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公開番号2024106647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023011019
出願日2023-01-27
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B41J 15/04 20060101AFI20240801BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】記録ヘッドの故障を抑制する記録装置を提供する。
【解決手段】記録装置は、第1回転体51と、記録媒体の搬送方向において第1回転体51に下流側で隣接し、第2回転体51と、第2回転体51の搬送方向の下流側に位置する第3回転体71と、第3回転体71の搬送方向の下流側で記録媒体の記録面に記録動作を行う記録部8と、第1回転体51と第2回転体51との間の記録媒体の浮きを検知する浮き検知部50と、を備え、記録媒体は、記録面が凸になるように第1回転体51の外周面と第3回転体71の外周面のそれぞれに沿って搬送され、第1回転体51の回転軸線方向から見たときに、記録媒体と第1回転体51との当接部を第1円弧部とし、記録媒体と第3回転体71との当接部を第3円弧部とすると、第3円弧部の弦から第3円弧部の頂点までの高さである第3円弧高さは、第1円弧部の弦から第1円弧部の頂点までの高さである第1円弧高さより小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を回転しながら支持する第1回転体と、
記録媒体の搬送方向において前記第1回転体に下流側で隣接し、記録媒体を回転しながら支持する第2回転体と、
前記第2回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体を回転しながら支持する第3回転体と、
前記第3回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体の記録面に記録動作を行う記録部と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間の記録媒体の浮きを検知する浮き検知部と、
を備え、
記録媒体は、前記記録面が凸になるように前記第1回転体の外周面と前記第3回転体の外周面のそれぞれに沿って搬送され、
前記第1回転体の回転軸線方向から見たときに、記録媒体と前記第1回転体との当接部を第1円弧部とし、記録媒体と前記第3回転体との当接部を第3円弧部とすると、前記第3円弧部の弦から前記第3円弧部の頂点までの高さである第3円弧高さは、前記第1円弧部の弦から前記第1円弧部の頂点までの高さである第1円弧高さより小さいことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
記録媒体は、前記記録面が凸になるように前記第2回転体の外周面に沿って搬送され、
前記回転軸線方向から見たときに記録媒体と前記第2回転体との当接部を第2円弧部とすると、前記第2円弧部の弦から前記第2円弧部の頂点までの高さである第2円弧高さは、前記第1円弧高さ以下であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
記録媒体が、前記記録面を有する基材層と、剥離層と、前記基材層と前記剥離層とを接着する粘着層とで構成されるラベルロールであり、
記録媒体の前記剥離層の厚みをY、前記第1回転体の半径をRt、前記第1円弧部の中心角をθt、前記第3回転体の半径をRu、前記第3円弧部の中心角をθuとすると、
前記第1回転体及び前記第3回転体は、以下の式(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
(Ru+Y){1-cos(θu/2)}<(Rt+Y){1-cos(θt/2)}・・式(1)
【請求項4】
前記第3円弧部の中心角は、前記第1円弧部の中心角より小さいことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
前記第3回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体を回転しながら支持する第4回転体と、
前記第4回転体に前記搬送方向の下流側で隣接し、記録媒体を回転しながら支持する第5回転体と、
を備え、
前記記録部は、前記第4回転体と前記第5回転体との間で記録媒体の前記記録面に向けて液体を吐出する吐出ヘッドを含み、
記録媒体は、前記記録面が凸になるように前記第4回転体の外周面に沿って搬送され、
前記回転軸線方向から見たときに記録媒体と前記第4回転体との当接部を第4円弧部とすると、前記第1円弧高さは、前記第4円弧部の弦から前記第4円弧部の頂点までの高さである第4円弧高さと等しいことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項6】
前記第1回転体と前記第2回転体との間隔は、前記第4回転体と前記第5回転体との間隔と等しく、
前記第1回転体の半径は、前記第4回転体の半径と等しく、
前記第2回転体の半径は、前記第5回転体の半径と等しく、
前記第1円弧部の中心角は、前記第4円弧部の中心角と等しく、
記録媒体は、前記記録面が凸になるように前記第2回転体の外周面と前記第5回転体の外周面のそれぞれに沿って搬送され、
前記回転軸線方向から見たときに記録媒体と前記第5回転体との当接部を第5円弧部とすると、前記第2円弧部の中心角は、前記第5円弧部の中心角と等しいことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記搬送方向において前記第3回転体の下流側、且つ前記記録部の上流側で、記録媒体を回転しながら支持する第6回転体を備え、
記録媒体は、前記記録面の裏面が凸になるように前記第6回転体の外周面に沿って搬送されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項8】
前記回転軸線方向から見たときに記録媒体と前記第6回転体との当接部を第6円弧部とすると、前記第6円弧部の中心角は、前記第1円弧部の中心角及び前記第3円弧部の中心角より大きいことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記浮き検知部は、前記第1回転体及び前記第2回転体に接するように延びる搬送経路からの記録媒体の浮き量を検知することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第1回転体、前記第2回転体、前記第3回転体のそれぞれに対向して記録媒体を挟持して搬送する複数の回転体を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロールに巻かれた連続シート状の記録媒体にインクを吐出して文字や画像などを記録する記録装置として、インクジェット記録装置などが知られている。インクジェット記録装置のうち、ラインヘッド型記録装置においては、記録ヘッドが本体に対して記録媒体の搬送方向に移動しない状態で、記録媒体の搬送に連動して記録ヘッドから液滴を吐出して記録媒体に文字や画像を記録する。
【0003】
記録動作の際に、記録媒体が意図せず浮いたりカールしていたりすると、記録媒体が記録ヘッドに接触して記録ヘッドの故障に繋がるおそれがある。特許文献1には、記録動作が行われる記録部に対して搬送方向の上流側に記録媒体の浮き量を検知する浮き検出部が設けられた記録装置の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-66130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、記録部と浮き検知部との間に、記録媒体の搬送をガイドするガイドローラが設けられるような構成においては、浮き検知部通過後に記録媒体が浮き、記録媒体が浮いた状態で記録部に進入するおそれがある。
【0006】
本発明は、上述の課題を鑑みなされたものであり、記録ヘッドの故障を抑制する記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明の記録装置は、
記録媒体を回転しながら支持する第1回転体と、
記録媒体の搬送方向において前記第1回転体に下流側で隣接し、記録媒体を回転しながら支持する第2回転体と、
前記第2回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体を回転しながら支持する第3回転体と、
前記第3回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体の記録面に記録動作を行う記録部と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間の記録媒体の浮きを検知する浮き検知部と、
を備え、
記録媒体は、前記記録面が凸になるように前記第1回転体の外周面と前記第3回転体の外周面のそれぞれに沿って搬送され、
前記第1回転体の回転軸線方向から見たときに、記録媒体と前記第1回転体との当接部を第1円弧部とし、記録媒体と前記第3回転体との当接部を第3円弧部とすると、前記第3円弧部の弦から前記第3円弧部の頂点までの高さである第3円弧高さは、前記第1円弧部の弦から前記第1円弧部の頂点までの高さである第1円弧高さより小さいことを特徴とする。
また、上述の目的を達成するため、本発明の記録装置は、
記録媒体を回転しながら支持する第1回転体と、
記録媒体の搬送方向において前記第1回転体に下流側で隣接し、記録媒体を回転しながら支持する第2回転体と、
前記第2回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体を回転しながら支持する第3回転体と、
前記第3回転体の前記搬送方向の下流側で記録媒体の記録面に記録動作を行う記録部と、
前記第1回転体と前記第2回転体との間の記録媒体の浮きを検知する浮き検知部と、
を備え、
記録媒体は、前記記録面が凸になるように前記第1回転体の外周面と前記第3回転体の外周面のそれぞれに沿って搬送され、
前記第1回転体の回転軸線方向から見たときに、記録媒体と前記第1回転体との当接部を第1円弧部とし、記録媒体と前記第3回転体との当接部を第3円弧部とすると、前記第3円弧部の中心角は、前記第1円弧部の中心角より小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、記録ヘッドの故障を抑制する記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例に係る記録装置の内部構成を示す概略図である。
第1実施例に係る記録部の搬送部筐体の斜視図である。
第1実施例に係る記録ヘッドの昇降機構の斜視図である。
第1実施例に係る検知部から記録部までの搬送経路を示す概略図である。
第1実施例に係る記録部のシート搬送状態を示す概略図である。
第1実施例に係る張力過負荷時のシート状態を示す概略図である。
第1実施例に係る検知部のシート搬送状態を示す概略断面図である。
第1実施例に係る浮き検知ユニットのセンサ出力波形の説明図である。
カス上げ処理されたラベルロールの説明図である。
ラベルロールのラベル剥がれの説明図である。
ラベルロールのガイドローラ通過時の矢高の説明図である。
検知部から記録部までの搬送経路を示す概略図である。
第1実施例に係る記録装置の制御系のブロック図である。
第1実施例に係る浮き検知部の制御フローチャートである。
第2実施例に係る検知部から記録部までの搬送経路を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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