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公開番号2024058267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165524
出願日2022-10-14
発明の名称入場管理装置
出願人株式会社シブタニ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20240418BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】顔認証と携帯キーに対するキー認証の2要素認証に基づいて認証対象者の入場可否を決定可能でありながら、携帯キーを所持している利用者が顔認証の際に他の利用者と誤認され得る場合に当該利用者に対するロックアウトの発生を予防可能な入場管理装置とする。
【解決手段】事前登録される携帯キーのキーID情報K1と、当該携帯キーの利用者として事前登録される複数人の顔画像データFace1~3とを対応付けて記憶する記憶部5と、それら顔画像データFace1~3の中からカメラ部1で撮影され得られた認証対象者の顔画像データと一致するものを特定し、当該特定した利用者の顔画像データと認証キー読取部2で読み取られたキーID情報K1との対応関係が記憶部5に記憶された複数人の利用者の顔画像データFace1~3とキーID情報K1との全対応付け関係のいずれかと一致する場合に当該認証対象者の入場可否を可に決定する演算処理部3と、を採用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
顔認証と携帯キーに対するキー認証との2要素認証に基づいて認証対象者の入場可否を決定する入場管理装置において、
前記認証対象者の顔を撮影するカメラ部と、
キーID情報を保持している携帯キーから当該キーID情報を読み取る認証キー読取部と、
事前登録される前記携帯キーの前記キーID情報と、当該携帯キーの利用者として事前登録される複数人の顔画像データとを対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記複数人の利用者の顔画像データの中から前記カメラ部で撮影され得られた認証対象者の顔画像データと一致する利用者の顔画像データを特定し、当該特定した利用者の顔画像データと前記認証キー読取部で読み取られたキーID情報との対応関係が前記記憶部に記憶された前記複数人の利用者の顔画像データと前記キーID情報との全対応付け関係のいずれかと一致する場合に当該認証対象者の入場可否を可に決定する演算処理部と、を備えることを特徴とする入場管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、顔認証と携帯キーに対するキー認証との2要素認証に基づいて認証対象者の入場可否を決定する入場管理装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
住宅、マンション、オフィスビル、商業施設等の建物の玄関や個室の出入口、敷地の入構口等を開閉する扉、門等の入場ゲートを入場管理装置で管理することが行われている。高いセキュリティが要求される玄関等の入場ゲートを管理する場合、その入場ゲートから入場する人物の顔認証と、その人物が所持している携帯キーに対するキー認証との2要素認証が採用されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
その2要素認証を実行する入場管理装置は、カメラ部と、認証キー読取部と、記憶部と、演算処理部と、を備える。その記憶部には、携帯キーのキーID情報と、当該携帯キーを使用する利用者の顔画像とが一対一の対応関係で事前登録される。カメラ部は、認証対象者の顔を撮影する。認証キー読取部は、キーID情報を保持している携帯キーから当該キーID情報を読み取る。演算処理部は、カメラ部で撮影された認証対象者の顔画像と、記憶部に記憶された利用者の顔画像とを照合し、顔照合で一致した利用者の顔画像に対応付けられたキーID情報を記憶部から取得し、認証キー読取部で読み取られたキーID情報(認証対象者が所持している携帯キーのキーID情報)と前述の取得したキーID情報とを照合して一致する場合に当該認証対象者の入場可否を可に決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6607266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、顔認証の正確性は100%近くまで向上しているが、互いの顔がよく似た血縁者同士の間では稀ながら互いの顔の特徴量に実質的な差が存在せず、顔認証において他人に誤認する可能性がある。入場管理装置が2要素認証を行う場合、顔認証において他人に誤認してしまうと、キー認証に失敗するため、本来、入場を許すべき認証対象者であるにもかかわらず、その入場を拒否してしまうロックアウトが発生する。
【0006】
例えば、一卵性の兄弟が居住する建物の玄関を従来の入場管理装置が2要素認証で管理する場合、その兄弟は入場管理装置に事前登録された正当な利用者であるが、兄が玄関を開くために入場管理装置に認証を要求し、カメラ部で撮影された兄の顔を演算処理部が顔認証において弟の顔に誤認してしまうと、誤認相手である弟用の携帯キーのキーID情報を記憶部から取得して、認証キー読取部が読み取ったキーID情報(そのとき兄が所持している兄用の携帯キーのキーID情報)と照合するので、キー認証に失敗し、兄の入場を拒否してしまう。
【0007】
上述の背景に鑑み、この発明が解決しようとする課題は、顔認証と携帯キーに対するキー認証の2要素認証に基づいて認証対象者の入場可否を決定可能でありながら、携帯キーを所持している利用者が顔認証の際に他の利用者と誤認され得る場合に当該利用者に対するロックアウトの発生を予防可能な入場管理装置とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を達成するため、この発明は、顔認証と携帯キーに対するキー認証との2要素認証に基づいて認証対象者の入場可否を決定する入場管理装置において、前記認証対象者の顔を撮影するカメラ部と、キーID情報を保持している携帯キーから当該キーID情報を読み取る認証キー読取部と、事前登録される前記携帯キーの前記キーID情報と、当該携帯キーの利用者として事前登録される複数人の顔画像データとを対応付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記複数人の利用者の顔画像データの中から前記カメラ部で撮影され得られた認証対象者の顔画像データと一致する利用者の顔画像データを特定し、当該特定した利用者の顔画像データと前記認証キー読取部で読み取られたキーID情報との対応関係が前記記憶部に記憶された前記複数人の利用者の顔画像データと前記キーID情報との全対応付け関係のいずれかと一致する場合に当該認証対象者の入場可否を可に決定する演算処理部と、を備えることを特徴とする入場管理装置、という構成を採用したものである。
【0009】
上記構成によれば、携帯キーを所持している利用者が顔認証の際に他の利用者と誤認され得る場合、入場管理装置に対する利用者登録として、当該利用者は、当該携帯キーのキーID情報と、当該利用者の顔画像データとを対応付けて記憶部に事前登録するだけでなく、当該キーID情報と、当該他の利用者の顔画像データとをも対応付けて記憶部に事前登録することも可能になり、この事前登録を行えば、当該利用者が認証対象者となるとき、カメラ部で撮影され得られた当該認証対象者の顔画像データを演算処理部が当該他の利用者に特定する誤認を行っても、当該他の利用者の顔画像データと認証キー読取部で読み取られたキーID情報(当該認証対象者が所持している当該携帯キーのキーID情報)との対応関係は、記憶部に記憶された複数人の利用者の顔画像データとキーID情報との全対応付け関係のうちの一つと一致することになる。このため、演算処理部が当該認証対象者の入場可否を可に決定することになり、当該利用者に対するロックアウトが発生しない。
【発明の効果】
【0010】
このように、この発明は、上記構成の採用により、顔認証と携帯キーに対するキー認証の2要素認証に基づいて認証対象者の入場可否を決定可能でありながら、携帯キーを所持している利用者が顔認証の際に他の利用者と誤認され得る場合に当該利用者に対するロックアウトの発生を予防可能な入場管理装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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