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公開番号2024019029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2023114489
出願日2023-07-12
発明の名称ドアラッチ装置
出願人株式会社ユーシン
代理人個人,個人
主分類E05B 77/04 20140101AFI20240201BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】衝突荷重の入力によるドアの変形に起因して、ラッチ解除となるのを防止し得るドアラッチ装置を提供する。
【解決手段】ドアラッチ装置10は、フェンスブロック23と、ストライカ5を保持するラッチ位置とストライカ5の保持を解除したオープン位置との間を回動可能なフォーク31と、ラッチ位置のフォーク31を係止する係止位置とフォーク31の係止を解除した係止解除位置との間を回動可能なクロー32と、係止位置を越えるクロー32の回動を規制するストッパ37と、係止位置のクロー32に対してフォーク31とは挿通溝23が延びる方向の反対側に間隔αをあけて設けられたカシメ軸(受部)26Aとを備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
ストライカを挿通可能な挿通溝を有するベース部材と、
前記ベース部材に配置され、前記ストライカを保持するラッチ位置と前記ストライカの保持を解除したオープン位置との間を回動可能なフォークと、
前記ベース部材に配置され、前記ラッチ位置の前記フォークを係止する係止位置と前記フォークの係止を解除した係止解除位置との間を回動可能で、前記係止解除位置側から前記係止位置側に付勢されたクローと、
前記係止位置を越える前記クローの回動を規制する規制部と、
前記係止位置の前記クローに対して前記フォークとは前記挿通溝が延びる方向の反対側に間隔をあけて設けられた受部と
を備える、ドアラッチ装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記間隔は、前記係止位置の前記クローと前記ラッチ位置の前記フォークとの係り代よりも小さい、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項3】
前記挿通溝が延びる方向から見て、前記受部は前記クローと重なる位置に設けられている、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項4】
前記クローの前記受部と対向する部分は、前記クローの回転軸を中心とする円弧状である、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項5】
前記クローの前記受部と対向する部分は、前記受部に近づくに従って前記フォークの回転軸に近づく向きに傾斜し、一部が前記受部よりも前記回転軸側に配置されている、請求項1に記載のドアラッチ装置。
【請求項6】
前記クローは、前記ラッチ位置の前記フォークと前記ベース部材との間に介在する鍔部を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
【請求項7】
前記ベース部材のうち前記フォークと前記クローが配置された一面側に配置され、前記フォーク及び前記クローそれぞれの回転軸の一端を支持するカバープレートと、
前記ベース部材の前記一面側とは反対の他面側に配置され、前記フォーク及び前記クローそれぞれの前記回転軸の前記一端とは反対の他端側を支持するセットプレートと
を備える、
請求項1から5のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
【請求項8】
前記受部は、前記ベース部材よりも硬い剛体である軸部材からなり、両端が前記カバープレートと前記セットプレートにそれぞれ支持されている、請求項7に記載のドアラッチ装置。
【請求項9】
前記受部は、前記ベース部材よりも硬い剛体である前記カバープレートに形成された切起片からなる、請求項7に記載のドアラッチ装置。
【請求項10】
前記受部は、前記ベース部材よりも硬い剛体である前記セットプレートに形成された切起片からなる、請求項7に記載のドアラッチ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアラッチ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたドアラッチ装置は、フォーク(ラッチ)とクロー(ポール)を有するラッチ機構を備える。ラッチ機構は、ドアに設けられたハンドルの操作によって、ラッチ状態からラッチ解除に切り換わる。ラッチ状態では、フォークがストライカを保持し、クローがフォークを係止する。ラッチ解除では、クローによるフォークの係止が解除され、フォークはストライカから外れる。ラッチ解除によりドアが開放可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-92465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の衝突時、特に側突時、衝突荷重の入力によりドアが変形する。このドアの変形に起因して、ストライカとフォークを介してクローに大きな荷重が加わると、クローが変位してフォークから外れ、ラッチ機構がラッチ状態からラッチ解除に切り換わる可能性がある。このような意図しないラッチ解除に起因するドアの開放防止について、特許文献1に記載のドアラッチ装置には改善の余地がある。
【0005】
本発明は、衝突荷重の入力によるドアの変形に起因して、ラッチ解除となるのを防止し得るドアラッチ装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、ストライカを挿通可能な挿通溝を有するベース部材と、前記ベース部材に配置され、前記ストライカを保持するラッチ位置と前記ストライカの保持を解除したオープン位置との間を回動可能なフォークと、前記ベース部材に配置され、前記ラッチ位置の前記フォークを係止する係止位置と前記フォークの係止を解除した係止解除位置との間を回動可能で、前記係止解除位置側から前記係止位置側に付勢されたクローと、前記係止位置を越える前記クローの回動を規制する規制部と、前記係止位置の前記クローに対して前記フォークとは前記挿通溝が延びる方向の反対側に間隔をあけて設けられた受部とを備える、ドアラッチ装置を提供する。
【0007】
係止位置のクローに対してフォークとは挿通溝が延びる方向の反対側に間隔をあけて受部が設けられている。これにより、ストライカとフォークを介して衝突荷重が加わったクローが、フォークから外れる向きに変位すると受部に当接する。そのため、クローの変位を抑制でき、クローによるフォークの係止を維持できる。よって、ラッチ機構のラッチ解除への切り換わりを防止できるため、意図しないドアの開放を防止できる。しかも、受部は、通常時にクローの回動を規制する規制部とは別に設けられ、クローに対して間隔をあけて位置している。よって、クローの通常作動時及び走行時にクローと受部が干渉しないため、異音の発生を防止できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のドアラッチ装置では、衝突荷重の入力によるドアの変形に起因して、ラッチ解除となるのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るドアラッチ装置を車両に取り付けた状態の平面図。
カバープレートを外したドアラッチ装置の斜視図。
フェンスブロックとラッチ機構を車長方向後側から見た分解斜視図。
フェンスブロックとラッチ機構を車長方向前側から見た分解斜視図。
ラッチ機構の分解斜視図。
フェンスブロックに組み付けたラッチ状態のラッチ機構の正面図。
図6の背面図。
ラッチ解除状態のラッチ機構の拡大図。
図6のIX部分であるラッチ状態のラッチ機構の拡大図。
図7のX部分の拡大図。
係止解除状態のラッチ機構の拡大図。
図9のXII-XII線断面図。
図9のXIII部分の拡大図。
第2実施形態に係るドアラッチ装置の図9と同様の拡大図。
第3実施形態に係るドアラッチ装置の斜視図。
第3実施形態に係るドアラッチ装置の図9と同様の拡大図。
図16のXVII-XVII線断面図。
第4実施形態に係るドアラッチ装置の図9と同様の拡大図。
図18のXIX-XIX線断面図。
第5実施形態に係るドアラッチ装置の図9と同様の拡大図。
図20のXXI-XXI線断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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