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公開番号
2024083912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-24
出願番号
2022197996
出願日
2022-12-12
発明の名称
折戸用丁番
出願人
ニホンエスティ精工株式会社
代理人
個人
主分類
E05D
11/10 20060101AFI20240617BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】施解錠機能を備えた折戸用丁番を提供する。
【解決手段】折戸用丁番1は、折戸12A,12Bに取付けられる対の取付板1A,1Bが折戸12A,12Bの閉成位置では略面一となり、開成位置では折畳まれる如く回動自在に連結された折戸用丁番1を前提としている。そして、対の取付板1A,1Bが折戸12A,12Bの閉成位置で略面一となった状態で、折戸12A,12Bの外側の部材と内側の部材とを連動させ、施解錠を行うように構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
折戸に取付けられる対の取付板が前記折戸の閉成位置では略面一となり、開成位置では折畳まれる如く回動自在に連結された折戸用丁番であって、
前記対の取付板が前記折戸の閉成位置で略面一となった状態で、前記折戸の外側の部材と内側の部材とを連動させ、施解錠を行うように構成されている折戸用丁番。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記折戸の外側に設けられる外側ツマミまたは前記折戸の内側に設けられる内側ツマミをスライドさせることで、前記折戸の内側に設けられるスライド部材の先端部が当該折戸用丁番の回動部に抜き差しされる請求項1に記載の折戸用丁番。
【請求項3】
前記取付板には、係合部材と被係合部材とからなるロック機構が設けられ、
前記係合部材には、ブロック状を呈する先端部側に楔状のカム面が設けられ、上面側にロック溝が設けられて後端部側から押圧バネにて先端部側へ押圧され、
前記被係合部材には、前記折戸の閉成位置で前記カム面に当接する閉成用係合面部と、前記折戸の開成位置で前記ロック溝に係合する開成用係合面部とが設けられ、
前記取付板の側面部および/または前記カム面の下面部には差し込み穴が設けられ、
前記折戸の外側に設けられる外側ツマミまたは前記折戸の内側に設けられる内側ツマミをスライドさせることで、前記折戸の内側に設けられるスライド部材の先端部が前記差し込み穴に抜き差しされる請求項2に記載の折戸用丁番。
【請求項4】
前記スライド部材の一端部を側面視で略L字状に立ち上げて前記内側ツマミを形成し、
前記取付板が前記折戸の開成位置で折畳まれた状態では、前記内側ツマミが前記取付板の側面部に当たることで前記スライド部材のスライドを止める請求項2に記載の折戸用丁番。
【請求項5】
前記外側ツマミから延設された連動ピンが前記スライド部材のピン係止部で係止される請求項2に記載の折戸用丁番。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、折戸に用いられる折戸用丁番に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、折戸に用いられる折戸用丁番が知られている。例えば、特許文献1には、折戸をその開成位置と閉成位置との各位置にロック状態で姿勢保持し得るようにした折戸用丁番が開示されている。これにより、開成位置と閉成位置の各位置において強力で確実な姿勢保持が行なえ、折戸専用の丁番を実用化することが可能となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平01-030522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の折戸用丁番には施解錠機能が無い。それは日本にはふすま文化があり、紙で開口部を作ることから、昔ながらの考えでは鍵の必要性が求められなかったためである。
【0005】
昨今、バック等の高級品もクロゼット等に収納することが主流となりながら、施解錠機能については何ら対策されていない。地震等の災害時に揺れで折戸が開いてしまい、中の収納物が飛び出すことも考えられ、昔ながらの考えでは利用者が満足できなくなっている。また、クロゼット等は子どもの遊び場となるため、新たに指詰めや閉じ込め等の問題を起こすリスクもあり、必要時以外は開閉を避けることが求められる。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであって、施解錠機能を備えた折戸用丁番を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、折戸に取付けられる対の取付板が前記折戸の閉成位置では略面一となり、開成位置では折畳まれる如く回動自在に連結された折戸用丁番であって、前記対の取付板が前記折戸の閉成位置で略面一となった状態で、前記折戸の外側の部材と内側の部材とを連動させ、施解錠を行うように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、施解錠機能を備えた折戸用丁番を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態における折戸用丁番の使用状態を示す上面図である。
図1に示される折戸用丁番が施錠状態であるときの平面図である。
図2に示される折戸用丁番の断面図である。
図1に示される折戸用丁番が解錠状態であるときの平面図である。
図4に示される折戸用丁番の断面図である。
図1に示される折戸用丁番が解錠状態で回動する様子を示す断面図である。
図1に示される折戸用丁番が備える外側ツマミの平面図である。
図6に実線で示される状態の折戸間を外側から見た場合の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。図面は模式的なものであり、各部の厚みや寸法などは現実のものとは異なる。具体的な厚みや寸法などは、以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(【0011】以降は省略されています)
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