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公開番号2024024306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127064
出願日2022-08-09
発明の名称車両用ドアロック装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05B 79/22 20140101AFI20240215BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】引張荷重の異なる複数の駆動ケーブルをバランスよく引張する。
【解決手段】車両のドアロック装置を構成するクローザ装置は、駆動力の入力により変位するレバー部材86と、このレバー部材86に対して回動自在に設けられたバランサ90と、を備える。このクローザ装置は、レバー部材86の変位に基づいて、このレバー部材86に対する回動軸となる支軸90xを挟んでバランサ90の両側に接続された二本の駆動ケーブル70a,70bを引張する。そして、このクローザ装置は、そのバランサ90の回動範囲を制限する回動制限機構100を備える。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
駆動力の入力により変位するレバー部材と、
前記レバー部材に対して回動自在に設けられたバランサと、を備え、
前記レバー部材の変位に基づき該レバー部材に対する回動軸を挟んで前記バランサの両側に接続された複数の駆動ケーブルを引張するとともに、
前記バランサの回動範囲を制限する回動制限機構を備える車両用ドアロック装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
前記回動制限機構は、前記バランサの回動に基づき該バランサに当接することにより該当接した方向における前記バランサの回動を規制するストッパ部を備えること、
を特徴とする車両用ドアロック装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
前記回動制限機構は、
前記バランサに設けられた係合突部と、
前記回動軸周りの周方向に離間した二位置において前記レバー部材に設けられた一対の規制突部と、を備え、
前記バランサの回動に基づき前記係合突部が前記両規制突部の何れかに当接することにより前記回動範囲を制限すること、を特徴とする車両用ドアロック装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
前記回動制限機構は、
前記回動軸周りの周方向に離間した二位置において前記バランサに設けられた一対の係合突部と、
前記レバー部材に設けられた規制突部と、を備え、
前記バランサの回動に基づき前記両係合突部の何れかが前記規制突部に当接することにより前記回動範囲を制限すること、を特徴とする車両用ドアロック装置。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドアロック装置において、
前記回動制限機構は、前記バランサの回動を制限する状態で前記レバー部材の変位に基づき前記各駆動ケーブルを引張する引張作動が継続されることにより、該引張作動後における前記各駆動ケーブルの引張ストロークが等しくなるように構成されること、
を特徴とする車両用ドアロック装置。
【請求項6】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の車両用ドアロック装置において、
前記レバー部材は、該レバー部材の変位に基づき前記バランサに接続された前記各駆動ケーブルを引張することにより独立した複数のラッチ機構をクローズ動作させるクローザ装置を構成すること、を特徴とする車両用ドアロック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドアロック装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用のドアロック装置には、駆動ケーブルを用いて、その駆動力を伝達するものがある。例えば、特許文献1に記載のドアロック装置は、駆動力の入力により回動するレバー部材と、このレバー部材に対して回動自在に設けられたバランサと、を備えている。そして、この従来例のドアロック装置は、これにより、そのレバー部材の回動に基づいて、このレバー部材に対する回動軸を挟んでバランサの両側に接続された二本の駆動ケーブルをバランスよく引張することのできる構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2020/0080348号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術の構成では、各駆動ケーブルの引張荷重が異なる場合にも、そのバランサが回動する。そして、これにより、その引張荷重の小さい駆動ケーブルの方が、引張荷重の大きい駆動ケーブルよりも、そのレバー部材の変位に基づいた引張量、つまりは所謂引張ストロークが大きくなるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両用ドアロック装置の各態様を記載する。
態様1の車両用ドアロック装置は、駆動力の入力により変位するレバー部材と、前記レバー部材に対して回動自在に設けられたバランサと、を備え、前記レバー部材の変位に基づき該レバー部材に対する回動軸を挟んで前記バランサの両側に接続された複数の駆動ケーブルを引張するとともに、前記バランサの回動範囲を制限する回動制限機構を備える。
【0006】
即ち、バランサの回動範囲を制限することで、このバランサに接続された各駆動ケーブルに引張荷重の差違がある場合であっても、バランスよく、これらの各駆動ケーブルを引張することができる。そして、これにより、そのレバー部材の変位に基づいて、望ましい各駆動ケーブルの引張ストロークを実現することができる。
【0007】
態様2の車両用ドアロック装置は、態様1に記載の車両用ドアロック装置において、前記回動制限機構は、前記バランサの回動に基づき該バランサに当接することにより該当接した方向における前記バランサの回動を規制するストッパ部を備える。
【0008】
上記構成によれば、簡素な構成にて、バランサの回動範囲を制限することができる。
態様3の車両用ドアロック装置は、態様1又は態様2に記載の車両用ドアロック装置において、前記回動制限機構は、前記バランサに設けられた係合突部と、前記回動軸周りの周方向に離間した二位置において前記レバー部材に設けられた一対の規制突部と、を備え、前記バランサの回動に基づき前記係合突部が前記両規制突部の何れかに当接することにより前記回動範囲を制限する。
【0009】
上記構成によれば、レバー部材に設けられた両規制突部が、それぞれ、そのバランサの回動により、このバランサに当接して、その当接した方向におけるバランサの回動を規制するストッパ部として機能する。即ち、そのバランサに設けられた係合突部が、レバー部材側の両規制突部間を移動することができる範囲に、そのバランサの回動範囲を制限することができる。そして、これにより、簡素な構成にて、容易に、そのレバー部材に対する二方向の相対回動について、バランサの回動範囲を制限することができる。
【0010】
態様4の車両用ドアロック装置は、態様1~態様3の何れか一つに記載の車両用ドアロック装置において、前記回動制限機構は、前記回動軸周りの周方向に離間した二位置において前記バランサに設けられた一対の係合突部と、前記レバー部材に設けられた規制突部と、を備え、前記バランサの回動に基づき前記両係合突部の何れかが前記規制突部に当接することにより前記回動範囲を制限する。
(【0011】以降は省略されています)

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