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公開番号2024055495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162467
出願日2022-10-07
発明の名称開閉体制御装置
出願人株式会社ユーシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/43 20150101AFI20240411BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】 開閉体の動作中における開閉体の衝突の発生を抑制する。
【解決手段】 開閉体制御装置100が、開閉体4の周辺の被検出物Xまでの距離である検出距離dXを検出する距離検出部41と、開閉体4の開放動作または閉鎖動作の開始指令が入力されると、開閉体4を動作させるべく駆動部10を制御する制御部20とを備える。制御部20は、開始指令が入力されると、被検出物Xが移動物および静止物のいずれであるのかを判定し、被検出物Xが静止物である場合には、衝突判定距離dとして第1衝突判定距離d1を設定し、被検出物Xが移動物である場合には、衝突判定距離dとして第1衝突判定距離d1よりも長い第2衝突判定距離d2を設定する。制御部20は、検出距離dXが衝突判定距離dよりも小さければ、開閉体4の動作を停止させるべく駆動部10を制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体の開口を開放および閉鎖する開閉体を駆動する駆動部と、
前記開閉体の周辺の被検出物までの距離である検出距離を検出する距離検出部と、
前記開閉体の開放動作または閉鎖動作の開始指令が入力されると、前記開閉体を動作させるべく前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記開始指令が入力されると、前記距離検出部の検出結果に基づいて、前記被検出物が移動物および静止物のいずれであるのかを判定し、
前記被検出物が前記静止物である場合には、前記検出距離と比較されるべき衝突判定距離として第1衝突判定距離を設定し、
前記被検出物が前記移動物である場合には、前記衝突判定距離として前記第1衝突判定距離よりも長い第2衝突判定距離を設定し、
前記検出距離が前記衝突判定距離よりも大きければ、前記開閉体の動作を継続させるべく前記駆動部を制御し、前記検出距離が前記衝突判定距離よりも小さければ、前記開閉体の動作を停止させるべく前記駆動部を制御する
開閉体制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記開閉体の動作位置を検出する開閉体位置検出部を更に備え、
前記制御部は、前記開閉体の動作位置が、前記開閉体の前記車体からの張出量が前記開閉体の可動範囲内で最大となる最大張出位置に近いほど、前記衝突判定距離が大きくなるようにして、前記衝突判定距離を設定する
請求項1に記載の開閉体制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記開閉体の前記動作位置が前記最大張出位置に近いほど、前記第2衝突判定距離の前記第1衝突判定距離に対する超過量が大きくなるようにして、前記第2衝突判定距離を設定する
請求項2に記載の開閉体制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記被検出物が前記静止物である場合には、前記第1衝突判定距離を前記張出量に応じて可変させ且つ前記張出量と前記第1衝突判定距離との差が一定となるようにして、前記第1衝突判定距離を設定する
請求項2に記載の開閉体制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記動作位置と前記第1衝突判定距離との対応関係を定義した第1テーブルと、前記動作位置と前記第2衝突判定距離との対応関係を定義した第2テーブルとを予め記憶し、
前記被検出物が前記静止物である場合には、前記第1テーブルを参照して前記動作位置に応じて前記第1衝突判定距離を設定し、
前記被検出物が前記移動物である場合には、前記第2テーブルを参照して前記動作位置に応じて前記第2衝突判定距離を設定する
請求項2に記載の開閉体制御装置。
【請求項6】
前記第1又は前記第2テーブルは、
前記開放動作の前記開始指令が入力されたときに参照される開放時テーブルと、
前記閉鎖動作の前記開始指令が入力されたときに参照される閉鎖時テーブルと、を含む
請求項5に記載の開閉体制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記開始指令が入力されると、前記検出距離に応じて前記開閉体の動作を停止させる衝突防止処理の開始条件の成否を判定し、
前記開始条件が成立すると、前記検出距離と前記衝突判定距離との比較結果に基づく前記駆動部の制御を実行する
請求項1~6のいずれか1項に記載の開閉体制御装置。
【請求項8】
前記開始条件は、前記検出距離が、前記衝突判定距離よりも長い処理開始距離よりも大きいとの条件を含む
請求項7に記載の開閉体制御装置。
【請求項9】
前記開始指令の入力時点で前記検出距離が前記処理開始距離よりも小さい場合には、その後に前記検出距離が前記処理開始距離よりも大きくなると、前記開始条件が成立する
請求項8に記載の開閉体制御装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記開始条件が成立すると、前記衝突防止処理の終了条件の成否を判定し、
前記終了条件は、前記開閉体の動作位置が所定の終了位置に達したとの条件、または前記開始指令が入力されてから所定時間が経過したとの条件を含み、
前記終了位置が全閉位置と全開位置との間に設定され、前記所定時間が前記全閉位置と前記全開位置との間での前記開閉体の動作の所要時間よりも短い
請求項7に記載の開閉体制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、モータの作動により車両用バックドアを閉位置から開位置に向けて開放させる制御装置を開示している。バックドアには、障害物センサが設けられている。障害物センサがバックドアの開放動作中に障害物を検知すると、制御装置は、バックドアと障害物との衝突を回避すべく、モータの作動ひいてはバックドアの開放動作を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-108556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
障害物がバックドアに向かって接近する移動物(例えば、車両の利用者)である場合には、モータおよびバックドアの停止が移動物の接近に対して遅れ、バックドアと障害物との衝突を生じるおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、例えばバックドアのような開閉体の動作中における開閉体の衝突の発生を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、車体の開口を開放および閉鎖する開閉体を駆動する駆動部と、前記開閉体の周辺の被検出物までの距離である検出距離を検出する距離検出部と、前記開閉体の開放動作または閉鎖動作の開始指令が入力されると、前記開閉体を動作させるべく前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記開始指令が入力されると、前記距離検出部の検出結果に基づいて、前記被検出物が移動物および静止物のいずれであるのかを判定し、前記被検出物が前記静止物である場合には、前記検出距離と比較されるべき衝突判定距離として第1衝突判定距離を設定し、前記被検出物が前記移動物である場合には、前記衝突判定距離として前記第1衝突判定距離よりも長い第2衝突判定距離を設定し、前記検出距離が前記衝突判定距離よりも大きければ、前記開閉体の動作を継続させるべく前記駆動部を制御し、前記検出距離が前記衝突判定距離よりも小さければ、前記開閉体の動作を停止させるべく前記駆動部を制御する、開閉体制御装置を提供する。
【0007】
上記構成によれば、被検出物までの距離としての検出距離が、制御部により設定される衝突判定距離よりも小さければ、開閉体の動作が停止する。被検出物が静止物である場合には、制御部が衝突判定距離として第1衝突判定距離を設定する一方で、被検出物が移動物である場合には、制御部が衝突判定距離として第2衝突判定距離を設定する。第2衝突判定距離は、第1衝突判定距離よりも長い。したがって、被検出物が移動物である場合には、被検出物がより遠い位置に存在していても、開閉体の動作が停止する。そのため、被検出物が開閉体に近づきすぎる前に、開閉体を停止させることができ、被検出物が移動物であっても開閉体の衝突の発生を抑制できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、開閉体の動作中における開閉体の衝突の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る開閉体制御装置が搭載された車両を示す左側面図。
図1の部分拡大図。
図1に示す車両の後部を示す斜視図。
第1実施形態に係る開閉体制御装置の構成を模式的に示すブロック図。
距離センサを示す平面図。
衝突防止処理の開始条件を説明する模式図。
衝突防止処理の開始条件を説明する模式図。
開放動作中に衝突判定距離を設定するためのテーブルを説明するグラフ。
閉鎖動作中に衝突判定距離を設定するためのテーブルを説明するグラフ。
図4に示す開閉体制御装置により実行される処理の一部を示すフローチャート。
図4に示す開閉体制御装置により実行される処理の一部を示すフローチャート。
第2実施形態に係る開閉体制御装置の構成を模式的に示すブロック図。
図11に示す開閉体制御装置により実行される処理の一部を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、同一のまたは対応する要素には全図を通じて同一の符号を付して詳細説明の重複を省略する。また、特段断らない限り車両が接地している地面は水平であるものと仮定するが、以下の説明における方向は、地面の勾配に応じて適宜変更され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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