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公開番号2024050202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156900
出願日2022-09-29
発明の名称車両用ドア制御装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/616 20150101AFI20240403BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】乗員に与える違和感を低減できる車両用ドア制御装置を提供する。
【解決手段】ドア制御装置は、ハーフラッチ状態からフルラッチ状態へのラッチ機構の移行を検知した場合には、バックドアに対して開方向への力が作用するようにモータを駆動させることでバックドアの位置を補正する位置補正制御を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車体のドア開口の上縁に沿って延びる回転軸線を中心に回転することで前記ドア開口を開閉するドアと、前記ドアを開閉駆動するモータを有する駆動装置と、前記車体に対する前記ドアの拘束状態を変更可能に構成されたドアロック装置と、を備える車両に適用され、前記モータの駆動及び前記ドアロック装置の駆動を制御する車両用ドア制御装置であって、
前記ドアロック装置は、前記ドアを全閉位置において前記車体に拘束するフルラッチ状態と、前記ドアを半ドア位置において前記車体に拘束するハーフラッチ状態と、前記ドアを前記車体に拘束しないアンラッチ状態と、の間で移行可能に構成されたラッチ機構を備えており、
閉作動指令信号に基づく前記ドアの閉作動時に、前記アンラッチ状態から前記ハーフラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知するまでは、前記モータを駆動させることで前記ドアを閉作動させ、
前記ドアの閉作動の完了と同時または前後して前記ドアロック装置の駆動を開始することで、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態へ移行させ、
前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知した場合には、前記ドアに対して開方向への力が作用するように前記モータを駆動させることで前記ドアの位置を補正する位置補正制御を実行する、
車両用ドア制御装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記車両は、前記ドア開口の外周部に固定されて前記車体と前記ドアとの間をシールするウェザーストリップを備えるものであり、
前記アンラッチ状態から前記ハーフラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知した場合に、前記モータの回生ブレーキ作用によって前記ドアに制動力を付与するブレーキ制御を実行する、
請求項1に記載の車両用ドア制御装置。
【請求項3】
前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態への前記ラッチ機構の移行が検知された場合であっても、前記ラッチ機構が前記アンラッチ状態から前記ハーフラッチ状態に移行してから所定時間が経過するまでは、前記ブレーキ制御の実行を継続する、
請求項2に記載の車両用ドア制御装置。
【請求項4】
車体のドア開口の上縁に沿って延びる回転軸線を中心に回転することで前記ドア開口を開閉するドアと、前記ドア開口の外周部に固定されて前記車体と前記ドアとの間をシールするウェザーストリップと、前記ドアを開閉駆動するモータを有する駆動装置と、前記車体に対する前記ドアの拘束状態を変更可能に構成されたドアロック装置と、を備える車両に適用され、前記モータの駆動及び前記ドアロック装置の駆動を制御する車両用ドア制御装置であって、
前記ドアロック装置は、前記ドアを全閉位置において前記車体に拘束するフルラッチ状態と、前記ドアを半ドア位置において前記車体に拘束するハーフラッチ状態と、前記ドアを前記車体に拘束しないアンラッチ状態と、の間で移行可能に構成されたラッチ機構を備えており、
閉作動指令信号に基づく前記ドアの閉作動時に、前記アンラッチ状態から前記ハーフラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知するまでは、前記モータを駆動させることで前記ドアを閉作動させ、
前記アンラッチ状態から前記ハーフラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知した場合に、前記モータの回生ブレーキ作用によって前記ドアに制動力を付与するブレーキ制御を実行する、
車両用ドア制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体のドア開口を開閉するドアと、ドアを開閉駆動するモータを有する駆動装置と、ドアを拘束するドアロック装置と、駆動装置及びドアロック装置の駆動を制御するドア制御装置とを備える車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ドアロック装置は、ドアを全閉位置において車体に拘束するフルラッチ状態と、ドアを半ドア位置において車体に拘束するハーフラッチ状態と、ドアを車体に拘束しないアンラッチ状態との間で移行可能に構成されている。
【0004】
ドア制御装置は、閉作動信号が入力されると、駆動装置のモータを駆動させることでドアを閉作動させる。ドア制御装置は、アンラッチ状態からハーフラッチ状態へのドアロック装置の移行を検知した場合に、モータへの給電を停止してドアの閉作動を終了させるとともに、ドアロック装置を駆動してフルラッチ状態に移行させる。これにより、ドアが全閉位置に位置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-138096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、例えば、ハッチバックドアのように、ドア開口の上縁に沿って延びる回転軸線を中心に回転するドアを備える車両においては、ドア開口の外周部に車体とドアとの間をシールするウェザーストリップが設けられている。ドアによりウェザーストリップが圧縮されることで、車体とドアとの間のシール性が確保されている。
【0007】
こうした車両においては、ドアロック装置がアンラッチ状態からハーフラッチ状態に移行した後に駆動装置のモータへの給電が停止されると、ドアがウェザーストリップの反力によって開方向に移動するおそれがある。これにより、ドアが振動したり、ドアと車体とが摺動することで異音が発生したりするおそれがある。このため、乗員に違和感を与えるおそれがある。
【0008】
また、ウェザーストリップの摩耗量や、車両の組立精度のばらつきなどに起因して、閉作動時にドアが正規の全閉位置よりも車内側に引き込まれることがある。正規の全閉位置よりも車内側に引き込まれたドアは、ウェザーストリップの反力によって開方向に移動したとしても、正規の全閉位置まで戻らないおそれがある。更に、駆動装置によりドアを車内側に引き込む力によって、ドアが歪むおそれがある。これらの場合、車体とドアとの間に段差が生じることで、車両の見栄えが損なわれるおそれがある。この点についても、乗員に違和感を与えるおそれがある。
【0009】
以上のことから、乗員に与える違和感を低減することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための車両用ドア制御装置の各態様を記載する。
[態様1]車体のドア開口の上縁に沿って延びる回転軸線を中心に回転することで前記ドア開口を開閉するドアと、前記ドアを開閉駆動するモータを有する駆動装置と、前記車体に対する前記ドアの拘束状態を変更可能に構成されたドアロック装置と、を備える車両に適用され、前記モータの駆動及び前記ドアロック装置の駆動を制御する車両用ドア制御装置であって、前記ドアロック装置は、前記ドアを全閉位置において前記車体に拘束するフルラッチ状態と、前記ドアを半ドア位置において前記車体に拘束するハーフラッチ状態と、前記ドアを前記車体に拘束しないアンラッチ状態と、の間で移行可能に構成されたラッチ機構を備えており、閉作動指令信号に基づく前記ドアの閉作動時に、前記アンラッチ状態から前記ハーフラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知するまでは、前記モータを駆動させることで前記ドアを閉作動させ、前記ドアの閉作動の完了と同時または前後して前記ドアロック装置の駆動を開始することで、前記ラッチ機構を前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態へ移行させ、前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態への前記ラッチ機構の移行を検知した場合には、前記ドアに対して開方向への力が作用するように前記モータを駆動させることで前記ドアの位置を補正する位置補正制御を実行する、車両用ドア制御装置。
(【0011】以降は省略されています)

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