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公開番号2024062784
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170867
出願日2022-10-25
発明の名称読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/10 20060101AFI20240501BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取装置の組付作業性とリサイクル性とを向上可能な技術を提供すること。
【解決手段】読取対象が載置される載置面を有する透明部材と、前記載置面に沿う方向に移動し、前記透明部材を通して該読取対象を読み取る読取手段と、を備えた読取装置であって、前記透明部材を支持するフレームと、上下方向に前記透明部材を支持する支持部を有し、前記フレームが組付けられるベース部材と、を備え、前記フレームは、前記ベース部材に前記フレームが組付けられる前の状態で上下方向に前記透明部材を支持する複数の仮支持部と、前記透明部材の第一の端部の位置を規定する位置決め部と、を備え、前記複数の仮支持部は、横方向に弾性変位可能な少なくとも一つの可動支持部を含み、前記フレームは、前記少なくとも一つの可動支持部とは別に設けられ、前記透明部材の第二の端部において、前記位置決め部に対して前記透明部材を押圧する押圧部材を備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
読取対象が載置される載置面を有する透明部材と、
前記載置面に沿う方向に移動し、前記透明部材を通して該読取対象を読み取る読取手段と、
を備えた読取装置であって、
前記透明部材を支持するフレームと、
上下方向に前記透明部材を支持する支持部を有し、前記フレームが組付けられるベース部材と、を備え、
前記フレームは、
前記ベース部材に前記フレームが組付けられる前の状態で上下方向に前記透明部材を支持し、組付け状態において前記支持部よりも前記透明部材の支持高さが低い複数の仮支持部と、
前記透明部材の、前記載置面に沿う第一の方向の第一の端部の位置を規定する位置決め部と、を備え、
前記複数の仮支持部は、前記透明部材から離れる横方向に弾性変位可能な少なくとも一つの可動支持部を含み、
前記フレームは、前記少なくとも一つの可動支持部とは別に設けられ、前記透明部材の、前記第一の方向の第二の端部において、前記位置決め部に対して前記透明部材を押圧する押圧部材を備える、
ことを特徴とする読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記少なくとも一つの可動支持部は、
弾性変形部と、
前記弾性変形部に支持され、前記透明部材が載置される載置部と、を備え、
前記載置部は、
前記透明部材が載置される支持面と、
前記透明部材から遠ざかる方向に該支持面から傾斜して延びる傾斜面と、を備え、
前記透明部材が前記フレームに装着される際に、前記透明部材の縁が前記傾斜面に当接することで前記弾性変形部が変形して、前記載置部が支持位置から退避位置へ変位する、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項3】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記押圧部材は、前記透明部材が前記複数の仮支持部で支持されている場合と前記支持部で支持されている場合のいずれにおいても前記透明部材を押圧可能な押圧幅を有する、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項4】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記押圧部材は、前記フレームとは別部材のばねである、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項5】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記フレームは、前記透明部材の、前記載置面に沿う第二の方向の第三の端部の位置を規定する第二の位置決め部を備え、
前記第二の方向は前記第一の方向と直交する方向であり、
前記フレームは、前記透明部材の、前記第二の方向の第四の端部において、前記第二の位置決め部に対して前記透明部材を押圧する第二の押圧部材を備える、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項6】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記フレームは、前記第一の方向で前記透明部材に隣接して、自動原稿送りの際の読取用の第二の透明部材を支持し、
前記透明部材と前記第二の透明部材との間に前記位置決め部が配置されている、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項7】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記フレームは、前記複数の仮支持部と前記位置決め部とを含む本体を備え、
前記押圧部材は、前記本体に脱着可能に前記本体に装着されている、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項8】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記複数の仮支持部は、前記横方向に弾性変位しない固定支持部を含み、
前記固定支持部は、前記透明部材の、前記載置面に沿う第二の方向の第三の端部を上下方向に支持し、
前記複数の仮支持部は、前記少なくとも一つの可動支持部として、前記第二の端部を上下方向に支持する可動支持部と、前記透明部材の、前記第二の方向の第四の端部を上下方向に支持する可動支持部と、を含む、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項9】
請求項8に記載の読取装置であって、
前記複数の仮支持部は、前記第一の端部を上下方向に支持する仮支持部を含まない、
ことを特徴とする読取装置。
【請求項10】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記複数の仮支持部は、前記少なくとも一つの可動支持部として、前記第二の端部を上下方向に支持する第一及び第二の可動支持部を含み、
前記押圧部材は、前記第一及び第二の可動支持部の間に位置している、
ことを特徴とする読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は読取装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
イメージスキャナ、ファクシミリ、複写機には原稿の画像を読み取る読取装置を備えている。こうした読取装置では、原稿台としてガラス板等の透明部材を用い、透明部材の裏面側に配備されたセンサを移動させることで、透明部材を介して対象の画像を読み取るように構成されている。読取中、透明部材が移動してしまっては読取精度に影響する。透明部材を筐体に位置決めする方法として両面粘着テープを用いた方法が提案されているが、取付作業性やリサイクル性がよくない。特許文献1には、両面粘着テープを用いずに透明部材を位置決めする構造が提案されている。特許文献1の構造では、透明部材を第1筐体に仮支持し、第1筐体を第2筐体に組付けると、第1筐体の位置決め部材に第2筐体の係合部材が係合して、位置決め部材が透明部材を位置決め位置に付勢する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第05682213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構造では、第1筐体と第2筐体との組付け前の状態では、透明部材に対する位置決めが不安定な状態にあり、組付作業においては透明部材の脱落等を注意する必要がある。したがって、組付作業性に課題がある。また、第1筐体と第2筐体との組付け後の状態では、位置決め部材と係合部材とに係合負荷が常時作用し、この部分の劣化を早期に生じる虞もある。これらの部材が劣化すると、対応する筐体自体の交換が必要となる。したがって、リサイクル性にも課題がある。
【0005】
本発明は、読取装置の組付作業性とリサイクル性とを向上可能な技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
読取対象が載置される載置面を有する透明部材と、
前記載置面に沿う方向に移動し、前記透明部材を通して該読取対象を読み取る読取手段と、
を備えた読取装置であって、
前記透明部材を支持するフレームと、
上下方向に前記透明部材を支持する支持部を有し、前記フレームが組付けられるベース部材と、を備え、
前記フレームは、
前記ベース部材に前記フレームが組付けられる前の状態で上下方向に前記透明部材を支持し、組付け状態において前記支持部よりも前記透明部材の支持高さが低い複数の仮支持部と、
前記透明部材の、前記載置面に沿う第一の方向の第一の端部の位置を規定する位置決め部と、を備え、
前記複数の仮支持部は、前記透明部材から離れる横方向に弾性変位可能な少なくとも一つの可動支持部を含み、
前記フレームは、前記少なくとも一つの可動支持部とは別に設けられ、前記透明部材の、前記第一の方向の第二の端部において、前記位置決め部に対して前記透明部材を押圧する押圧部材を備える、
ことを特徴とする読取装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、読取装置の組付作業性とリサイクル性とを向上可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る読取装置を備えた複合機の斜視図。
自動原稿送り装置の内部機構の説明図。
(A)は本発明の一実施形態に係る読取装置の平面図、(B)は図3(A)のA-A線断面図、(C)は図3(A)のB-B線断面図。
図3(B)のP1部の拡大図。
図3(A)のフレームの一部破断底面図。
(A)及び(B)は読取ユニットの斜視図。
(A)読取ユニットを搭載したベース部材の平面図、(B)及び(C)はその左側面図と右側面図。
(A)~(C)は読取ユニットの動作説明図。
フレームとベース部材の分解斜視図。
透明部材を載置したベース部材の一部破断平面図。
フレームと透明部材の分解斜視図、及び、フレームの部分拡大図。
(A)はフレームの底面図、(B)は図12(A)の矢印F方向に見たフレームの図。
(A)及び(B)は、図12(A)のD-D線断面図及びE-E線断面図。
(A)~(C)は可動支持部の説明図。
(A)~(C)は透明部材の装着時における可動支持部の動作説明図。
(A)は規制部の説明図。
(A)~(C)は、押圧部材を用いない方向における透明部材の位置決めの説明図。
(A)~(C)は押圧部材の説明図。
(A)~(C)はフレームとベース部材の組付作業の説明図。
(A)~(C)はフレームとベース部材の組付作業の説明図。
(A)及び(B)は透明部材の支持態様の遷移の説明図。
(A)及び(B)は透明部材の支持態様の遷移の説明図。
フレーム及び押圧部材の別の構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<装置の概要>
図1は本発明の一実施形態に係る読取装置1を適用した複合機100の斜視図である。各図において、矢印X、Y、Zは互いに直交する方向を示し、装置の使用状態において矢印Zは上下方向、矢印X及びYは横方向(水平方向)を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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