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公開番号2024060708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168141
出願日2022-10-20
発明の名称OD記録システム
出願人株式会社JR西日本テクシア
代理人個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240425BHJP(信号)
要約【課題】低コストでプライバシー保護が容易なOD記録システムを提供する。
【解決手段】OD記録システム1は、乗車用カメラ2と、降車用カメラ3と、位置情報取得部4と、記憶装置5と、制御部6とを備える。乗車用カメラ2は、乗車する人を撮像する。降車用カメラ3は、降車する人を撮像する。制御部6は、乗車用カメラ2が撮像した画像に写っている人の特徴量を抽出し、その特徴量と乗車時の位置情報をその人の乗客データとして記憶装置5に記録する。制御部6は、降車用カメラ3が撮像した画像に写っている人の特徴量を抽出し、その特徴量と降車情報がない乗客データ中の特徴量とを比較し、それらの特徴量が最も近似する乗客データに降車情報を書き込む。その降車情報は、降車時の位置情報を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両における乗車地と降車地との間の利用者数のデータであるODデータを取得するためのOD記録システムであって、
乗車する人を撮像する乗車用カメラと、
降車する人を撮像する降車用カメラと、
乗車時及び降車時の前記車両の情報位置を取得する位置情報取得部と、
データが記録される記憶装置と、
前記乗車用カメラ、前記降車用カメラ、前記位置情報取得部、及び前記記憶装置に接続された制御部とを備え、
前記制御部は、前記乗車用カメラが撮像した画像に写っている人の特徴量を抽出し、その特徴量と乗車時の位置情報をその人の乗客データとして前記記憶装置に記録し、
前記制御部は、前記降車用カメラが撮像した画像に写っている人の特徴量を抽出し、その特徴量と降車情報がない前記乗客データ中の特徴量とを比較し、それらの特徴量が最も近似する乗客データに降車情報を書き込み、
前記降車情報は、降車時の位置情報を含むことを特徴とするOD記録システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記位置情報取得部が取得する位置情報は、当該OD記録システムに入力される停留所情報、又は衛星測位による緯度経度であることを特徴とする請求項1に記載のOD記録システム。
【請求項3】
計時機能を有し、
前記制御部は、前記各乗客データに対して乗車時の時刻と降車時の時刻を前記乗車データにさらに書き込むことを特徴とする請求項1に記載のOD記録システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記降車情報を書き込んだ乗客データ中の特徴量を自動的に削除することを特徴とする請求項1に記載のOD記録システム。
【請求項5】
前記乗車用カメラ及び降車用カメラが撮像した画像を前記記憶装置に記録しないことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のOD記録システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、公共交通機関のODデータを取得するためのOD記録システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
路線バス等の公共交通機関では、利用者への利便性を向上するとともに、運行を効率化するために、ODデータが調査され、ODデータが運行ダイヤの作成等に活用される。ODはオリジン(Origin)とデスティネイション(Destination)の略語である。ODデータは、出発地(乗車地)と目的地(降車地)との間の利用者数のデータである。
【0003】
鉄道や都市部のバスでは、運賃のキャッシュレス決済としてICカードが利用されている。ICカード利用時のデータを用いることにより、ODデータが得られる。
【0004】
例えば、非接触ICカードを用いたバス改札装置が知られている(特許文献1参照)。バス改札装置では、乗車口と降車口にICカードリーダ・ライタが設置され、乗車及び降車に関するデータが取得される。しかし、このようなバス改札機は、高コストであるので、導入できない事業者も存在する。また、全ての乗客がICカードを所持しているわけではない。
【0005】
ICカードを用いずに乗車駅と降車駅を特定する乗客管理装置が提案されている(特許文献2参照)。この乗客管理装置は、車内のカメラで撮像した画像を処理して人物を特定し、その人物の乗車駅と降車駅を特定し、有料座席の利用料金の精算処理を行う。しかし、この乗客管理装置は、利用料金の請求先や請求金額の誤りを防ぐために高い精度で画像処理を行って個人を特定するので、高コストとなる。また、この乗客管理装置は、個人を特定するので、プライバシー保護の観点から取り扱いが容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平9-134460号公報
特開2020-154917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題を解決するものであり、低コストでプライバシー保護が容易なOD記録システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のOD記録システムは、車両における乗車地と降車地との間の利用者数のデータであるODデータを取得するためのシステムであって、乗車する人を撮像する乗車用カメラと、降車する人を撮像する降車用カメラと、乗車時及び降車時の前記車両の情報位置を取得する位置情報取得部と、データが記録される記憶装置と、前記乗車用カメラ、前記降車用カメラ、前記位置情報取得部、及び前記記憶装置に接続された制御部とを備え、前記制御部は、前記乗車用カメラが撮像した画像に写っている人の特徴量を抽出し、その特徴量と乗車時の位置情報をその人の乗客データとして前記記憶装置に記録し、前記制御部は、前記降車用カメラが撮像した画像に写っている人の特徴量を抽出し、その特徴量と降車情報がない前記乗客データ中の特徴量とを比較し、それらの特徴量が最も近似する乗客データに降車情報を書き込み、前記降車情報は、降車時の位置情報を含むことを特徴とする。
【0009】
このOD記録システムにおいて、前記位置情報取得部が取得する位置情報は、当該OD記録システムに入力される停留所情報、又は衛星測位による緯度経度であることが好ましい。
【0010】
このOD記録システムにおいて、計時機能を有し、前記制御部は、前記各乗客データに対して乗車時の時刻と降車時の時刻を前記乗車データにさらに書き込むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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