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公開番号2024023004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2022126518
出願日2022-08-08
発明の名称保管装置
出願人マクセル株式会社
代理人青稜弁理士法人
主分類E05B 47/00 20060101AFI20240214BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】
備蓄品の保管において、平常時に施錠し、緊急時における開錠を可能にする制御を提供すること。
【解決手段】
備蓄品を保管する保管装置であって、保管庫と、前記保管庫の施錠および開錠を行う電子錠と、外部電源から電力を供給される電源回路と、外部装置と通信する通信部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記通信部を介した通信により受信した情報、前記電源回路に供給される外部電源からの電力の供給状態、前記通信部の通信状態、のいずれか1つ以上に基づいて、前記電子錠の施錠および開錠を制御する、ことを特徴とする保管装置。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
備蓄品を保管する保管装置であって、
保管庫と、
前記保管庫の施錠および開錠を行う電子錠と、
外部電源から電力を供給される電源回路と、
外部装置と通信する通信部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記通信部を介した通信により受信した情報、前記電源回路に供給される外部電源からの電力の供給状態、前記通信部の通信状態、のいずれか1つ以上に基づいて、前記電子錠の施錠および開錠を制御する、
ことを特徴とする保管装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の保管装置であって、
前記制御部と前記通信部の動作のための電力を供給する管理用二次電池をさらに備え、
前記電源回路に供給される外部電源からの電力の供給により前記制御部と前記通信部の動作を行ったあと、前記電源回路に供給される外部電源からの電力の供給がなくなった状態になった場合に、前記制御部と前記通信部の動作のための電力を前記管理用二次電池から供給し、その後所定の条件を満たした場合に、前記制御部は前記電子錠を開錠する制御を行う、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項3】
請求項2に記載の保管装置であって、
前記所定の条件は、前記制御部と前記通信部の動作のための電力を供給する前記管理用二次電池の電池残量が所定値を下回ったか否か、である、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項4】
請求項2に記載の保管装置であって、
前記所定の条件は、前記制御部と前記通信部の動作のための電力が前記管理用二次電池からの供給になってから所定時間を経過したか否か、である、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項5】
請求項2に記載の保管装置であって、
前記所定の条件は、前記通信部の通信状態が通信不可になったか否か、である、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項6】
請求項1に記載の保管装置であって、
前記通信部が通信により外部装置から緊急を示す情報を受信した場合に、前記制御部は、前記電子錠の開錠の条件を緩和するように条件を変更する制御を行う、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項7】
請求項1に記載の保管装置であって、
前記制御部は、前記通信部の通信状態が通信不可になった場合に、前記電子錠を開錠するように制御する、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項8】
請求項1に記載の保管装置であって、
前記制御部は、前記通信部を介して災害発生の予想を示す情報を受信した場合に、保管する二次電池の充電率を上げる制御を行う、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項9】
請求項1に記載の保管装置であって、
前記制御部は、前記通信部を介して異なる場所に設置された保管装置の充電の状況および位置情報を取得し、取得した保管装置の充電の状況、および、位置情報を取得した保管装置までの距離に基づいて、保管する二次電池の充電率を上げる制御を行う、
ことを特徴とする保管装置。
【請求項10】
請求項1に記載の保管装置であって、
充電の履歴に関する情報を記憶する情報記憶部を備える二次電池を保管する、
ことを特徴とする保管装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保管装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
将来の災害に備え、備蓄品を保管することが行われている。特許文献1は、非常食料品や非常用備品等の防災用品を収納することができ、非常時の使用にも耐え得るパントリーを開示する。具体的に、特許文献1は、「食料品等を収納し、扉の開閉によって収納物を出し入れするパントリーにおいて、所定の構成からなる家族が所定の日数を過ごすことができるだけの非常食料品を保管可能な容量を有する非常食料品保管スペースと、非常食料品以外の非常用備品を保管可能な非常用備品保管スペースと、停電時においても収納物を視認可能とする人感センサー式の非常照明と、を備え、扉には、地震時に扉を閉止状態に保持し、収納物が飛散するのを防止するための耐震機構を設けるとともに、地震時にロックがかかって引き出しの飛び出しを防止するための引き出しロック機構、及び/又は、地震時に棚から収納物の落下を防止するための落下防止機構を設けたパントリー。」を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2007-98052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
備蓄品の保管では、平常時には、セキュリティの観点から施錠する必要がある。そして、緊急時には、備蓄品を使用するために開錠する必要がある。そこで、本発明の目的は、備蓄品の保管において、平常時に施錠し、緊急時における開錠を可能にする制御を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、備蓄品を保管する保管装置が提供される。この保管装置は、保管庫と、保管庫の施錠および開錠を行う電子錠と、外部電源から電力を供給される電源回路と、外部装置と通信する通信部と、制御部と、を備える。そして、制御部は、通信部を介した通信により受信した情報、電源回路に供給される外部電源からの電力の供給状態、通信部の通信状態、のいずれか1つ以上に基づいて、電子錠の施錠および開錠を制御する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、備蓄品の保管において、平常時に施錠し、緊急時における開錠を可能にする制御が実現される。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
システム全体の構成例を示す図である。
保管装置の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0009】
先ず、図1を参照しながら、保管装置1000を備えるシステムの一例について説明する。図1に示すように、このシステムは、保管装置1000と、管理サーバ1001と、情報処理端末(1002a、1002b)と、を備え、ネットワークを介してそれぞれが接続されている。
【0010】
保管装置1000は、災害に対する備蓄品を保管し、災害時における適宜の避難所(例えば、備蓄倉庫を備える学校や病院)に配置される。保管装置1000は、備蓄品として様々な物品を保管し、例えば、電池を保管する。管理サーバ1001は、システムにおける様々な情報を管理する。管理サーバ1001は、備蓄品に関する情報として、例えば、使用期限情報、在庫情報、電池容量情報などを管理する。そして、事業者や管理組織は、管理サーバ1001で管理される情報を業務で役立てることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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