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公開番号2024040583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145019
出願日2022-09-13
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03B 15/05 20210101AFI20240318BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装置全体を大型化することなく、照明光のドームカバー内への侵入の防止しつつ、撮像可能範囲を適切に照明することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、撮像ユニットと、ドームカバーと、ハウジングと、照明部と、を備える。ドームカバーは、天頂方向を、ハウジングの設置面に直交する方向に対して、設置面に平行な第一方向における一方側に傾斜させて配置されている。照明部は、ドームカバーの中心に対して第一方向における一方側に配置され、当該一方側に照明光を出射する第一の照明部と、ドームカバーの中心に対して第一方向における他方側に配置され、設置面とは反対側に照明光を出射する第二の照明部と、を有する。第一方向におけるドームカバーの中心から第一の照明部までの距離は、前記ドームカバーの半径以下であり、第一方向におけるドームカバーの中心から第二の照明部までの距離は、ドームカバーの半径よりも大きい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像光学系および撮像素子を含み、パン方向およびチルト方向の少なくとも一方に回転可能な撮像ユニットと、
前記撮像ユニットを覆う略半球状のドームカバーと、
前記ドームカバーの周縁部を支持するハウジングと、
前記ハウジングの内側に配置され、前記ハウジングに設けられた窓部を介して当該ハウジングの外側に向けて照明光を出射する照明部と、を備え、
前記ドームカバーは、天頂方向を、前記ハウジングの設置面に直交する方向に対して、前記設置面に平行な第一方向における一方側に傾斜させて配置されており、
前記照明部は、
前記ドームカバーの中心に対して前記第一方向における前記一方側に配置され、当該一方側に照明光を出射する第一の照明部と、
前記ドームカバーの中心に対して前記第一方向における他方側に配置され、前記設置面とは反対側に照明光を出射する第二の照明部と、を有し、
前記第一方向における前記ドームカバーの中心から前記第一の照明部までの距離が、前記ドームカバーの半径以下であり、
前記第一方向における前記ドームカバーの中心から前記第二の照明部までの距離が、前記ドームカバーの半径よりも大きいことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記ドームカバーは、前記ハウジングに対して前記第一方向における前記一方側に偏心して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記撮像ユニットは、前記第一方向に直交し前記設置面に平行なチルト軸を中心にチルト回転可能に構成されており、
前記第一の照明部が出射する照明光の照射範囲は、前記撮像ユニットがチルト方向の可動範囲の一端位置にあるときの前記撮像ユニットの撮像範囲を含み、
前記第二の照明部が出射する照明光の照射範囲は、前記撮像ユニットがチルト方向の可動範囲の他端位置にあるときの前記撮像ユニットの撮像範囲を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第一の照明部および前記第二の照明部は、前記ドームカバーの中心を通り、前記設置面に垂直かつ前記第一方向に平行な中心面上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第一の照明部および前記第二の照明部は、光源と、当該光源が実装された基板と、をそれぞれ有し、
前記第一の照明部が有する前記基板は、前記撮像ユニットの光軸が前記中心面上にある状態で、前記撮像ユニットがチルト方向の可動範囲の一端位置にあるときの前記撮像ユニットの光軸の方向に対して垂直に配置され、
前記第二の照明部が有する前記基板は、前記撮像ユニットの光軸が前記中心面上にある状態で、前記撮像ユニットがチルト方向の可動範囲の他端位置にあるときの前記撮像ユニットの光軸の方向に対して垂直に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第一の照明部が有する前記基板は、前記設置面に対して傾斜して配置され、
前記第二の照明部が有する前記基板は、前記設置面に平行に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第一の照明部が出射する照明光の配光角および前記第二の照明部が出射する照明光の配光角は、前記照明光が前記ドームカバーに入射しない角度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固定照明を備えた撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レンズユニットを保護するドームカバーを有し、レンズユニットの撮像方向を水平および垂直方向に回動可能なドーム型監視カメラ装置として、投光手段を有し、投光手段による照明範囲を撮像するものがある。
特許文献1は、ドームカバーから離れた位置に投光手段を配置することにより、投光手段からの光線がドームカバー内に侵入するのを防止することができるドーム型監視カメラ装置を開示する。このドーム型監視カメラ装置は、カメラ本体が収容された筐体の外周に複数の投光手段が実装された照明装置を備え、カメラの撮像方向に対応した投光手段を点灯することにより、撮像方向を照明している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4273498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の監視カメラ装置では、ドームカバーから離れた位置に照明装置を配置するので、装置全体が直径方向に大型化してしまう。
そこで、本発明は、装置全体を大型化することなく、照明光のドームカバー内への侵入の防止しつつ、撮像可能範囲を適切に照明することができる撮像装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置の一態様は、撮像光学系および撮像素子を含み、パン方向およびチルト方向の少なくとも一方に回転可能な撮像ユニットと、前記撮像ユニットを覆う略半球状のドームカバーと、前記ドームカバーの周縁部を支持するハウジングと、前記ハウジングの内側に配置され、前記ハウジングに設けられた窓部を介して当該ハウジングの外側に向けて照明光を出射する照明部と、を備え、前記ドームカバーは、天頂方向を、前記ハウジングの設置面に直交する方向に対して、前記設置面に平行な第一方向における一方側に傾斜させて配置されており、前記照明部は、前記ドームカバーの中心に対して前記第一方向における前記一方側に配置され、当該一方側に照明光を出射する第一の照明部と、前記ドームカバーの中心に対して前記第一方向における他方側に配置され、前記設置面とは反対側に照明光を出射する第二の照明部と、を有し、前記第一方向における前記ドームカバーの中心から前記第一の照明部までの距離が、前記ドームカバーの半径以下であり、前記第一方向における前記ドームカバーの中心から前記第二の照明部までの距離が、前記ドームカバーの半径よりも大きい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、装置全体を大型化することなく、照明光のドームカバー内への侵入の防止しつつ、撮像可能範囲を適切に照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態における撮像装置の構成例を示す断面図。
本実施形態における撮像装置の構成例を示す分解斜視図。
本実施形態における撮像装置の中心面の位置を示す上面図および斜視図。
本実施形態における撮像装置の照明の配光図。
照明の配置による撮像装置の設置面方向の大きさの違いを説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
図1は、本実施形態における撮像装置の一例であるドーム型監視カメラ1の構成例を示す断面図である。また、図2は、本実施形態におけるドーム型監視カメラ1の構成例を示す分解斜視図である。
ここで、図1に示す断面図は、ドーム型監視カメラ1を、前後方向の軸に沿って上下方向に切断した図である。なお、ドーム型監視カメラ1の前側とは、後述するようにドームカバー11が偏心している側をいう。以下の説明に置いて、ドーム型監視カメラ1の前後方向は、ドームカバー11の偏心方向ともいう。また、ドーム型監視カメラ1の上下方向は、後述する設置面20bに対して直交する方向である。
【0010】
ドーム型監視カメラ(以下、単に「カメラ」ともいう。)1は、例えば、撮像画像を遠隔的にモニタリング可能なネットワークカメラであってよい。
カメラ1の外観は、ドームカバー11、上カバー10、照明窓12a、12b、および下カバー20により形成される。
ドームカバー11は、透明材からなる略半球状(ドーム形状)の光学窓である。ドームカバー11は、撮像ユニット30を覆い、周縁部としてのフランジ部11aが上カバー10に取付固定されることで上カバー10に支持される。また、ドームカバー11は、設置面20bに投影した上カバー10の外形に対して、中央から前側に偏心して配置される。つまり、上下方向から見たときに、ドームカバー11を球と近似したときの球の中心が上カバー10の前側に偏っている。
ここで、設置面20bとは、天井や壁等にカメラ1が設置される際に、下カバー20が取付固定される面である。本実施形態において、設置面20bは、図1に示す下カバー20の下面である。
(【0011】以降は省略されています)

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