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公開番号2024047386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152973
出願日2022-09-26
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240329BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】開閉可能なカバーを筐体に設けた場合でも、定着器の非通紙部が高温となる端部昇温が生じたことを適切に検知し、定着器を適切に制御することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置(1)では、制御部(C)は定着処理を実行する際に加熱ローラ(45HR)のシート(S)が通過する領域外の温度を低下させる温度低下処理を実行可能である。また、制御部(C)は、センサ(K6)に基づいてリアカバー(RC)が閉状態及び開状態であるとそれぞれ判別した場合には、第2温度センサ(ST)の検知温度が第1閾値及び第1閾値とは異なる第2閾値にそれぞれ達したことに基づいて温度低下処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
シートに現像剤像を形成するプロセス部と、
シートに現像剤像を定着させる定着器と、
前記定着器よりもシートの搬送方向の下流に設けられて、前記筐体の一部を開閉可能なカバーと、
前記カバーの開閉状態を検知するカバーセンサと、
制御部と、を備え、
前記定着器は、
シートを加熱する加熱部と、
シートの幅方向の一端部側において、前記加熱部の温度を検知する温度センサと、を備え、
前記制御部は、
シートに現像剤像を定着させる定着処理を実行する際に前記加熱部のシートが通過する領域外の温度を低下させる温度低下処理を実行可能で、
前記カバーセンサに基づいて前記カバーが閉状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が第1閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行し、
前記カバーセンサに基づいて前記カバーが開状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が第1閾値とは異なる第2閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行する、画像形成装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記筐体の内部の空気を排気するファンを前記一端部側にさらに備え、
前記制御部は、
前記カバーセンサに基づいて前記カバーが開状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が前記第1閾値よりも小さい前記第2閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記筐体の内部の空気を排気するファンをシートの幅方向の他端部側にさらに備え、
前記制御部は、
前記カバーセンサに基づいて前記カバーが開状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が前記第1閾値よりも小さい前記第2閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記筐体の内部の空気を排気するファンをさらに備え、
前記制御部は、前記ファンの回転速度を表す速度情報を取得したときに、取得した速度情報に基づいて、前記第1閾値または前記第2閾値の少なくとも一方の閾値を変更する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記温度低下処理として、前記定着処理を実行する際に単位時間当たりのシートの処理数を、前記温度低下処理を実行しない場合に比べて少なくする、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記温度低下処理として、前記定着器に搬送されるシートの搬送間隔を、前記温度低下処理を実行しない場合に比べて大きくする、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記温度低下処理として、前記定着処理を中断する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記カバーが開状態である場合において、前記筐体に形成された開口からシートを前記筐体の外部に排出可能である、請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真プリンタなどの画像形成装置としては、画像形成対象のシートを加熱して現像剤像を定着させる定着装置を備えたものが知られている。このような定着装置は、通常、シートを加熱する加熱部と、加熱部の温度を検知する温度センサとを具備しており、定着装置では、温度センサの検知結果に基づいて、加熱部による定着温度が制御される。また、従来の画像形成装置として、例えば、下記特許文献1には、定着装置の非通紙部の異常高温に起因する弊害を回避するために、定着装置の非通紙部の温度を検出する第2温度センサを設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-282039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、画像形成装置の筐体に開閉可能なカバーを設けた場合において、カバーの開閉状態によって定着器の非通紙部が高温となる端部昇温が生じたことを、温度センサによって適切に検出できない可能性があった。
【0005】
本開示は、開閉可能なカバーを筐体に設けた場合でも、定着器の非通紙部が高温となる端部昇温が生じたことを適切に検知し、定着器を適切に制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の画像形成装置は、筐体と、シートに現像剤像を形成するプロセス部と、シートに現像剤像を定着させる定着器と、前記定着器よりもシートの搬送方向の下流に設けられて、前記筐体の一部を開閉可能なカバーと、前記カバーの開閉状態を検知するカバーセンサと、制御部と、を備え、前記定着器は、シートを加熱する加熱部と、シートの幅方向の一端部側において、前記加熱部の温度を検知する温度センサと、を備え、前記制御部は、シートに現像剤像を定着させる定着処理を実行する際に前記加熱部のシートが通過する領域外の温度を低下させる温度低下処理を実行可能で、前記カバーセンサに基づいて前記カバーが閉状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が第1閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行し、前記カバーセンサに基づいて前記カバーが開状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が第1閾値とは異なる第2閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行する。
【0007】
上記の構成によれば、温度センサが、シートの幅方向の一端部側において加熱部の温度を検知する。また、温度低下処理により、加熱部のシートが通過する領域外の温度を低下させることができる。さらに、温度低下処理は、温度センサの検知温度が、カバーの開閉状態に応じて互いに異なる第1閾値または第2閾値に達したことに基づいて、実行される。これにより、開閉可能なカバーを筐体に設けた場合でも、端部昇温が生じたことを適切に検知することができ、定着器を適切に制御することができる。
【0008】
画像形成装置は、前記筐体の内部の空気を排気するファンを前記一端部側にさらに備え、前記制御部は、前記カバーセンサに基づいて前記カバーが開状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が前記第1閾値よりも小さい前記第2閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行してもよい。
【0009】
上記の構成によれば、ファンと温度センサとの双方がシートの幅方向の一端部側に設けられている。また、制御部は、カバーが開状態であると判別した場合には温度センサの検知温度が第1閾値よりも小さい第2閾値に達したことに基づいて温度低下処理を実行する。これにより、開閉可能なカバーを筐体に設けた場合でも、端部昇温が生じたことを適切に検知することができ、定着器をより適切に制御することができる。
【0010】
画像形成装置は、前記筐体の内部の空気を排気するファンをシートの幅方向の他端部側にさらに備え、前記制御部は、前記カバーセンサに基づいて前記カバーが開状態であると判別した場合には、前記温度センサの検知温度が前記第1閾値よりも小さい前記第2閾値に達したことに基づいて前記温度低下処理を実行してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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