TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024061535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169535
出願日2022-10-21
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20240425BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】エンボス紙にトナー像を転写する際の転写電圧をより適切に設定することを可能とする。
【解決手段】画像形成装置1は、像担持体44bと、転写手段45bと、転写手段45bに転写電圧を印加する印加部76と、記録材Sの表面の凹凸に関する情報を検知する検知部90と、制御部30と、を有し、制御部30は、略同一の坪量の記録材Sのうち、(i)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第1の所定条件を満たす記録材Sである場合は、転写電圧を第1の転写電圧に設定し、(ii)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第2の所定条件を満たす記録材Sである場合は、転写電圧を第2の転写電圧に設定し、(iii)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第3の所定条件を満たす記録材Sである場合は、転写電圧を第3の転写電圧に設定する構成とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
転写部で前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写手段と、
前記転写手段に前記像担持体から記録材にトナー像を転写するための転写電圧を印加する印加部と、
前記転写部に供給される記録材のトナー像が転写される表面の凹凸に関する情報を検知する検知部と、
前記印加部を制御可能な制御部と、
を有し、
前記制御部は、略同一の坪量の記録材のうち、(i)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第1の所定条件を満たす記録材である場合は、前記転写電圧を第1の転写電圧に設定し、(ii)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第2の所定条件を満たす記録材である場合は、前記転写電圧を第2の転写電圧に設定し、(iii)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第3の所定条件を満たす記録材である場合は、前記転写電圧を第3の転写電圧に設定することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表面の凹凸に関する情報は、記録材の凹部の深さに関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1の所定条件を満たす記録材の凹部の深さは、前記第2の所定条件を満たす記録材の凹部の深さよりも小さく、
前記第2の所定条件を満たす記録材の凹部の深さは、前記第3の所定条件を満たす記録材の凹部の深さよりも小さく、
前記第1の転写電圧の絶対値は、前記第2の転写電圧の絶対値よりも小さく、前記第2の転写電圧の絶対値は、前記第3の転写電圧の絶対値よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の所定条件を満たす記録材は、普通紙であり、前記第2の所定条件を満たす記録材は、第1のエンボス紙であり、前記第3の所定条件を満たす記録材は、第2のエンボス紙であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記表面の凹凸に関する情報に基づいて前記凹凸の形状に関する所定のパラメータを取得し、該パラメータの値に応じて前記転写電圧を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記パラメータは、スキューネス(Rsk)(JIS B 0601)であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、略同一の坪量の記録材のうち、Rsk≧0を満たす記録材である場合の前記転写電圧の絶対値よりも、Rsk<0を満たす記録材である場合の前記転写電圧の絶対値の方が大きくなるように、前記転写電圧を設定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記パラメータは、クルトシス(Rku)(JIS B 0601)であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、略同一の坪量の記録材のうち、Rku<3を満たす記録材である場合の前記転写電圧の絶対値よりも、Rku≧3を満たす記録材である場合の前記転写電圧の絶対値の方が大きくなるように、前記転写電圧を設定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記表面の凹凸に関する情報は、前記凹凸の波形を周波数解析した情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式などを用いた画像形成装置では、記録材の種類に応じて画像形成時の動作条件(転写電圧、定着温調など)を適切に設定して高品質の画像を出力できるようにしている。
【0003】
また、近年、電子写真方式などを用いた画像形成装置で使用される記録材の種類が増加しており、中でもエンボス紙の需要が高まっている。なお、エンボス紙とは、紙の表面に浮き出しや型押しなどの方法を用いて凹凸による模様をつけた紙(ファンシーペーパー)である。これに限定されるものではないが、エンボス紙は、一般に、紙を抄く段階又は抄いた後に、凹凸による模様が表面に形成された金属ロールを押しつけて作製される。エンボス紙としては、様々な紙に様々なパターンの凹凸による模様が施された多くの種類のものが市場で入手可能である。
【0004】
特許文献1では、エンボス紙に関する記載はないが、LED光源とCMOSエリアセンサとを用いた記録用紙種センサにより記録材の種類を判別する構成が提案されている。特許文献1の構成では、記録用紙種センサによって検知した、記録材の表面からの反射光に基づく記録材の表面の凹凸の高さなどにより、普通紙やラフ紙などの記録材の種類を判別している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-240720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者の検討によって、例えば記録材の表面の凹凸の高さを検知するだけでは、様々な表面形状のものがあるエンボス紙にトナー像を転写する際の転写電圧を適切に設定することが難しいことがあることが分かった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、エンボス紙にトナー像を転写する際の転写電圧をより適切に設定することを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、転写部で前記像担持体から記録材にトナー像を転写させる転写手段と、前記転写手段に前記像担持体から記録材にトナー像を転写するための転写電圧を印加する印加部と、前記転写部に供給される記録材のトナー像が転写される表面の凹凸に関する情報を検知する検知部と、前記印加部を制御可能な制御部と、を有し、前記制御部は、略同一の坪量の記録材のうち、(i)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第1の所定条件を満たす記録材である場合は、前記転写電圧を第1の転写電圧に設定し、(ii)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第2の所定条件を満たす記録材である場合は、前記転写電圧を第2の転写電圧に設定し、(iii)トナー像が転写される表面の凹凸に関する情報が第3の所定条件を満たす記録材である場合は、前記転写電圧を第3の転写電圧に設定することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、エンボス紙にトナー像を転写する際の転写電圧をより適切に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の概略断面図である。
画像形成装置の制御構成を示す概略ブロック図である。
転写電圧制御の手順の概略を示すフローチャート図である。
表面性検知部の模式的な断面図及び斜視図である。
レザック66に関する坪量と紙厚及び溝の深さとの関係を示すグラフ図である。
レザック66及びマーメイドに関する坪量と紙厚に対する溝の深さの割合との関係を示すグラフ図である。
実施例1の制御の手順の概略を示すフローチャート図である
スキューネスが表す形状の確率密度のイメージ図である。
クロコGAの表面の写真図である。
クルトシスが表す形状の確率密度のイメージ図である。
エスプリVエンボスモメンの表面の写真図である。
マーメイドの表面の写真図である。
実施例2の制御の一例の手順の概略を示すフローチャート図である。
実施例2の制御の他の例の手順の概略を示すフローチャート図である。
実施例3の制御の一例の手順の概略を示すフローチャート図である。
実施例3の制御の他の例の手順の概略を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
成形体
9日前
キヤノン株式会社
雲台装置
17日前
キヤノン株式会社
記録装置
10日前
キヤノン株式会社
測距装置
18日前
キヤノン株式会社
発光装置
26日前
キヤノン株式会社
読取装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
17日前
キヤノン株式会社
制御装置
19日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
定着装置
9日前
キヤノン株式会社
記録装置
17日前
キヤノン株式会社
定着装置
18日前
キヤノン株式会社
定着装置
2日前
キヤノン株式会社
電子機器
24日前
キヤノン株式会社
記録装置
5日前
キヤノン株式会社
光学機器
24日前
キヤノン株式会社
光走査装置
2日前
キヤノン株式会社
カメラ装置
24日前
キヤノン株式会社
露光ヘッド
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
12日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
12日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
17日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
12日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
続きを見る