度に比べて変化なしの場合には、前記第1の調整モードを実施せず、
前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化しない場合において、前記連結ジョブを実施する時の前記画像形成装置の内部の温度が、前記連結ジョブを実施する前に実施された前回の第2のジョブの時の前記画像形成装置の内部の温度に比べて変化ありの場合には、前記第1のジョブの実施中に前記第2の調整モードを実施し、前記前回の第2のジョブの時の前記画像形成装置の内部の温度に比べて変化なしの場合には、前記第2の調整モードを実施しない、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数の収容部は、種類の異なる記録媒体を収容可能であり、
前記給送部では、前記第1の記録媒体を収容した前記第1の収容部から前記第1の記録媒体を給送し、または前記第1の記録媒体とは種類の異なる前記第2の記録媒体を収容した前記第2の収容部から前記第2の記録媒体を給送する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の収容部に収容した前記第1の記録媒体と、前記第2の収容部に収容した前記第2の記録媒体とは、記録媒体の厚さが異なる、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記調整用パターンは、画像の濃度が異なる複数のパッチを形成したパターンであり、 前記制御部は、前記調整用パターンを読み取った情報を基に、前記画像形成条件としての画像の濃度を補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1のジョブが終了する付近に、前記第1の収容部からの記録媒体の給送を中断して、前記第2の調整モードを実施する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1のジョブと前記第2のジョブは、前記印刷速度として、記録媒体の搬送速度が異なる、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成部よりも記録媒体の搬送方向下流側であって、前記画像読取部よりも記録媒体の搬送方向上流側に設けられ、記録媒体の画像を熱と圧力で定着する定着部を有し、
前記第1のジョブと前記第2のジョブは、前記定着部の温度が異なり、前記印刷速度として、前記定着部の温度を切り替える時間を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成部よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記画像形成部を通過した記録媒体の表裏を反転させる反転部を有し、
前記画像読取部は、記録媒体の一方の面の調整用パターンを読み取る第1の画像読取部と、記録媒体の一方の面とは反対側の他方の面の調整用パターンを読み取る第2の画像読取部と、を有し、前記反転部よりも記録媒体の搬送方向下流側に配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記連結ジョブを実施する時、前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化する場合において、前記連結ジョブを実施する前に実施された前回の第2のジョブから所定の時間が経過した場合には、前記第1のジョブが終了した後に前記第1の調整モードを実施し、前記前回の第2のジョブから前記所定の時間が経過していない場合には、前記第1の調整モードを実施せず、
前記連結ジョブを実施する時、前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化しない場合において、前記連結ジョブを実施する前に実施された前回の第2のジョブから所定の時間が経過した場合には、前記第1のジョブの実施中に前記第2の調整モードを実施し、前記前回の第2のジョブから前記所定の時間が経過していない場合には、前記第2の調整モードを実施しない、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置においては、画像形成部で階調調整用パターンなどの特定のパターンを紙などの記録媒体に印刷し、その特定のパターンを画像読取部で読み取り、その読み取った情報をγ補正などの画像形成条件にフィードバックさせている。このようにして、画像品質の安定性を向上させる手法が知られている。
【0003】
従来の画像形成装置における階調補正は、画像形成装置の階調特性が目標の階調特性に一致するように、画像データの階調特性を補正している。特許文献1では、主走査方向に延びた所定長の特定階調の帯パターンを記録媒体に形成し、複数の位置で濃度測定を行い画像形成条件にフィードバックすることで、主走査方向の濃度ムラを抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-191414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記録媒体は、種類によって抵抗値や表面性が異なることが知られている。そのため、像担持体上のトナー量が同じであっても、記録媒体の種類によって記録媒体上に発現する濃度が異なってしまうことがある。また、同じ種類の記録媒体であっても、画像形成装置内の状態が変化(例えば、トナー補給による現像特性の変化や、温湿度の変化による転写特性の変化)してしまうと、その影響で記録媒体上に発現する濃度が変化してしまうことがある。そのため、記録媒体の種類や画像形成装置内の状態の変化を加味した調整値を用いて画像形成条件を調整する必要がある。
【0006】
例えば、異なる収容部から記録媒体を給送する複数のジョブを連結したジョブで実施する際に、連結したジョブのうちの後のジョブの画像形成条件を調整する場合、後のジョブを実施する前に、前述の特定のパターンを画像読取部で読み取るための時間が必要である。また連結したジョブのうち、先のジョブの印刷速度と後のジョブの印刷速度が異なる場合、連結したジョブの実施時に、各ジョブの印刷速度を切り替えるための時間が必要である。そのため、異なる収容部から記録媒体を給送する複数のジョブを連結したジョブ全体として、生産性が低下してしまうおそれがある。
【0007】
そこで本発明の目的は、異なる収容部から記録媒体を給送する複数のジョブを連結したジョブを実施する際に、その連結したジョブ全体としての生産性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、記録媒体を収容可能な複数の収容部から記録媒体を給送する給送部と、前記画像形成部よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、前記画像形成部により記録媒体に形成された画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部、前記給送部、及び前記画像読取部を制御して、記録媒体に形成された調整用パターンを読み取った情報を基に画像形成条件を調整する調整モードを実施する制御部と、を備え、前記制御部は、第1の収容部から第1の記録媒体を給送して画像を形成する第1のジョブと、前記第1の収容部とは異なる第2の収容部から第2の記録媒体を給送して画像を形成する第2のジョブを連結した連結ジョブを実施する場合に、前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化する場合には、前記第1のジョブが終了した後に、前記第2の収容部から前記第2の記録媒体を給送し、前記第2の記録媒体に形成された前記調整用パターンを読み取った情報を基に前記第2のジョブの画像形成条件を調整する第1の調整モードを実施し、前記第1のジョブの印刷速度に対して前記第2のジョブの印刷速度が変化しない場合には、前記第1のジョブの実施中に、前記第1の収容部からの前記第1の記録媒体の給送を中断して、前記第2の収容部から前記第2の記録媒体を給送し、前記第2の記録媒体に形成された前記調整用パターンの読み取りが開始される前に前記第1の収容部からの前記第1の記録媒体の給送を再開して、前記第2の記録媒体に形成された前記調整用パターンを読み取った情報を基に前記第2のジョブの画像形成条件を調整する第2の調整モードを実施する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、異なる収容部から記録媒体を給送する複数のジョブを連結したジョブを実施する際に、その連結したジョブ全体としての生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像処理システムのハード構成を示す全体図
画像処理システムのシステム構成を表すブロック図
画像形成装置の主要部構成を示す断面図
CISユニットの概略図
調整用パターンを説明する図
濃度補正の概要を示す四限チャート
連結ジョブのジョブリストの一例を示す表図
連結ジョブ内のジョブが切り替わる際に調整を入れたジョブリストの一例を示す表図
連結ジョブ内の先のジョブ中に割込み調整を入れたジョブリストの一例を示す表図
プリントジョブの動作を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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