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公開番号2024046325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151643
出願日2022-09-22
発明の名称車両用ドア装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/649 20150101AFI20240327BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】安定的にドアを開閉動作させる。
【解決手段】ドア装置は、車体に対する第1の回動連結点X1と車両のドアに対する第2の回動連結点X2とを有する第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構15の動作に基づいて、そのドアが開閉動作する。また、ドア装置は、第2のリンクアーム12を可変リンク75として、この第2のリンクアーム12に設けられることにより、その第1及び第2の回動連結点X1,X2間の連結長Lを変更可能とする連結長可変機構50を備える。更に、ドア装置は、第2のリンクアーム12に設けられた可変駆動機構70を備える。そして、ドア装置は、この可変駆動機構70が連結長可変機構50を駆動することにより、そのドアの開閉動作位置に応じた連結長Lを第2のリンクアーム12に付与する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームを備え、
前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを可変リンクとして該可変リンクに設けられることにより前記第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構と、
前記連結長可変機構を駆動することにより前記ドアの開閉動作位置に応じた前記連結長を前記可変リンクに付与する該可変リンクに設けられた可変駆動機構と、
を備える車両用ドア装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記可変駆動機構は、
前記ドアの開閉動作に基づいた前記連結長可変機構の駆動力を発生する駆動力発生部と、
前記駆動力を前記連結長可変機構に伝達することにより前記開閉動作位置に応じた前記連結長を生じさせる駆動伝達部と、を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記駆動力発生部は、
前記第1の回動連結点を形成する車体側連結軸周りに回転不能に設けられた固定ギヤと、
前記固定ギヤに噛合する状態で前記可変リンクに設けられた支軸周りに回転自在に設けられることにより前記可変リンクとともに前記車体側連結軸周りに回動する駆動ギヤと、
を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用ドア装置において、
前記固定ギヤは、ギヤ歯を有しない無歯部を有するとともに、
前記駆動ギヤは、該駆動ギヤの回転に基づき前記固定ギヤに対する噛合位置が前記無歯部に移行することにより該無歯部を構成する前記固定ギヤの周面に係合する係合突部を備え、
前記駆動力発生部は、前記係合突部の係合力に基づき前記駆動ギヤの回転を規制するとともに、前記係合突部が前記固定ギヤの周面を摺動することにより、前記車体側連結軸周りに前記可変リンクの回動を許容するように構成されること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用ドア装置において、
前記連結長可変機構は、前記第1の回動連結点を有した車体側リンクと前記第2の回動連結点を有したドア側リンクとを回動可能に連結してなる関節リンク機構であって、
前記駆動伝達部は、
前記車体側リンクに対する前記ドア側リンクの連結軸周りに前記ドア側リンクと一体に回動する従動ギヤと、
前記車体側リンクに設けられた前記駆動ギヤに噛合する第1のラック歯及び前記従動ギヤに噛合する第2のラック歯を有して前記車体側リンクの延伸方向に沿って相対移動可能に設けられたラック部材と、を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか一項に記載の車両用ドア装置において、
前記車両のドア開口部を開閉する前記ドアの閉側端部に設けられたドア側係合部と、
前記ドアの開閉動作に基づいて該ドアの前記閉側端部が接離する前記ドア開口部の閉側端部に設けられた車体側係合部と、を備えるとともに、
前記ドア側係合部及び前記車体側係合部の一方側は、ガイド係合部を備え、
前記ドア側係合部及び前記車体側係合部の他方側は、互いに対向する一対の側壁部を有して前記ドアの開閉動作方向に延在するガイド溝を備えてなり、
前記ドア側係合部と前記車体側係合部とが係合する前記ドアの全閉位置近傍においては、前記ガイド溝内に前記ガイド係合部が配置されるものであって、
前記可変駆動機構は、前記ドア側係合部と前記車体側係合部とが係合した状態となる前記開閉動作位置においては、前記ドアの開閉動作に同期して前記連結長を変更することにより、前記ガイド溝の延在方向に沿った前記ガイド係合部の相対変位を許容するとともに、
前記ドア側係合部と前記車体側係合部との係合が解除された状態となる前記開閉動作位置においては、前記連結長を一定に保持するように構成されること、
を特徴とする車両用ドア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームを備える車両用ドア装置がある。このような車両用ドア装置は、第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づいて、そのドア開口部に設けられたドアが開閉動作する。更に、例えば、特許文献1には、一方のリンクアームを可変リンクとして、その第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構を備える構成が記載されている。即ち、このような構成を採用することで、リンク機構の動作に基づき開閉動作するドアについて、その開閉動作の自由度を高めることができる。そして、この従来例には、ドアの開閉動作時には、バネ部材の付勢力に基づいて、その連結長を保持する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-14075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術の構成では、外力の入力等により、そのバネ部材の付勢力に抗して連結長が変化する可能性がある。そして、これにより、そのリンク機構に支持されたドアに揺れや振動が生ずるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両用ドア装置の各態様を記載する。
態様1の車両用ドア装置は、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームを備え、前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを可変リンクとして該可変リンクに設けられることにより前記第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構と、前記連結長可変機構を駆動することにより前記ドアの開閉動作位置に応じた前記連結長を前記可変リンクに付与する該可変リンクに設けられた可変駆動機構と、を備える。
【0006】
上記構成によれば、ドアに外力が入力された場合等にも、このドアの開閉動作位置に応じた連結長が可変リンクに付与される。そして、これにより、そのリンク機構に支持されたドアの揺れや振動を抑制することができる。その結果、安定的に、ドアを開閉動作させることができる。
【0007】
例えば、全閉位置近傍において、そのドアの開閉動作姿勢及び開閉動作軌跡が安定することにより、確実にドアを全閉動作させることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。
【0008】
態様2の車両用ドア装置は、態様1の車両用ドア装置において、前記可変駆動機構は、前記ドアの開閉動作に基づいた前記連結長可変機構の駆動力を発生する駆動力発生部と、前記駆動力を前記連結長可変機構に伝達することにより前記開閉動作位置に応じた前記連結長を生じさせる駆動伝達部と、を備える。
【0009】
上記構成によれば、ドアの開閉動作に同期した連結長を可変リンクに付与することができる。
態様3の車両用ドア装置は、態様2の車両用ドア装置において、前記駆動力発生部は、前記第1の回動連結点を形成する車体側連結軸周りに回転不能に設けられた固定ギヤと、前記固定ギヤに噛合する状態で前記可変リンクに設けられた支軸周りに回転自在に設けられることにより前記可変リンクとともに前記車体側連結軸周りに回動する駆動ギヤと、を備える。
【0010】
即ち、駆動ギヤが可変リンクと一体に第1の回動連結点を形成する車体側連結軸周りに回動するとき、固定ギヤは回転しない。そして、これにより、その固定ギヤとの噛合関係により駆動ギヤに生ずる支軸周りの回転を、ドアの開閉動作に基づいた駆動力として取り出すことができる。従って、上記構成によれば、簡素な構成にて、ドアの開閉動作に基づいた連結長可変機構の駆動力を発生することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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