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公開番号2024051693
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157987
出願日2022-09-30
発明の名称ドアラッチ装置
出願人株式会社ユーシン
代理人個人,個人
主分類E05B 81/14 20140101AFI20240404BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ドアを電動で開放及び閉鎖可能なドアラッチ装置の小型化を課題とする。
【解決手段】ドアラッチ装置10は、フォーク21と、クロー25と、駆動源31の駆動力によって回転可能なスピンドル33と、スピンドル33の回転によって第1の向きF1への移動と第2の向きF2への移動とが可能なスライダ38とを備える。スライダ38は、中立位置から第1の向きF1への移動によって、クロー25を押圧して係止位置から係止解除位置に開回動させる一方、中立位置から第2の向きF2への移動によって、フォーク21をハーフラッチ位置からフルラッチ位置に閉回動させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ストライカを離脱可能なオープン位置からハーフラッチ位置を経て前記ストライカを保持するフルラッチ位置に回動可能、かつ前記フルラッチ位置から前記ハーフラッチ位置を経て前記オープン位置に回動可能なフォークと、
前記フルラッチ位置の前記フォークに係止する係止位置と、前記フォークとの係止が解除された係止解除位置との間を回動可能なクローと、
駆動源の駆動力によって回転可能なスピンドルと、
前記スピンドルに螺合され、前記スピンドルの回転によって第1の向きへの移動と前記第1の向きとは反対の第2の向きへの移動とが可能なスライダと
を備え、
前記スライダは、
前記フォークと前記クローの間の中立位置から前記第1の向きへの移動によって、前記クローを押圧して前記係止位置から前記係止解除位置に開回動させる開操作部と、
前記中立位置から前記第2の向きへの移動によって、前記フォークを前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に閉回動させる閉操作部と
を有する、ドアラッチ装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記スライダと前記フォークの間に、前記スライダによる操作を受けて前記フォークを前記閉回動させるクローズ部材を備える、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項3】
前記フォークのフォーク軸と前記クローのクロー軸はいずれも第1方向に延びており、
前記スピンドルは、前記第1方向に対して交差する第2方向に延びている、
請求項1又は2に記載のドアラッチ装置。
【請求項4】
前記駆動源の出力軸には第1ギアが配置され、
前記スピンドルの端部には前記第1ギアに噛み合う第2ギアが配置され、
前記駆動源は、前記スピンドルに対して前記クローとは反対側に配置されている、
請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項5】
前記第1方向から見て、前記スピンドルから前記クロー軸までの距離は、前記スピンドルから前記フォーク軸までの距離以下である、請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項6】
前記フォークと前記クローに対して前記スピンドルは、前記第1方向、及び前記第1方向と前記第2方向の双方に交差する第3方向に間隔をあけて配置されており、
前記開操作部は、前記第3方向において前記閉操作部よりもクロー側に設けられている、請求項3に記載のドアラッチ装置。
【請求項7】
前記閉操作部は、前記フォークに向けて前記第1方向に突出し、前記第3方向において前記スピンドルの軸線に対して前記フォークとは反対側に設けられ、
前記開操作部は、前記クローに向けて前記第3方向に突出し、前記第3方向において前記スピンドルの軸線に対して前記クロー側に設けられている、請求項6に記載のドアラッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアラッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のハッチバックドアの閉鎖と開放を電動で行うことが可能なドアラッチ装置が開示されている。このドアラッチ装置は、モータの駆動力によって回動可能な扇形状のセクタギアを備える。中立位置から第1の向きへのセクタギアの回動によって、クローをフォークに係止した係止位置からフォークへの係止を解除した係止解除位置に開回動させる。これにより、フォークがオープン位置に回動するため、車体に対してハッチバックドアを開放できる。中立位置から第2の向きへのセクタギアの回動によって、ストライカを保持するフォークをハーフラッチ位置からフルラッチ位置に閉回動させる。これにより、車体に対してハッチバックドアをウェザーストリップの弾性力に抗して閉鎖できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-14929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ウェザーストリップの弾性力に抗してドアを閉位置に移動させるには大きな力が必要である。そのため、セクタギアの回動によってフォークを閉回動させるためには、モータが備える駆動ギアとセクタギアの減速比を大きくする必要がある。その結果、特許文献1のドアラッチ装置では、径が大きいセクタギアを用いる必要があるため、装置全体の小型化について改善の余地がある。
【0005】
本発明は、ドアを電動で開放及び閉鎖可能なドアラッチ装置の小型化を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、ストライカを離脱可能なオープン位置からハーフラッチ位置を経て前記ストライカを保持するフルラッチ位置に回動可能、かつ前記フルラッチ位置から前記ハーフラッチ位置を経て前記オープン位置に回動可能なフォークと、前記フルラッチ位置の前記フォークに係止する係止位置と、前記フォークとの係止が解除された係止解除位置との間を回動可能なクローと、駆動源の駆動力によって回転可能なスピンドルと、前記スピンドルに螺合され、前記スピンドルの回転によって第1の向きへの移動と前記第1の向きとは反対の第2の向きへの移動とが可能なスライダとを備え、前記スライダは、前記フォークと前記クローの間の中立位置から前記第1の向きへの移動によって、前記クローを押圧して前記係止位置から前記係止解除位置に開回動させる開操作部と、前記中立位置から前記第2の向きへの移動によって、前記フォークを前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置に閉回動させる閉操作部とを有する、ドアラッチ装置を提供する。
【0007】
スピンドルの回転による第1の向きへのスライダの移動により、開操作部によって、クローを係止位置から係止解除位置に開回動させる。一方、スピンドルの回転による第2の向きへのスライダの移動により、閉操作部によって、フォークをハーフラッチ位置からフルラッチ位置に閉回動させる。つまり、スピンドルの回転による1つのスライダの移動によって、クローによるフォークの係止を解除してドアを開放できるとともに、フォークにクローを係止させてドアを閉鎖できる。そのため、ドアラッチ装置の構造を簡素化できる。しかも、セクタギアと比較してスピンドルは小型であるため、ドアを電動で開放及び閉鎖可能なドアラッチ装置を小型化できる。また、スピンドルのネジピッチの調整により、スライダによってフォークを閉回動させる力を調整可能なため、車体に対してドアをウェザーストリップの弾性力に抗して確実に閉鎖できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、ドアを電動で開放及び閉鎖可能なドアラッチ装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
バックドアに配置した本発明の実施形態に係るドアラッチ装置の概略図。
ドアラッチ装置の分解斜視図。
ラッチ機構と電動開閉機構を正面上方から見た斜視図。
ラッチ機構と電動開閉機構を背面下方から見た斜視図。
ラッチ機構と電動開閉機構の分解斜視図。
クローズ部材の分解斜視図。
非作動位置のクローズ部材とスライダの斜視図。
スライダとクローズ部材によるラッチ機構の閉作動時の動きの一過程を示す斜視図。
スライダとクローズ部材によるラッチ機構の閉作動時の動きの他の一過程を示す斜視図。
スライダと規制部材の斜視図。
図10とは異なる角度から見たスライダと規制部材の斜視図。
図10のXII-XII線断面図。
規制解除位置の規制部材とスライダの斜視図。
スライダと規制部材によるラッチ機構の開作動時の動きの一過程を示す斜視図。
スライダと規制部材によるラッチ機構の開作動時の動きの他の一過程を示す斜視図。
電動開閉機構によるラッチ機構の開作動時の動きを示す平面図。
電動開閉機構によるラッチ機構の開作動時の動きを示すグラフ。
電動開閉機構によるラッチ機構の閉作動時の動きを示す平面図。
オープン状態のドアラッチ装置の平面図。
ハーフラッチ状態のドアラッチ装置の平面図。
フルラッチ状態のドアラッチ装置の平面図。
クロー回動開始状態になった開作動時のドアラッチ装置の平面図。
フォーク規制状態になった開作動時のドアラッチ装置の平面図。
オーバーラッチ状態になった開作動時のドアラッチ装置の平面図。
フォーク徐行状態になった開作動時のドアラッチ装置の平面図。
開作動完了状態のドアラッチ装置の平面図。
リターン状態になった開作動時のドアラッチ装置の平面図。
フォーク回動開始状態になった閉作動時のドアラッチ装置の平面図。
フルラッチ状態になった閉作動時のドアラッチ装置の平面図。
閉作動完了状態のドアラッチ装置の平面図。
非常状態からの復帰時の動きを示す平面図。
閉作動時にモータが停止した非常状態から開作動が行われた状態を示す平面図。
非常状態からの開作動の一工程を示す平面図。
非常状態からの開作動の他の一工程を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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