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公開番号2024085238
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199658
出願日2022-12-14
発明の名称下降窓固定構造
出願人近畿車輌株式会社
代理人個人
主分類E05C 19/04 20060101AFI20240619BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】下降窓に対して個別に微調整が可能であり、かつ、作業時間を短縮できる下降窓固定構造を提供する。
【解決手段】下降窓固定構造1は、下降窓100の下端101に設けられた受部1bと、この受部1bに対して水平方向に付勢を加えながら摺接する押圧部1aにより構成される。押圧部1aは、取付板18と枠体2で囲われる内側に上下動可能にスライダー4を備える。付勢バネ6はスライダー4を下方に付勢している。スライダー4には、受部1b側へ揺動可能に揺動アーム8が軸支されている。揺動アーム8の揺動端10には、受部1bに沿って転動可能なローラー10aが設けられている。枠体2には、ローラー10aの回転軸12を水平方向へガイドする水平ガイド部2aが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
下降窓を閉位置に固定する下降窓固定構造であって、
前記下降窓の収容壁内で、前記下降窓の面外方向へ距離を置いて上下動可能に設けられたスライダーと、
前記スライダーを下方へ付勢する付勢手段と、
前記下降窓側へ揺動するように前記スライダーに軸支された揺動アームと、
前記スライダーの降下に対して前記揺動アームの揺動端が前記下降窓へ向けて水平運動をするようにガイドする水平ガイド部と、
前記下降窓の下端に設けられ、前記揺動端の嵌合により前記下降窓の閉状態の位置決めをする凹部が形成された受部と
を備えたことを特徴とする下降窓固定構造。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記スライダーを上下動可能に保持すると共に、前記水平ガイド部が形成されたフレームと、
前記揺動アームの前記揺動端を構成し、揺動の軸方向と平行に軸支されたローラーと、
前記ローラーを軸支し、端縁の少なくとも一方が前記水平ガイド部によって水平方向へガイドされる回転軸と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の下降窓固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下降窓に関するものであり、特に、鉄道車両の下降窓を閉状態に安定的に固定する下降窓固定構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両の側窓において、上向きの付勢を与える昇降機構を下端側に備えた下降窓が知られている。図11は昇降機構としてバランサ103(釣合装置)を備えた、従来の下降窓100を示している。この下降窓100を開くと、バランサ103によって上向きの適度な付勢が作用するので、落とし窓のようにユーザーが窓の全重量を支える必要はなく、安全かつスムーズに開閉操作を行うことができる。
【0003】
なお、上述のバランサ103は、下降窓100が開閉域の中間位置にあるときに補助的に働くものであって、完全に閉じた状態を維持するためには、閉状態を固定する別の構成が必要になる。そこで、従来のバランサ103を備えた下降窓100には、閉状態の下降窓100が車体の振動等により自然降下してしまうことを防ぐために、下り止め構造120(固定構造)が備えられている。
【0004】
図12は、図11のXII-XII線で切断した下り止め構造120の断面図である。下降窓100の下端101には、ピン受金120bが設けられている。開放した(下降した)下降窓100を収容する収容壁102内において、下降窓100に対して車内側には、ピン受金120bに対向してプランジャ122が設けられている。ピン受金120bのプランジャ122側には、傾斜面が形成されており、この傾斜面の下端側でプランジャ122のピン122aが係合するように形成されている。下降窓100を閉じる際、ピン受金120bの傾斜面に対してプランジャ122のピン122aが摺接し、下端に係合することにより、下降窓100を閉状態に固定することができる。
【0005】
ところで、上述の下り止め構造120には、下降窓100毎のばらつきの影響を吸収するために調整機構が備わっている。図12の構成では、プランジャ122と取付座123との間にライナー121を挿入することによって、ピン受金120bに対するプランジャ122の位置を微調整することが可能である。以上のように、下降窓100の下り止め構造120は、ピン受金120b及び押圧部120aからなり、この押圧部120aは、プランジャ122、取付座123及びライナー121によって構成されている。
【0006】
従来のバランサを備えた下降窓は特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-084519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、必要とされる調整量に対して、ライナー121の厚さが完全に一致することは稀であり、最も近い寸法のものが選択される。このため、設置場所によって操作感に微妙な違いが生じる可能性がある。
【0009】
また、図12のような構成の場合、プランジャ122を取り付ける作業は車内側から行われる。具体的には、下降窓100が全閉状態から少し引き下げられるときに規定された力でロック状態が解除されるように、引き下げ時の抵抗を感覚的に確認しながら、厚さ
の異なるライナー121を複数回抜き差しして調整を行う必要があり、作業負担が大きい。
【0010】
そこで、本発明は、下降窓に対して個別に微調整が可能であり、かつ、作業時間を短縮できる下降窓固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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