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公開番号2024085237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199657
出願日2022-12-14
発明の名称下降窓固定構造
出願人近畿車輌株式会社
代理人個人
主分類E05C 19/02 20060101AFI20240619BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】下降窓に対して個別に微調整が可能であり、かつ、作業時間を短縮できる下降窓固定構造を提供する。
【解決手段】下降窓固定構造1は、下降窓100の下端101に設けられたピン受部1bと、このピン受部1bに対向して配置される押圧部1aにより構成される。押圧部1aは、収容壁102内の鉛直に広がる構造に取り付けることができる取付座4を有している。取付座4には、中央にねじ込み式のプランジャ2を螺設するねじ溝が形成されている。プランジャ2はピン2a側をピン受部1b側へ向けて配置される。取付座4には、プランジャ2の緩み止めを行う緩み止めナット6を収容可能な空間を形成するように、ピン受部1b側へ凸構造を形成している。ピン受部1bには、下方に向けて押圧部1a側へ傾斜した傾斜部1b1を有し、傾斜部1b1の下方にはプランジャ2のピン2aが係合可能な凹部1b2が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
下降窓を閉位置に固定する下降窓固定構造であって、
ピン側を前記下降窓に向けて設置されるねじ込み式のプランジャと、
前記プランジャが螺設される取付座と、
前記下降窓の下端に設けられ、前記ピンの嵌合により前記下降窓の閉状態の位置決めをする凹部が形成されたピン受部と
を備えたことを特徴とする下降窓固定構造。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記取付座に螺設された前記プランジャに対して、前記ピンとは逆側から締結される緩み止めナットを備えたことを特徴とする請求項1に記載の下降窓固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下降窓に関するものであり、特に、鉄道車両の下降窓を閉状態に安定的に固定する下降窓固定構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両の側窓において、上向きの付勢を与える昇降機構を下端側に備えた下降窓が知られている。図6は昇降機構としてバランサ103(釣合装置)を備えた、従来の下降窓100を示している。この下降窓100を開くと、バランサ103によって上向きの適度な付勢が作用するので、落とし窓のようにユーザーが窓の全重量を支える必要はなく、安全かつスムーズに開閉操作を行うことができる。
【0003】
なお、上述のバランサ103は、下降窓100が開閉域の中間位置にあるときに補助的に働くものであって、完全に閉じた状態を維持するためには、閉状態を固定する別の構成が必要になる。そこで、従来のバランサ103を備えた下降窓100には、閉状態の下降窓100が車体の振動等により自然降下してしまうことを防ぐために、下り止め構造120(固定構造)が備えられている。
【0004】
図7は、図6のVII-VII線で切断した下り止め構造120の断面図である。下降窓100の下端101には、ピン受金120bが設けられている。開放した(下降した)下降窓100を収容する収容壁102内において、下降窓100に対して車内側には、ピン受金120bに対向してプランジャ122が設けられている。ピン受金120bのプランジャ122側には、傾斜面が形成されており、この傾斜面の下端側でプランジャ122のピン122aが係合するように形成されている。下降窓100を閉じる際、ピン受金120bの傾斜面に対してプランジャ122のピン122aが摺接し、下端に係合することにより、下降窓100を閉状態に固定することができる。
【0005】
従来のバランサを備えた下降窓は特許文献1に開示されている。
【0006】
ところで、上述の下り止め構造120には、下降窓100毎のばらつきの影響を吸収するために調整機構が備わっている。図7の構成では、プランジャ122と取付座123との間にライナー121を挿入することによって、ピン受金120bに対するプランジャ122の位置を微調整することが可能である。以上のように、下降窓100の下り止め構造120は、ピン受金120b及び押圧部120aからなり、この押圧部120aは、プランジャ122、取付座123及びライナー121によって構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-084519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、必要とされる調整量に対して、ライナー121の厚さが完全に一致することは稀であり、最も近い寸法のものが選択される。このため、設置場所によって操作感に微妙な違いが生じる可能性がある。
【0009】
また、図7のような構成の場合、プランジャ122を取り付ける作業は車内側から行われる。具体的には、下降窓100が全閉状態から少し引き下げられるときに規定された力でロック状態が解除されるように、引き下げ時の抵抗を確認しながら、厚さの異なるラ
イナー121を複数回抜き差しして調整を行う必要があり、作業負担が大きい。
【0010】
そこで、本発明は、下降窓に対して個別に微調整が可能であり、かつ、作業時間を短縮できる下降窓固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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