TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162649
出願日2022-10-07
発明の名称開閉体装置及び開閉体制御方法
出願人文化シヤッター株式会社
代理人個人
主分類E05F 15/43 20150101AFI20240411BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】障害物感知センサに感知範囲の広いエリアセンサを用いた場合であっても誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化する。
【解決手段】感知範囲である所定領域が比較的広い場合、エリアセンサ44はどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知する。エリアセンサ44が開口部に遠い領域と近い領域の2区分のいずれの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、物体の感知された領域が開口部から遠い領域の場合は下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、物体の感知された領域が開口部から近い領域の場合は下降動作を停止し、障害物感知動作を実行するようにした。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
開口部に設けられる開閉体手段と、
前記開口部の所定領域に存在する物体を感知し、感知信号を出力する感知手段と、
前記感知信号の入力に応じて前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備える開閉体装置において、
前記感知手段は、前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、
前記制御手段は、物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することを特徴とする開閉体装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の開閉体装置において、
前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、
前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することを特徴とする開閉体装置。
【請求項3】
開口部に設けられる開閉体手段と、前記開口部の所定領域に存在する物体等を感知し、感知信号を出力する感知手段と、前記感知信号の入力に応じて、前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備えた開閉体装置の開閉体制御方法において、
前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するかを識別可能に前記感知手段が感知した場合、前記物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することを特徴とする開閉体制御方法。
【請求項4】
請求項3に記載の開閉体制御方法において、
前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、
前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することを特徴とする開閉体制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部などをシャッターなどの開閉体を用いて仕切るように構成された開閉体装置及び開閉体制御方法に係り、特に人や物との接触等を避けるための障害物感知機能を備えた開閉体装置及び開閉体制御方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
シャッターカーテンなどのような開閉体装置は、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構造物躯体の開口部や窓部あるいは内部の通路や空間などの開口部や間口に設置され、その開閉体を移動させることによってその開口部や間口を開放、閉鎖するものである。この開閉体装置は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどの開閉体を、開口部の上部から繰り出し下降させて開口部全体を閉鎖するように構成されているものや引き戸タイプ、二重引き戸タイプ、回転ドアタイプ、開き戸タイプなどの自動ドアなどが存在する。このような開閉体装置は、開閉体の開閉動作を電動で行なう場合が多い。電動の開閉体装置としては、電動シャッター装置、電動ドア装置、電動オーニング装置などがある。
【0003】
電動の開閉体装置の中には、開閉体の下側に座板スイッチを備えたものや開口部の前後に光電センサなどの障害物感知センサを備えたものが存在する。座板スイッチや光電センサなどの障害物感知センサが開閉動作中に何らかの物体や人に接触したり、物体や人の存在を感知したりすると、それによって検出信号を出力し、その検出信号に応じて制御装置は物体の挟み込みなどを回避するために開閉体の開閉動作を停止し、回避動作を行なうように開閉体の動作を制御している。このような回避動作を行うように構成された開閉体装置として特許文献1に記載されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-343156号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
高速で開閉する開閉体装置では、人や物の接触等を避けるために様々な障害物感知のセンサを設けている。このようなセンサには所定の領域(エリア)を検知することのできるタイプのエリアセンサが存在する。エリアセンサを障害物感知センサとする開閉体装置の場合、フォークリフト等で比較的早い超過速度で開口部に進入して来たり、エリアセンサの死角から突然人が進入して来たりすると、高速で開閉する開閉体と接触する可能性がある。また、エリアセンサの場合、その感知範囲を広げ過ぎると誤検知が多くなり、開閉体による閉鎖処理に遅れが発生する可能性がある。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、障害物感知センサに感知範囲の広いエリアセンサを用いた場合であっても誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化することができる開閉体装置及び開閉体制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、開口部に設けられる開閉体手段と、前記開口部の所定領域に存在する物体を感知し、感知信号を出力する感知手段と、前記感知信号の入力に応じて前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備える開閉体装置において、前記感知手段は、前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、前記制御手段は、物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することにある。
感知手段の感知範囲である所定領域が比較的広い場合、感知手段はどの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知することができる。そこで、物体の感知された領域が開口部から遠い領域なのか近い領域なのかに応じて開閉体手段の下降速度を適宜調整することによって、誤検知を少なくし開閉体の下降処理を高速化することができる。
【0008】
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することにある。
感知手段が開口部に遠い領域と近い領域の2区分のいずれの領域に物体が存在するのかを識別可能に感知し、物体の感知された領域が開口部から遠い領域の場合は下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、物体の感知された領域が開口部から近い領域の場合は下降動作を停止し、障害物感知動作を実行するようにした。
【0009】
本発明の開閉体制御方法の第1の特徴は、開口部に設けられる開閉体手段と、前記開口部の所定領域に存在する物体等を感知し、感知信号を出力する感知手段と、前記感知信号の入力に応じて、前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段とを備えた開閉体装置の開閉体制御方法において、前記所定領域を複数領域に区分けしたうちのどの領域に物体が存在するかを識別可能に前記感知手段が感知した場合、前記物体の感知された領域に応じて前記開閉体手段の下降動作を調整することにある。
これは、前記開閉体装置の第1の特徴に対応した開閉体制御方法の発明である。
【0010】
本発明の開閉体制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体制御方法において、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に遠い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段の下降速度を通常の下降速度よりも遅くし、前記感知手段が前記所定領域内の前記開口部に近い領域に存在する物体を感知した場合は、前記開閉体手段に対して障害物感知動作を実行することにある。
これは、前記開閉体装置の第2の特徴に対応した開閉体制御方法の発明である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社白山機工
ロッカー
28日前
スガツネ工業株式会社
蝶番
3日前
大阪金具株式会社
クレセント錠
8日前
トヨタ自動車株式会社
移動環境システム
2日前
株式会社ユーシン
開閉体制御装置
15日前
株式会社ユニオン
レバーハンドル
24日前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
24日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
22日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
22日前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
1か月前
三和シヤッター工業株式会社
錠装置
23日前
株式会社アイシン
車両用ドア制御装置
23日前
株式会社アイシン
車両用ドア制御装置
23日前
文化シヤッター株式会社
生体認証監視システム
22日前
株式会社LIXIL
機器固定用台座
22日前
株式会社シブタニ
入場管理装置
8日前
株式会社シブタニ
開力軽減装置
9日前
株式会社カーメイト
ガススプリング用ストッパー
15日前
文化シヤッター株式会社
開閉体装置及び開閉体制御方法
15日前
ナレルシステム株式会社
足でドアを開閉する方法、装置、足ノブ
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両のドアハンドル
15日前
トヨタ自動車株式会社
ロックユニット
15日前
株式会社ハイレックスコーポレーション
対象物移動装置
15日前
株式会社ハイレックスコーポレーション
対象物移動装置
25日前
高千穂交易株式会社
ステー及び開閉ユニット
16日前
いすゞ自動車株式会社
窓昇降構造および車両
23日前
ミネベアアクセスソリューションズ株式会社
電気錠装置
23日前
株式会社デンソー
スマートキーおよび車両用通信システム
22日前
ナブテスコ株式会社
自動ドア装置、自動ドア用センサ、方法およびプログラム
23日前
沖電気工業株式会社
ロック機構および貨幣取扱装置
17日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
操作検出装置、及び、ドア開閉制御システム
25日前
株式会社WEST inx
電気錠の操作ユニット
23日前
株式会社アイシン
車両用のドアハンドル装置
22日前
アルプスアルパイン株式会社
セキュリティ管理装置およびセキュリティ管理方法
28日前
日本電気株式会社
ロッカーシステム及びロッカー管理方法
23日前
ミネベアアクセスソリューションズ株式会社
車両用ドアロック解除装置
23日前
続きを見る