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公開番号
2024073990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-30
出願番号
2022185018
出願日
2022-11-18
発明の名称
レンズ鏡筒
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20240523BHJP(光学)
要約
【課題】光学調整後に安定して固定ができるレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】レンズ鏡筒であって、第1のレンズと第2のレンズを有するレンズユニットと、第1のレンズを保持する保持枠と、保持枠に保持され、第2のレンズを保持する調整枠と、レンズユニットの光軸方向において保持枠と調整枠によって挟持されるシート部材と、を備え、調整枠は、保持枠に保持された際、光軸に直交する方向において保持枠との間で所定の間隔を有し、シート部材は、光軸に直交する方向へ突出し、接着部材によって調整枠および保持枠に固定される突出部を有し、突出部の少なくとも一部は、調整枠が所定の間隔の範囲内で光軸に直交する方向に移動した場合であっても、保持枠と調整枠に挟持されない、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1のレンズと第2のレンズを有するレンズユニットと、
前記第1のレンズを保持する保持枠と、
前記保持枠に保持され、前記第2のレンズを保持する調整枠と、
前記レンズユニットの光軸方向において前記保持枠と前記調整枠によって挟持されるシート部材と、を備え、
前記調整枠は、前記保持枠に保持された際、前記光軸に直交する方向において前記保持枠との間で所定の間隔を有し、
前記シート部材は、前記光軸に直交する方向へ突出し、接着部材によって前記調整枠および前記保持枠に固定される突出部を有し、
前記突出部の少なくとも一部は、前記調整枠が前記所定の間隔の範囲内で前記光軸に直交する方向に移動した場合であっても、前記保持枠と前記調整枠に挟持されない、
ことを特徴とするレンズ鏡筒。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記シート部材は円周状であって、前記突出部は、前記シート部材の外周上に1つ以上形成されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記保持枠は、前記突出部に対応する数の溝部を有し、
前記溝部は、前記保持枠が前記調整枠を保持した際、前記光軸に直交する方向で前記突出部に対向する位置に配置され、前記突出部の突出方向に対し凹むように形成されることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
光軸直交平面において、前記突出部は前記溝部により形成される空間の一部分に重なることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記溝部に塗布される前記接着部材によって、前記保持枠、前記調整枠及び前記シート部材がそれぞれ固定されることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】
前記溝部は、前記光軸方向に延伸して形成される第1の延伸部を有し、
前記調整枠は、前記光軸方向に延伸して形成される第2の延伸部を有し、
前記第1の延伸部と前記第2の延伸部は、前記シート部材の厚さよりも高く形成されることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
前記シート部材は、前記保持枠に対して周方向で係合することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】
前記調整枠は、前記調整枠の外周より前記光軸に直交する方向で内側に凹むように形成される凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】
前記シート部材は、1つ以上の露出部を有し、
前記露出部は、前記保持枠と前記調整枠によって前記シート部材が挟持された際に前記凹部によって露出している部分であることを特徴とする請求項8に記載のレンズ鏡筒。
【請求項10】
前記保持枠は、前記露出部に対応する数の溝部を有し、
前記凹部は、前記光軸と直交する方向で前記溝部と対向する位置に配置されることを特徴とする請求項9に記載のレンズ鏡筒。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ鏡筒に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
レンズ鏡筒には、製造過程で生じたレンズの傾きや偏芯等の位置ずれを補正するため、偏芯調整やレンズ間隔の調整などの光学調整機構が設けられる。偏芯調整は、基準となるレンズに対して、調整されるレンズを光軸直交方向に移動させる調整である。例えば、特許文献1では鏡筒の内部に光軸方向の位置が段階的に変化する階段状の当接面を設け、その当接面とレンズ枠の間にワッシャの突出部を挟み込むことでレンズの光軸方向の位置を調整するレンズ鏡筒が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-271972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、撮影画質の高画質化・高画素化が進み、レンズ鏡筒の製造過程で生じるレンズの位置ずれについてもより厳しい位置精度が求められ、1つのレンズに対して異なる複数の光学調整を施す場合がある。しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、鏡筒に設けた段階的に光軸方向の位置が変化する当接面とレンズ枠でワッシャの突出部を挟持することでレンズの光軸方向の位置を調整している。必要な調整量によってワッシャの突出部の配置される周方向の位相が異なる。
【0005】
そのため、同一のレンズに対してさらに偏芯調整を行い、偏芯調整後のレンズ枠を接着固定する際に、ワッシャの突出部の位相が異なるために鏡筒側に接着用の形状を設けることが難しく、ワッシャ自体を接着固定することが難しい。ゆえに、レンズ枠の接着固定後にもワッシャが動いてしまい、レンズ位置ずれに影響する恐れがある
【0006】
そこで、本発明では、光学調整後に安定して固定ができるレンズ鏡筒を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、第1のレンズと第2のレンズを有するレンズユニットと、第1のレンズを保持する保持枠と、保持枠に保持され、第2のレンズを保持する調整枠と、レンズユニットの光軸方向において保持枠と調整枠によって挟持されるシート部材と、を備え、調整枠は、保持枠に保持された際、光軸に直交する方向において保持枠との間で所定の間隔を有し、シート部材は、光軸に直交する方向へ突出し、接着部材によって調整枠および保持枠に固定される突出部を有し、突出部の少なくとも一部は、調整枠が所定の間隔の範囲内で光軸に直交する方向に移動した場合であっても、保持枠と調整枠に挟持されない、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光学調整を安定して行うことができるレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1におけるレンズ鏡筒の分解斜視図である。
実施例1におけるレンズ鏡筒の分解斜視図である。
実施例1における光学調整群の分解斜視図である。
実施例1における光学調整群の正面図である。
実施例1における光学調整群の部分拡大図である。
実施例1における光学調整群での偏芯調整後の様子である。
実施例1における光学調整群の部分断面図である。
実施例2における光学調整群の正面図である。
実施例2における光学調整群の部分拡大図である。
実施例2における光学調整群での偏芯調整後の様子である。
実施例2における光学調整群の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明の実施の形態は以下の実施の形態に限定されるものではない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面において説明上重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(【0011】以降は省略されています)
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