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公開番号2024053650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022159986
出願日2022-10-04
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/097 20060101AFI20240409BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】スクラッチ削れを引き起こさず、高い耐ホットオフセット性、高い環境安定性を有するトナーの提供。
【解決手段】シリカ微粒子を有するトナーであって、
トナー粒子は、アルミニウム、鉄、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムから選択される少なくとも一つの多価金属元素を有し、多価金属元素の合計含有量が0.10μmol/g以上2.50μmol/g以下であり、シリカ微粒子の個数平均粒径が40nm以上500nm以下であり、シリカ微粒子の固体29Si-NMRのDD/MAS測定において、式(1)で表される構造中のSiaで示されるケイ素原子に対応するピークPD1の面積をSD1とし、式(2)で表される構造中のSibで示されるケイ素原子に対応するピークPD2の面積をSD2とした時、1.2≦(SD1+SD2)/SD1≦10.0である。
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(式中、Rは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結着樹脂を含有するトナー粒子およびシリカ微粒子を有するトナーであって、
該トナー粒子は、アルミニウム、鉄、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムからなる群から選択される少なくとも一つの多価金属元素を有し、
結合誘導プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)により測定される、該トナー粒子中の該多価金属元素の合計含有量が0.10μmol/g以上2.50μmol/g以下であり、
該シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が40nm以上500nm以下であり、
該シリカ微粒子の固体
29
Si-NMRのDD/MAS測定において、下記式(1)で表される構造中のSi
a
で示されるケイ素原子に対応するピークPD1と、下記式(2)で表される構造中のSi
b
で示されるケイ素原子に対応するピークPD2とが観測され、該ピークPD1の面積をSD1とし、該ピークPD2の面積をSD2としたとき、該SD1および該SD2が、1.2≦(SD1+SD2)/SD1≦10.0であることを特徴とするトナー。
TIFF
2024053650000011.tif
58
87
(式中、Rは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す。)
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記シリカ微粒子の固体
29
Si-NMRのDD/MAS測定において、下記式(3)で表される構造中のSi
c
で示されるケイ素原子に対応するピークPQが観測され、該ピークPQの面積をSQとしたとき、前記SD1、前記SD2および該SQが、
(SD1+SD2)/SQ×100≧1.0
を満たす請求項1に記載のトナー。
TIFF
2024053650000012.tif
41
67
【請求項3】
前記トナー粒子が、前記多価金属元素として、アルミニウムを0.10μmol/g以上0.32μmol/g以下の量で含有する請求項1または2に記載のトナー。
【請求項4】
前記トナーのテトラヒドロフラン可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィ測定における、重量平均分子量をMw、数平均分子量をMnとしたとき、Mwが25000以上60000以下であり、Mw/Mnが5以上10以下である請求項1または2に記載のトナー。
【請求項5】
前記シリカ微粒子の含有量が、トナー粒子100質量部に対して、0.01質量部以上10.0質量部以下である請求項1または2に記載のトナー。
【請求項6】
前記トナーが一価金属を含有し、該一価金属が、Na、Li、及びKからなる群より選択される少なくとも1種の金属である請求項1または2に記載のトナー。
【請求項7】
前記一価金属の含有量が、前記多価金属と前記一価金属の合計含有量に対して、50質量%以上90質量%以下である請求項6に記載のトナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式、静電記録方式、静電印刷方式、トナージェット方式に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子写真方式のフルカラー複写機が広く普及し、プリントオンデマンド(POD)分野への適用も始まっている。POD分野では、幅広いメディア(紙種)に対応しながら、高速、高画質、高い生産性が要求されるようになってきている。例えば、厚紙から薄紙へ紙種が変更されても、紙種に合わせてプロセススピードや定着器の加熱設定温度を変えずに印刷を続ける、メディア等速性が求められている。メディア等速性の観点から、トナーには、低温から高温まで幅広い定着温度範囲で適正に定着を完了することが求められている。幅広い定着可能温度で定着するために、シャープメルト性を有する結晶性樹脂をトナーへ添加し、低温定着性能を向上させたトナーが種々提案されている(特許文献1)。
一方、製本や、パッケージ印刷において、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いると、印刷したトナーが、人の爪や鋭利なものとの接触など、外部からの強いストレスによって剥がれて画像欠陥を起こす。いわゆる、スクラッチ削れ(スクラッチ剥がれ)という現象が起こる場合がある。
この対策として、コート紙のようなメディアに印刷する場合は、プロセススピードを落として、トナーを十分に溶融し、メディアにしっかり定着させるなどの対策が取られている。
また、特許文献1では、スクラッチ削れに関する検討は行われていない。そのため、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いた際に、外部から強いストレスが加わった場合、定着したトナー画像が割れて剥がれる。
以上のように、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いた際に、外部から強いストレスが加わった場合でも、スクラッチ削れを引き起こさないためには、依然として課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-063559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いた際に、外部から強いストレスが加わった場合においても、スクラッチ削れを引き起こさず、POD分野で求められる高い耐ホットオフセット性、高い環境安定性を有するトナーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、本発明の構成を用いることにより、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いた際に、外部から強いストレスが加わった場合においても、スクラッチ削れを引き起こさず、POD分野で求められる高い耐ホットオフセット性、高い環境安定性を有するトナーを提供できることを見出した。
すなわち、本発明は、結着樹脂を含有するトナー粒子およびシリカ微粒子を有するトナーであって、
該トナー粒子は、アルミニウム、鉄、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムからなる群から選択される少なくとも一つの多価金属元素を有し、
結合誘導プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)により測定される、該トナー粒子中の該多価金属元素の合計含有量が0.10μmol/g以上2.50μmol/g以下であり、
該シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が40nm以上500nm以下であり、
該シリカ微粒子の固体
29
Si-NMRのDD/MAS測定において、下記式(1)で表される構造中のSi
a
で示されるケイ素原子に対応するピークPD1と、下記式(2)で表される構造中のSi
b
で示されるケイ素原子に対応するピークPD2とが観測され、該ピークPD1の面積をSD1とし、該ピークPD2の面積をSD2としたとき、該SD1および該SD2が、1.2≦(SD1+SD2)/SD1≦10.0であることを特徴とするトナーに関する。
【0006】
TIFF
2024053650000001.tif
58
87
(式中、Rは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す。)
【発明の効果】
【0007】
本発明により、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いた際に、外部から強いストレスが加わった場合においても、スクラッチ削れを引き起こさず、POD分野で求められる高い耐ホットオフセット性、高い環境安定性を有するトナーを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明において、数値範囲を示す「○○以上××以下」や「○○~××」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
【0009】
〔本発明の特徴〕
本発明者らは、コート紙のようなトナーが定着しにくいメディアを用いた際に、外部から強いストレスが加わった場合においても、スクラッチ削れを引き起こさず、POD分野で求められる高い耐ホットオフセット性、高い環境安定性を有するトナーを提供することを目的として、鋭意検討をした。その結果、結着樹脂を含有するトナー粒子およびシリカ微粒子を有するトナーであって、該トナー粒子は、アルミニウム、鉄、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムからなる群から選択される少なくとも一つの多価金属元素を有し、結合誘導プラズマ発光分光分析法(ICP-AES)により測定される、該トナー粒子中の該多価金属元素の合計含有量が0.10μmol/g以上2.50μmol/g以下であり、該シリカ微粒子の一次粒子の個数平均粒径が40nm以上500nm以下であり、該シリカ微粒子の固体
29
Si-NMRのDD/MAS測定において、下記式(1)で表される構造中のSi
a
で示されるケイ素原子に対応するピークPD1と、下記式(2)で表される構造中のSi
b
で示されるケイ素原子に対応するピークPD2とが観測され、該ピークPD1の面積をSD1とし、該ピークPD2の面積をSD2としたとき、該SD1および該SD2が、1.2≦(SD1+SD2)/SD1≦10.0であることを特徴とするトナーを用いることで、スクラッチ剥がれを発生させず、高い耐ホットオフセット性、高い環境安定性が得られることを見出した。
【0010】
TIFF
2024053650000002.tif
58
87
(式中、Rは、それぞれ独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す。)
(【0011】以降は省略されています)

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