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公開番号2024030744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022133834
出願日2022-08-25
発明の名称施解錠装置
出願人美和ロック株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 47/00 20060101AFI20240229BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】開閉または施解錠の確認頻度を上げること。
【解決手段】扉と戸枠とを有する開閉装置と、開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、磁場の変化を検出する磁気検出部と、磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を制御する制御部を有し、磁気検出部は、検出結果を制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置に於いて、制御部は、磁気検出部が検出した磁場の値が記憶部に予め定める閾値を超えた否かにより開閉装置の開閉状態を判定すると共に、ロック機構の起動時又は前記ロック機構が認証媒体からの要求信号を受信した時のいずれか一方の時に、磁気検出部の出力周期を変更し、変更対象の出力周期は、ロック機構の解錠時以降よりも、前記解錠時前の施錠状態の時よりも短い施解錠装置。
特許請求の範囲【請求項1】
扉と戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を制御する制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置に於いて、
前記制御部は、前記磁気検出部が検出した磁場の値が記憶部に予め定める閾値を超えた否かにより前記開閉装置の開閉状態を判定すると共に、前記ロック機構の起動時又は前記ロック機構が認証媒体からの要求信号を受信した時のいずれか一方の時に、
前記磁気検出部の出力周期を変更し、前記変更対象の出力周期は、前記ロック機構の解錠時以降よりも、前記解錠時前の施錠状態の時よりも短い施解錠装置。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
請求項1の施解錠装置に於いて、施解錠装置は、認証媒体からの要求信号を取得しかつ該要求信号を認証する認証手段を備えていることを特徴とする施解錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、施解錠装置に関し、特に磁場の磁力の値を検出することができる施解錠装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は建物の施解錠装置に関するもので、該特許文献1には色々な実施形態に基づく発明が記載されているが、本願発明の施解錠装置に対応するものは請求項1である。すなわち、請求項1には、「開閉装置200のロック機構230を駆動する駆動部130と、前記開閉装置の可動部220と固定部210との相対位置変化に基づく磁場の変化を検出する磁気検出部110と、前記磁気検出部110が検出した磁場の変化に基づいて前記開閉装置200の開閉状態を判定し、前記開閉状態に基づいて前記駆動部130を作動させ前記ロック機構230を施解錠させる制御部140とを有し、前記磁気検出部110は、検出結果を前記制御部140に所定の出力周期で通知し、前記制御部140は、前記開閉装置200の前記開閉状態に基づき、前記磁気検出部110の出力周期を変更し、前記開閉装置200が閉じた状態から開いた状態となった以降の前記磁気検出部110の出力周期は、前記開閉装置200(の可動部220)が閉じた状態であるときの前記磁気検出部110の出力周期よりも短い施解錠装置」が記載されている。なお、符号は特許文献1のものであり、(の可動部220)の文言は出願人が入れた。
【0003】
上記の施解錠装置は、磁気検出部110が検出した磁場の結果(戸枠側の磁性体の磁力)の変化、或いは有無に基づき、開閉装置200を構成する可動部220の開閉の有無を検出することができるものの、閉扉時に於いて、磁気検出部110が検出した磁場の結果が、記憶部に格納した「特定の閾値」の基準から外れた場合、制御部140は前記磁場の変化に関して、例えば扉が開いたものと誤認し、駆動部に制御信号を与える或いは与えないという恐れがあった。また特許文献1の施解錠装置は、可動部としての扉1の開扉時点と閉扉時点を基準にして、電源の消費を節約すると共に、開扉か閉扉かの検知精度の向上を図ることができるものの、別の視点から、制御部は、例えば施錠開始か解錠開始かを判定し、扉を開ける前の、例えば施錠時や解除時に、磁気検出部110の周期出力の変化点とするものではなかった。そのため、施解錠装置の誤作動を防止するという発明の課題は存在しなかった。
【0004】
なお、特許文献2には、電気錠システム及び制御ユニットに関する発明であるが、例えば図1及び図2には、「電動サムターン」と称されている電気錠の構成が詳細に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7063384号公報
特許第5903601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の主たる目的は、特許文献1の問題点に鑑み、変更対象の出力周期に関して、制御部がロック機構の起動時又はロック機構が認証媒体からの要求信号を受信した時のいずれか一方の時に、磁気検出部の出力周期を変更し、扉開閉または施解錠の確認頻度を上げることである。付言すると、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができる施解錠装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の施解錠装置は、扉と戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を制御する制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置に於いて、前記制御部は、前記磁気検出部が検出した磁場の値が記憶部に予め定める閾値を超えた否かにより前記開閉装置の開閉状態を判定すると共に、前記ロック機構の起動時又は前記ロック機構が認証媒体からの要求信号を受信した時のいずれか一方の時に、前記磁気検出部の出力周期を変更し、前記変更対象の出力周期は、前記ロック機構の解錠時以降よりも、前記解錠時前の施錠状態の時よりも短いことを特徴とする。
【0008】
上記構成に於いて、「一層、検出精度の向上を図るために」、施解錠装置は、携帯端末、NFCタグ、BLE通信タグ等の認証媒体からの要求信号(ID)を取得しかつ該要求信号を認証する認証手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
ここで、制御部がロック機構の起動時を起因として磁気検出部の出力周期を変更する場合の具体的な実施形態として、例えば(a)室外側に設けた第1操作部の起動ボタン押して、屋外側のリーダーが認証待ちになった時、(b)室内側に設けた第2操作部の設定ボタン押して、ロック機構(例えば電動サムターン)が設定モードになっている時、(c)認証媒体からロック機構へ要求信号を通信し、要求信号の認証が成立した場合、(d)認証媒体から施解錠要求を送り、ロック機構の受信部が該施解錠要求を受信した場合等を列挙することができる。前記(a)と(b)の実施形態は、扉の外側又は/及び内側に操作ボタンを有するタイプであり、一方、前記(c)と(d)の実施形態は、は必ずしも操作ボタンを用いる訳ではなく、通信手段を介して外部から要求信号を貰うタイプである。なお、後者の通信形式の場合、制御部は直接又は間接を問わず、例えばクラウドを含むネットワークを利用して外部の出力周期監視装置から要求信号を貰うのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
扉が直射日光を浴びると、扉の主要材質である金属が熱膨張で膨らみ外側に向かって扉が反るので、ロック機構で検出する磁力も変化する。そこで、前記変化を必要な時にスマホ等の通信端末やID認証媒体を利用し、非接触・遠隔などの通信手段により、容易かつ迅速に磁気検出部の出力周期を変更することができる。したがって、扉開閉または施解錠の確認頻度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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