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公開番号2024062544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170440
出願日2022-10-25
発明の名称定着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240501BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】摺動シートを用いる定着装置を発展させる。
【解決手段】第1の回転体と、発熱体と、発熱体が設けられる基板と、を有し、第1の回転体の内部空間に配置される細長いヒータと、ヒータを保持するヒータホルダと、ヒータホルダを支持するステーと、ヒータと第1の回転体の間に配置され、回転する第1の回転体の内周面と摺動する摺動シートと、第1の回転体を介してヒータとニップ部を形成する第2の回転体と、を備え、ニップ部において、記録材に形成されたトナー像を加熱して定着させる定着装置であって、基板の発熱体が設けられている面の長手方向、長手方向に直交する短手方向、長手方向及び短手方向に直交する厚み方向、とすると、ヒータホルダは、ヒータを保持する第1面と、第1面と厚み方向において反対側の第2面と、を有し、摺動シートは、第2面と前記ステーにより挟持されている定着装置を用いる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1の回転体と、
発熱体と、前記発熱体が設けられる基板と、を有し、前記第1の回転体の内部空間に配置される細長いヒータと、
前記ヒータを保持するヒータホルダと、
前記ヒータホルダを支持するステーと、
前記ヒータと前記第1の回転体の間に配置され、回転する前記第1の回転体の内周面と摺動する摺動シートと、
前記第1の回転体を介して前記ヒータとニップ部を形成する第2の回転体と、
を備え、前記ニップ部において、記録材に形成されたトナー像を加熱して定着させる定着装置であって、
前記基板の発熱体が設けられている面の長手方向、前記長手方向に直交する短手方向、前記長手方向及び前記短手方向に直交する厚み方向、とすると、前記ヒータホルダは、前記ヒータを保持する第1面と、前記第1面と前記厚み方向において反対側の第2面と、を有し、
前記摺動シートは、前記第2面と前記ステーにより挟持されていることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ヒータホルダは、前記摺動シートと前記第1の回転体の摺動方向における前記摺動シートの両端部を固定する固定部を有し、
前記摺動シートは、前記摺動方向における前記摺動シートの周上で、前記固定部よりも前記ニップ部に近い位置において、前記ステーと前記ヒータホルダの間で加圧され挟持される
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記摺動シートは、前記摺動方向における前記両端部において開口部を有し、
前記ヒータホルダの前記固定部は、前記摺動シートの前記両端部それぞれに対応する凸部であり、
前記摺動シートの前記開口部が前記ヒータホルダの前記凸部に差し込まれることにより、前記摺動シートが固定される
ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記摺動シートの前記開口部、および、前記ヒータホルダの前記凸部は、それぞれ、前記第1の回転体の長手方向に渡って複数の箇所に設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記ステーは、前記ヒータホルダの被加圧部を、前記長手方向に渡って略均一な圧力で加圧する
ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記ステーは、前記被加圧部への圧力を緩和することが可能である
ことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記ヒータホルダの前記被加圧部には、段差部が形成されている
ことを特徴とする請求項5または6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記ヒータホルダは、前記記録材の搬送方向において前記ヒータよりも上流側に設けられた、前記ヒータが前記摺動シートと接触する面よりも前記第2の回転体に向かって突出する突出部を有する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置。
【請求項9】
前記摺動シートは、前記ヒータホルダに保持される前記ヒータが前記第1の回転体に対向する位置においては、前記ヒータと前記第1の回転体の間に配置され、前記ヒータホルダが前記第1の回転体に対向する位置においては、前記ヒータホルダと前記第1の回転体の間に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記摺動シートは、前記ヒータホルダに保持される前記ヒータが前記第1の回転体に対向する位置においては、前記ヒータホルダと前記ヒータの間に配置され、前記ヒータホルダが前記第1の回転体に対向する位置においては、前記ヒータホルダと前記第1の回転体の間に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置において、ヒータを用いたオンデマンド加熱方式やハロゲンランプ加熱方式の定着装置が知られている。例えば、オンデマンド加熱方式の定着装置は、セラミック製の基板上に抵抗発熱体を有するヒータと、ヒータと接触しつつ加熱され回転する定着フィルムと、定着フィルムを介してヒータとニップ部を形成する加圧ローラを有している。
【0003】
特許文献1では、定着フィルムの摺動性を確保するために、ヒータと定着フィルム内面との間に低摩擦の材料からなる摺動シートを配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-114743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
摺動シートを用いる定着装置を発展させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
第1の回転体と、
発熱体と、前記発熱体が設けられる基板と、を有し、前記第1の回転体の内部空間に配置される細長いヒータと、
前記ヒータを保持するヒータホルダと、
前記ヒータホルダを支持するステーと、
前記ヒータと前記第1の回転体の間に配置され、回転する前記第1の回転体の内周面と摺動する摺動シートと、
前記第1の回転体を介して前記ヒータとニップ部を形成する第2の回転体と、
を備え、前記ニップ部において、記録材に形成されたトナー像を加熱して定着させる定着装置であって、
前記基板の発熱体が設けられている面の長手方向、前記長手方向に直交する短手方向、前記長手方向及び前記短手方向に直交する厚み方向、とすると、前記ヒータホルダは、前記ヒータを保持する第1面と、前記第1面と前記厚み方向において反対側の第2面と、を有し、
前記摺動シートは、前記第2面と前記ステーにより挟持されていることを特徴とする定着装置である。
【発明の効果】
【0007】
摺動シートを用いる定着装置を発展させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の画像形成装置の断面図
実施例1の定着装置の長手方向中央部の断面図
実施例1の定着装置の長手方向の断面図
(a)~(c)は実施例1の摺動シートの取り付け方法を説明する図
(a)~(b)は実施例1の変形例を説明する図
(a)~(b)は比較例1の摺動シートの取り付け方法の概略図
(a)~(b)は比較例2の摺動シートの取り付け方法の概略図
(a)~(b)は実施例2の定着装置の断面図
実施例2の効果を説明するための断面図
(a)~(b)は実施例3の定着装置の断面図
実施例3の摺動シートの概略図
(a)~(b)は実施例4の定着装置の構成の概略図
実施例5の定着装置の構成の概略図
(a)~(b)は実施例4の変形例を示す図
実施例4の変形例を示す断面図
実施例4の変形例を示す断面図
(a)~(c)は実施例6の定着装置の構成の概略図
実施例7の定着装置の構成の断面図
(a)~(b)は実施例7の定着装置の摺動シートの概略図
変形例の定着装置の断面図
実施例8の定着装置の断面図
実施例8の大サイズ通紙時のヒータホルダの位置を説明する図
実施例8の小サイズ通紙時のヒータホルダの位置を説明する図
実施例8の摺動シートの特徴を説明する図
実施例8の摺動シートの特徴を説明する図
比較例1の摺動シートの特徴を説明する図
(a)~(b)は比較例1の摺動シートの特徴を説明する図
比較例2の摺動シートの特徴を説明する図
(a)~(b)は比較例2の摺動シートの特徴を説明する図
(a)~(b)は実施例の効果を説明する図
変形例の摺動シートの特徴を説明する図
変形例の摺動シートの特徴を説明する図
実施例9の摺動シートの特徴を説明する図
実施例9の摺動シートの特徴を説明する図
実施例10の定着装置の断面図
実施例11の摺動シートの特徴を説明する図
実施例11の定着装置の長手方向中央部の断面図
実施例11定着装置の長手方向端部の断面図
実施例11の摺動シートの配置を説明する図
比較例1の摺動シートの特徴を説明する図
比較例1の摺動シートの配置を説明する図
比較例2の摺動シートの配置を説明する図
実施例11の評価画像パターンを説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
【0010】
(I)
定着フィルムの摺動性を確保するために、ヒータと定着フィルム内面との間に低摩擦の材料からなる摺動シートを配置している定着装置において、耐久などの要因によって定着
フィルムと摺動シート間の摩擦係数が増大する事がある。その場合、加圧ローラを駆動した際、ニップ部において摺動シートに搬送方向下流方向に大きな力が掛かる。結果として、ニップ形成部材の突起部にかけた穴部周辺に局所的に力が加わるため、摺動シートのヨレが発生する。その結果、定着ニップにおけるヒータから定着フィルムへの熱伝達ムラや、通紙時の記録材表面への圧分布ムラが生じ、均一な定着性が得られなくなるおそれがある。そこで、定着フィルムの摺動性を確保するために摺動シートを用いる定着装置において、摺動シートを良好な状態で保持することが必要とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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