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公開番号2024083728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197704
出願日2022-12-12
発明の名称扉機構
出願人株式会社ユキテック
代理人個人,個人
主分類E05D 3/14 20060101AFI20240617BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】密閉性が必要でありながら調整が難しい大型で重量のある扉に設置して施工時の調整を容易にし、設置後の微調整を最小限とする。
【解決手段】
上下に伸延する支点軸を軸通することで、筐体側固定部を支点軸が軸支する。筐体側固定部は、筐体側に固定する。支点軸に隣接して平行に配設した調整軸を軸通することで、扉側固定部を調整軸が軸支する。扉側固定部は、扉に固定する。筐体側固定部と扉側固定部を連結するリンク部を設け、リンク部は平行リンク構造とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上下に伸延する支点軸を軸通することでこの支点軸を軸支し筐体側に固定される筐体側固定部と、
前記支点軸に隣接して平行に配設した調整軸を軸通することでこの調整軸を軸支し、扉に固定される扉側固定部と、
前記筐体側固定部と前記扉側固定部を連結するリンク部と、を有し、
前記リンク部は、平行リンクで構成される扉機構。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記リンク部は、所定厚さを有するブロック状リンクと、
前記ブロック状リンクに近接するとともに、前記支点軸の中心と前記調整軸の中心とを結ぶ線と平行に設けられる棒状リンクと、
前記ブロック状リンクの両端と前記棒状リンクとを2本の連結リンクとにより、平行リンクを構成する請求項1に記載の扉機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、密閉性が必要でありながら調整が難しい大型で重量のある扉に設置して施工時の調整を容易にし、設置後の微調整を最小限とする扉機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大雨による洪水や高潮、津波等の災害により、建物内外の開口部である出入口や通路が浸水した場合には、生活の基盤、生産・経済活動の基盤が少なくとも一時的に損なわれることになる。にもかかわらず、近年では気候変動による短時間での集中豪雨が地域を問わず多発する傾向にある。
このため、浸水対策として、たとえば、電気室や機械室等に設けられている設備等を搬入・搬出可能とする大型の扉において、水密性等の密閉性を考慮して二軸型のヒンジを用いて可能な限り扉を扉枠に均等圧で付勢できるよう検討されているが、図4に示すように扉とパッキンが平行となるように扉を移動させることは困難な状況であった。
【0003】
このような状況において、例えば、特許文献1には、1本の支点軸と、この支点軸に隣接して平行に配列した1本の調整軸と、ヒンジとを有する扉機構であって、ヒンジには、支点軸と調整軸とが軸通される貫通穴が設けられた扉機構が開示されている等、各種提案がなされている。また、特許文献1には、扉を扉枠に均等圧で付勢できるように、リンク調整部が設けられ、リンク調整部を構成するボルトによる締結度合いによって、扉の調整を行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6824546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非常に重い大型扉の場合、特許文献1に記載のリンク調整部による調整は、開閉のたびに、ボルトのゆるみまたは、緊結がすすむため、開閉回数が増えるごとに扉を扉枠に均等圧で付勢することができない(初期の状態を維持することができない)。このため、開閉のたびにボルトの締結度合いを調整する必要があり、扉の設置管理者は施工業者に調整の依頼をしなければならなかった。
しかも、このリンク調整部による調整の場合、調整には熟練の技術者でなければ非常に困難ともいわざるを得なかった。
【0006】
そこで、発明者は、二軸型のヒンジにおいて、開閉時における二軸の位置関係に着目し、リンク式ヒンジにおけるリンク部を平行リンクとすることにより、設置時に、開閉扉とパッキン面とが平行となるようにひとたび調整を行えば、設置以降に微調整なしに常に扉を扉枠に均等圧で付勢できることを知見し、本発明を完成させた。
【0007】
本発明は、密閉性が必要でありながら調整が難しい大型で重量のある扉に設置して施工時の調整を容易にし、設置後の微調整を最小限とする扉機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、上下に伸延する支点軸を軸通することでこの支点軸を軸支し筐体側に固定される筐体側固定部と、前記支点軸に隣接して平行に配設した調整軸を軸通することでこの調整軸を軸支し、扉に固定される扉側固定部と、前記筐体側固定部と前記扉側固定部を連結するリンク部と、を有し、前記リンク部は、平行リンクで構成される扉機構である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記リンク部は、所定厚さを有するブロック状リンクと、前記ブロック状リンクに近接するとともに、前記支点軸の中心と前記調整軸の中心とを結ぶ線と平行に設けられる棒状リンクと、前記ブロック状リンクの両端と前記棒状リンクとを2本の連結リンクとにより、平行リンクを構成する請求項1に記載の扉機構である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、リンク式ヒンジを用いた扉機構において、リンクの形式を平行リンクとする。これにより、扉の設置時に筐体側固定部と扉側固定部との調整を行い、かつ、扉とパッキン(閉扉時に扉と接触する部分)が平行となるように調整を行うだけで、設置以降の微調整なしに扉を扉枠に均等圧で付勢することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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