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公開番号2024108316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012623
出願日2023-01-31
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20240805BHJP(光学)
要約【課題】レンズユニットと撮像素子との相対位置精度を適切に調整可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、撮像光学系を保持するレンズユニットと、撮像光学系を通過した被写体像を電気信号に変換する撮像素子を含むセンサ基板と、センサ基板を一体的に保持するセンサホルダと、レンズユニットに対して光軸方向に移動可能に支持される支持部材と、を備える。センサホルダおよび支持部材の一方は、撮像素子の受光面の中央を中心とした球形状の凸部を有し、他方は、撮像素子の受光面の中央を中心とした球形状の凹部であって、凸部と摺動可能に当接する凹部を有する。支持部材は、光軸方向において、センサホルダに対して被写体側に配置され、センサホルダに向かって弾性部材によって押圧され、センサホルダは、レンズユニットに対して、弾性部材による押圧に抗する方向から第1のネジにより固定されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮像光学系を保持するレンズユニットと、
前記撮像光学系を通過した被写体像を電気信号に変換する撮像素子を含むセンサ基板と、
前記センサ基板を一体的に保持するセンサホルダと、
前記レンズユニットに対して光軸方向に移動可能に支持される支持部材と、を備え、
前記センサホルダおよび前記支持部材の一方は、前記撮像素子の受光面の中央を中心とした球形状の凸部を有し、他方は、前記撮像素子の受光面の中央を中心とした球形状の凹部であって、前記凸部と摺動可能に当接する凹部を有し、
前記支持部材は、前記光軸方向において、前記センサホルダに対して被写体側に配置され、前記センサホルダに向かって弾性部材によって押圧され、
前記センサホルダは、前記レンズユニットに対して、前記弾性部材による押圧に抗する方向から第1のネジにより固定されていることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記センサホルダは、前記レンズユニットに対して、前記撮像素子の長辺方向および短辺方向にそれぞれ対向して設けられた4つの前記第1のネジにより固定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記センサ基板および当該センサ基板に一体的に固定される固定部材の少なくとも一方は、前記撮像素子の長辺方向および短辺方向にそれぞれ延在し、前記弾性部材による押圧方向に向かって光軸中心側に傾斜するテーパー面を有し、
前記センサ基板は、前記センサホルダに対して、前記テーパー面にそれぞれ当接する頭部を有する第2のネジにより固定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記レンズユニットに一体的に固定され、前記支持部材の前記弾性部材による押圧方向への移動範囲を制限するストッパー部材をさらに備え、
前記支持部材は、前記ストッパー部材と第3のネジにより固定可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第3のネジは、前記レンズユニットに前記センサホルダおよび前記センサ基板を取り付けた状態で、前記光軸方向における被写体側とは反対側から締結可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
レンズユニットと撮像素子との位置や傾きのズレによって発生する解像度の低下を改善するため、レンズユニットと撮像素子との位置や傾きを調整する調整機構を有するカメラがある。
特許文献1は、レンズが取り付けられたレンズユニットを、筺体の支持部および同筺体に螺合された締め込み部材により挟み込んで固定するレンズモジュールを開示する。ここで、レンズユニットは支持部と球面形状で接しており、レンズユニットの傾き調整が可能である。また、支持部は光軸方向に弾性変形するように形成されており、レンズユニットの光軸方向の位置調整が可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005―195942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レンズユニットと撮像素子との相対位置精度を調整する場合、レンズユニットの前方にチャートもしくはコリメーターチャートを複数配置し、撮像素子からの画像に基づき画像中央および周辺の解像度が最も高くなるように調整する。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、レンズユニットの位置および傾きを調整する際、締め込み部材を被写体側から調整する必要がある。そのため、レンズユニットの画角が広いと、チャートを撮像している画像に調整工具などが映り込んでしまう。
【0005】
そこで、本発明は、レンズユニットと撮像素子との相対位置精度を適切に調整可能な撮像装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置の一態様は、撮像光学系を保持するレンズユニットと、前記撮像光学系を通過した被写体像を電気信号に変換する撮像素子を含むセンサ基板と、前記センサ基板を一体的に保持するセンサホルダと、前記レンズユニットに対して光軸方向に移動可能に支持される支持部材と、を備え、前記センサホルダおよび前記支持部材の一方は、前記撮像素子の受光面の中央を中心とした球形状の凸部を有し、他方は、前記撮像素子の受光面の中央を中心とした球形状の凹部であって、前記凸部と摺動可能に当接する凹部を有し、前記支持部材は、前記光軸方向において、前記センサホルダに対して被写体側に配置され、前記センサホルダに向かって弾性部材によって押圧され、前記センサホルダは、前記レンズユニットに対して、前記弾性部材による押圧に抗する方向から第1のネジにより固定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、レンズユニットと撮像素子との相対位置精度を適切に調整可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態におけるレンズモジュールの分解構成図。
本実施形態におけるレンズモジュールの断面図。
本実施形態におけるセンサホルダの調整穴の配置図。
本実施形態における各方向の調整時のレンズモジュールの断面図。
本実施形態におけるフォーカス調整部とフォーカスストッパーの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る撮像装置が備えるレンズモジュール10の構成例を模式的に示す分解構成図である。また、図2は、本実施形態におけるレンズモジュール10の構成例を示す断面図である。
なお、以下の説明では、撮像装置において、被写体に向ける側を「被写体側」と称し、その反対側を「撮像面側」と称する。また、撮像装置において、レンズの光軸方向をX軸方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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