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公開番号2024058708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022165961
出願日2022-10-17
発明の名称蝶番
出願人スガツネ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E05D 3/02 20060101AFI20240422BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】蝶番の可動部材と固定部材との間の隙間及び/又は蝶番の可動部材と枠、ガラス壁等の本体との間の隙間を効果的に塞ぐことができる蝶番を提供する。
【解決手段】蝶番1は、本体に取り付けられる固定部材4と、扉3に取り付けられ、軸6を中心に回転可能な可動部材5と、を備える。可動部材5は、扉3を前後に挟む第1挟持体7と第2挟持体8を有する。平面視において扉3の回転中心が扉3の内部に位置する。可動部材5には、扉3の前面ラインL1と後面ラインL2との間に少なくとも一部が配置される張出部12が設けられる。張出部12が可動部材5と固定部材4との間の隙間gを塞ぐ。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
本体に取り付けられる固定部材と、
扉に取り付けられ、軸を中心に回転可能な可動部材と、を備え、
前記可動部材が前記扉を前後に挟む第1挟持体と第2挟持体を有し、
平面視において前記扉の回転中心が前記扉の内部に位置し、
前記可動部材又は前記固定部材の少なくとも一方には、前記扉の前面ラインと後面ラインとの間に少なくとも一部が配置される張出部が設けられ、
前記張出部が前記可動部材と前記固定部材との間の隙間及び/又は前記可動部材と前記本体との間の隙間を塞ぐ蝶番。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第1挟持体は、前記扉に形成される切欠きに入る凸部を有し、
前記凸部の少なくとも一部が、前記扉の前記切欠きの小口と前記凸部とが当接するのを防止するカバーで覆われ、
前記張出部が前記カバーに設けられることを特徴とする請求項1に記載の蝶番。
【請求項3】
前記張出部が前記第1挟持体と前記第2挟持体に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の蝶番。
【請求項4】
前記張出部の外面は、水平断面において左右対称に形成されると共に、前記扉の前後方向の中央部において前記固定部材側に最も突出することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の蝶番。
【請求項5】
前記固定部材には、前記扉及び前記可動部材との干渉を避けるための断面円弧状の窪みが形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の蝶番。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室、シャワーブース等の扉に用いられる蝶番に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
浴室、シャワーブース等の扉には、開放感のある空間を演出するために、ガラス扉が用いられる場合がある。ガラス扉を開閉するための蝶番として、枠、ガラス壁等の本体に取り付けられる固定部材と、ガラス扉に取り付けられる可動部材と、を備える蝶番が知られている(特許文献1参照)。可動部材は、ガラス扉を前後に挟む第1挟持体と第2挟持体を有する。
【0003】
浴室、シャワーブース等のガラス扉においては、浴室の内部の水分が外部に漏れることがある。例えば断面コ字状のエッジシールを扉の周囲に取り付けることで、扉の周囲の隙間を塞ぐことができる。しかし、蝶番の可動部材が邪魔になるので、エッジシールを蝶番の可動部材の部分まで延ばすことはできない。このため、蝶番の可動部材と固定部材との間に隙間が発生し、この隙間を介して水分が外部に漏れ出てしまう。
【0004】
これを解決するために、特許文献1には、第1挟持体と扉との間に介在するパッキン又は第2挟持体と扉との間に介在するパッキンに、固定部材に向かって張り出す張出部を設け、パッキンの張出部によって蝶番の可動部材と固定部材との間の隙間を塞ぐことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-307559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に記載の発明において、パッキンは扉の前面よりも前側又は扉の後面よりも後側に配置される。このため、扉を少し開いただけで、固定部材と張出部との間の隙間が大きくなってしまう。また、扉が内開きも外開きも可能な場合、内開き又は外開きのいずれか一方の場合において、張出部がさらに強い力で固定部材に押し付けられて、張出部が変形してしまう。これを防止し、張出部の当たりを弱めようとすると、今度は固定部材と張出部との隙間が大きくなる。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、蝶番の可動部材と固定部材との間の隙間及び/又は蝶番の可動部材と枠、ガラス壁等の本体との間の隙間を効果的に塞ぐことができる蝶番を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、本体に取り付けられる固定部材と、扉に取り付けられ、軸を中心に回転可能な可動部材と、を備え、前記可動部材が前記扉を前後に挟む第1挟持体と第2挟持体を有し、平面視において前記扉の回転中心が前記扉の内部に位置し、前記可動部材又は前記固定部材の少なくとも一方には、前記扉の前面ラインと後面ラインとの間に少なくとも一部が配置される張出部が設けられ、前記張出部が前記可動部材と前記固定部材との間の隙間及び/又は前記可動部材と前記本体との間の隙間を塞ぐ蝶番である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、平面視において扉の回転中心が扉の内部に位置すると共に、扉の前面ラインと後面ラインとの間に張出部を設けるので、張出部によって蝶番の可動部材と固定部材との間の隙間及び/又は蝶番の可動部材と本体との間の隙間を効果的に塞ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態の蝶番が使用される浴室、シャワーブース等の出入口を示す斜視図である。
図2(a)は本実施形態の蝶番の前面側斜視図であり、図2(b)は本実施形態の蝶番の背面側斜視である。
本実施形態の蝶番の分解斜視図である。
本実施形態の蝶番の詳細図(図4(a)は図4(c)のA-A線断面図、図4(b)は平面図、図4(c)は正面図)である。
本実施形態の蝶番の動作図である。
図6(a)は本発明の第2実施形態の蝶番の前面側斜視図であり、図6(b)は本発明の第2実施形態の蝶番の後面側斜視図である。
図7(a)は本発明の第3実施形態の蝶番の後面側斜視図(扉の閉じ位置を示す)であり、図7(b)は本発明の第3実施形態の蝶番の後面側斜視図(扉の開き位置を示す)である。
図7(a)のVIII-VIII線断面図である。
本発明の第3実施形態の蝶番の分解斜視図である。
本発明の第4実施形態の蝶番の斜視図である。
図11(a)は張出部の平面図であり、図11(b)は蝶番の平面図である。
本発明の第5実施形態の蝶番の斜視図である。
図13(a)は張出部の平面図であり、図13(b)は蝶番の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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