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公開番号2024058523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022180829
出願日2022-11-11
発明の名称極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスク及びフォトマスク
出願人エスアンドエス テック カンパニー リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類G03F 1/24 20120101AFI20240418BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】位相反転膜に対して要求される特性を満たしながらも、既存に位相反転膜として用いられた物質、特に、ルテニウム(Ru)によって発生する問題点を解決できるEUV用ブランクマスクを提供すること。
【解決手段】基板上に順次に形成された反射膜、キャッピング膜、及び位相反転膜を備える。位相反転膜は、ニオビウム(Nb)とクロム(Cr)を含む第1層、及びタンタル(Ta)とシリコン(Si)を含む第2層を備える。第1層のニオビウム(Nb)含有量は20~50at%であり、クロム(Cr)含有量は10~40at%である。ブランクマスクは、ウエハープリンティング時に、優れた解像度(Resolution)及びNILS(Normalized Image Log Slop)具現が可能であり、低いDtC(Dose to Clear)の具現が可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基板、前記基板上に形成された反射膜、前記反射膜上に形成されたキャッピング膜、前記キャッピング膜上に形成された位相反転膜を含み、
前記位相反転膜は、
前記キャッピング膜上に形成されてニオビウム(Nb)を含む第1層、及び
前記第1層上に形成され、タンタル(Ta)及びシリコン(Si)のうち一つ以上を含む第2層、
を含むことを特徴とする、極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第1層のニオビウム(Nb)含有量は、20~50at%であることを特徴とする、請求項1に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項3】
前記第1層は、タンタル(Ta)及びシリコン(Si)のうち一つ以上をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項4】
前記第1層は、クロム(Cr)をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項5】
前記第1層のクロム(Cr)含有量は、10~40at%であることを特徴とする、請求項4に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項6】
前記第1層は、酸素(O)、窒素(N)及び炭素(C)のうち一つ以上をさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項7】
前記第1層の窒素(N)含有量は、10~60at%であることを特徴とする、請求項6に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項8】
前記第1層は、30~60nmの厚さを有することを特徴とする、請求項7に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項9】
前記第1層は、前記位相反転膜の全厚さの80%以上の厚さを有することを特徴とする、請求項8に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
【請求項10】
前記第1層は、13.5nm波長の露光光に対して0.925~0.935の屈折率(n)及び0.015~0.025の消滅係数(k)を有することを特徴とする、請求項9に記載の極紫外線リソグラフィ用ブランクマスク。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブランクマスク(Phase shift Blankmask)及びフォトマスク(Photomask)に関し、ウエハープリンティング(Wafer Printing)時に、優れた解像度(Resolution)の具現のためにEUV露光光に対して位相を反転させる位相反転膜を備えた極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスク及びこれを用いて製造されるフォトマスクに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体製造のためのリソグラフィ技術は、ArF、ArFi MP(Multiple)リソグラフィからEUVリソグラフィ技術へと発展している。EUVリソグラフィに用いられるブランクマスクは、一般に、基板上にEUV光を反射する反射膜、及びEUV光を吸収する吸収膜の2種の薄膜を含んでなる。
【0003】
最近では、上記のような吸収膜を備えたバイナリ形態のブランクマスクに比べてより高い解像度(Resolution)を具現できる位相反転ブランクマスクの開発が試みられている。位相反転ブランクマスクはバイナリブランクマスクに比べて高いNILS(Normalized Image Log Slop)を有し、これにより、ウエハープリンティング時にショット雑音効果(Shot Noise Effect)による確率的欠陥(Stochastic Defect)を減らすことができる。また、位相反転ブランクマスクは、低いDtC(Dose to Clear)具現が可能であり、半導体生産性を高めることができる。
【0004】
図1は、極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスクの基本構造を示す図である。極紫外線リソグラフィ用位相反転ブランクマスクは、基板102、基板102上に形成された反射膜104、反射膜104上に形成されたキャッピング膜105、キャッピング膜105上に形成された位相反転膜108、及び位相反転膜108上に形成されたレジスト膜110を含む。
【0005】
上記のようなEUVリソグラフィ用位相反転ブランクマスクにおいて、位相反転膜108は、フォトマスク製作が容易であるとともにウエハープリンティング時に性能(Performance)に優れた材料を用いて製作されることが好ましい。このような点を考慮した位相反転膜108の材質としてルテニウム(Ru)が研究されているが、下記のような問題点のため、生産段階に至っておらずにいる。
【0006】
第一に、ルテニウム(Ru)は、エッチング速度が遅いため、位相反転膜108のエッチング時に垂直パターンプロファイル(Vertical Pattern Profile)が具現し難い。
【0007】
第二に、位相反転膜108の下部のキャッピング膜105はルテニウム(Ru)で形成されるのが一般であり、これと同一に位相反転膜108がルテニウム(Ru)を含む場合に、キャッピング膜105に対するエッチング選択比を確保し難い。このため、位相反転膜108とキャッピング膜105との間にはエッチング阻止膜がさらに必要であり、これは、薄膜設計の複雑性の増加、エッチング阻止膜形成工程の追加、及び追加薄膜に対する洗浄と欠陥制御の必要といった問題につながる。ブランクマスクを用いて製作されたフォトマスクに対しても洗浄などのような追加工程が要求される。このような問題は、結局として収率(Yield)を低下させる要因となる。
【0008】
第三に、ルテニウム(Ru)は、193nm波長のDUV検査光に対して表面反射率が高いため、DUV検査光を用いた検査時に検査感度が低いという問題点がある。このような問題点を解決するために、ルテニウム(Ru)に酸素(O)を追加する方案を考慮することができる。ところが、ルテニウム(Ru)に酸素(O)が追加されると、屈折率(n)が高くなる問題点が発生する。しかも、酸素(O)は、ルテニウム(Ru)で形成されたキャッピング膜105を酸化させ、反射膜104とキャッピング膜105の積層構造の反射率を減少させる。
【0009】
第四に、ルテニウム(Ru)は、電子ビームリペア(e-beam Repair)時にXeF

に対する耐性によってリペア速度が遅く、このため、リペア直後にパターンプロファイルが悪いという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、位相反転膜に対して要求される特性を満たしながらも、既存に位相反転膜として用いられた物質、特に、ルテニウム(Ru)によって発生する問題点を解決できるEUV用ブランクマスクを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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