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公開番号2024004679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022104423
出願日2022-06-29
発明の名称認証システム
出願人美和ロック株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20240110BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】サーバが時限パス(オフラインパス或いは暗号番号)を設定する際に、サービス業者を含むその利用者の希望番号を十分に反映させることにより、同一又は異なる業者間で「同じようなパスワード(同一の変数)」を設定する可能性を極力少なくすること。
【解決手段】サーバは、暗号番号を生成する際、サービス業者の識別番号としての任意の数値と前記電気錠に付与された固有IDの数値との組み合わせから成る基本番号を前提とした上で、少なくとも利用者が希望する利用条件の中に含まれる施・解錠操作が可能な期間情報の数値に基づいて、かつ所定の暗号規約を用いて暗号番号を生成し、一方、暗号番号を貰った利用者は、電気錠側の入力部に暗号番号を入力すると、前記基本番号を有する該電気錠は、前記暗号番号に対して前記サーバが利用した前記所定の暗号規約とは逆パターンの方式で復号処理する復号規約を用いて時限パスとしての前記暗号番号が正しいか否かの認証を実行する認証システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
認証システムを建物の現場で利用することができる利用者の通信端末と連絡をとることができる管理端末と、前記建物或いは建物の開閉体に設けられた入力部と、前記建物の開閉体に設けられ、施・解錠機構を解錠状態に制御する解錠制御部とを備える電気錠と、前記利用者の希望に基づき時限パスとしての前記暗号番号を生成し、かつ生成した該暗号番号を前記管理端末又は前記通信端末のいずれかに伝えるサーバとから成る認証システムであり、
前記サーバは、前記暗号番号を生成する際、前記利用者に含まれるサービス業者の識別番号としての数値と前記電気錠に付与された固有IDの数値との組み合わせから成る基本番号を前提とした上で、少なくとも前記利用者が希望する利用条件の中に含まれる施・解錠操作が可能な期間情報の数値に基づいて、かつ所定の暗号規約を用いて前記暗号番号を生成し、一方、前記暗号番号を貰った前記利用者は、前記電気錠側の前記入力部に前記暗号番号を入力すると、前記基本番号を有する該電気錠は、前記暗号番号に対して前記サーバが利用した前記所定の暗号規約とは逆パターンの方式で復号処理する復号規約を用いて時限パスとしての前記暗号番号が正しいか否かの認証を実行する認証システム。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1の認証システムに於いて、前記入力部は、前記電気錠が、少なくとも前記暗号番号を入力することができる解錠操作盤・前記暗号番号を取得するための図形画像を読み取ることができる画像リーダ・前記暗号番号を非接触状態で受け取ることができる近距離無線通信部のいずれか一つであることを特徴とする認証システム。
【請求項3】
請求項1の認証システムに於いて、前記電気錠は、前記暗号番号を取得すると、前記サーバが前記基本番号を前提とした暗号番号を生成する際に用いた所定の暗号規約とは逆パターンの方式で復号処理する復号規約を用いて暗号番号を復号して前記期間情報を取得し、少なくとも前記期間情報の数値に基づいて、電気錠を解錠してよいか否かを判断し、解錠してよいと判断した場合には、電気錠の解錠制御部から解錠信号を出力して施・解錠機構のロック状態を解くことを特徴とする認証システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は認証システムに関し、特に、建物の出入口の扉に装着され、サーバが生成した暗号番号を、入力部を介して取得することができる電気錠に適合する認証システムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のテンキー式電気錠は、本願発明に最も関連する技術である。すなわち、特許文献1の請求項1には、第1図と共に、次のような記載がある。「基本番号を所定の暗号化規則に従って変化させた暗証番号を入力するためのテンキーを有する入力キー操作手段と、登録暗証番号を記憶する暗証番号記憶手段と、前記入力キー操作手段のテンキーにより入力された暗証番号を前記暗号化規則とは逆の復号化規則に従って変化させた前記基本番号と、前記暗証番号記憶手段に記憶されている登録暗証番号とを比較し、両者が一致しているとき解錠信号を発生する第1の比較手段と、前記テンキーにより入力された前記暗証番号を前記復号化規則に従って変化させた前記基本番号を基に、前記暗証番号記憶手段に記憶されている登録暗証番号を用い、予め定めた番号形成規則に従って番号を形成する番号形成手段と、前記第1の比較手段の比較の結果両者が一致しないとき、前記番号形成手段が形成した番号と、前記入力キー操作手段のテンキーで入力された前記暗証番号を前記復号化規則に従って変化させた前記基本番号とを比較し、両者が一致しているとき解錠信号を発生する第2の比較手段と、前記第1及び第2の比較手段からの解錠信号により駆動されて動作する電気錠とを備え、前記第2の比較手段による比較の結果両者が一致しているとき、前記入力キー操作手段のテンキーにより入力された暗証番号を前記復号化規則に従って変化させた前記基本番号を、新しい登録暗証番号として、それ以前の登録暗証番号に代えて前記暗証番号記憶手段に記憶するようにした、ことを特徴とするテンキー式電気錠装置」。
【0003】
しかしながら、上記構成のテンキー式電気錠装置を構成する暗証番号発生装置(第1図参照)で発行する暗証番号は、所定の情報(変数)を、発行者側が設定することから、サービス業者を含む利用者の希望番号を十分に反映するものではない。したがって、特許文献1のテンキー式電気錠装置を不特定多数のサービス業者の施設に設置した場合、同一又は異なるサービス業者間で「同じようなパスワード(同一の変数)」を設定する可能性がある。換言すると、同じシステムを利用している他社に不正にパスワードが生成される可能性があり得る。また、サーバが通信網を利用して不動産屋、ホテル業、清掃業、介護業等のサービス業者に対して、所定の情報(変数)に基づいて暗証番号を設定する場合、前記サービス業者が多くなればなるほど、電気錠に記憶させる暗証番号の容量が多くなる恐れもある。さらに、特許文献1の電気錠は、駆動部として「ソレノイド」を利用するので、施錠片をロック状態に拘束する拘束部材或いはロック部材の移動量を自由に設定することができない、構造が複雑になる等の問題点がある。
【0004】
特許文献2のホテル客室ロックシステムには、次のような記載がある。「発明の課題は、ホテルの受付と客室扉錠との間の施解錠のための電気的な配線を不要としつつ、鍵を使用することなく、かつ客室扉錠としての施解錠の安全性を確保し得るホテル客室ロックシステムを提供すること。そして、発明の解決手段は、 暗証番号をチェックイン日付及び部屋番号に基づき算出するワンチップCPUがホテルの受付に設けられる。客室扉錠には、暗証番号を入力する(S33)ためのテンキーと、日付を計測するWDタイマと、テンキーにて入力されたときの日付をWDタイマにより求めてその入力時の日付と該部屋番号とに基づき暗証番号を類推演算する(S34)ワンチップCPUと、類推演算した暗証番号又は前回設定して記録しておいた暗証番号とテンキーから入力された入力番号とを照合して(S35,S40)、両者が一致したときに客室扉錠のラッチボルトを没入移動させる(S38)解錠制御部とが設けられていること」。
【0005】
上記発明は、用途を宿泊施設に限定したものであり、主に、入力時の日付と部屋番号を変数として暗証番号を設定したものであるから、特許文献1と同様に、同一又は異なるサービス業者間で「同じようなパスワード(同一の変数)」を設定する可能性がある。
【0006】
なお、特許文献3の発明の課題は、一般的な携帯端末を利用して表示されたバーコードキーの不正利用を回避できる入場キー管理システムを提供するもので、発明の解決手段は、建物の入り口に備え付けられたバーコードリーダ102は、バーコードキー管理装置103とネットワーク接続されている。その建物に入場するときは、携帯端末101にバーコードキー管理装置から電子メールで通知されたURLのバーコードキー画像データをWebブラウジング機能で表示してバーコードリーダに読み取らせ、バーコードキー管理装置が管理するキーに該当するものがあれば、入り口を開錠する。バーコードキーが開錠に使用されると、バーコードキー管理装置はそのキーデータを即座に破棄し、新規にバーコードキーを生成し、そのバーコードキーが存在するURLを電子メールで携帯端末に送信する(符号は特許文献3のもの)。
【0007】
上記の公知発明は、バーコードキーが開錠に使用されるものの、本発明の如く、電気錠が「オフラインの状態」で暗号番号を携帯端末からもらうものではなく、バーコードキーを暗号化するアプリケーションソフトが「どこにあるのか」不明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第2580225号公報
特許第2975341号公報
特開2007-197960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の主たる目的は、特許文献1及び特許文献2の問題点に鑑み、サーバが時限パス(オフラインパス或いは暗号番号)を設定する際に、利用者に含まれるサービス業者を含むその利用者の希望番号を十分に反映させることにより、同一又は異なるサービス業者間で「同じようなパスワード(同一の変数)」を設定する可能性を極力少なくすることである(時限パスの重複や不正化防止)。またオフラインパスであっても、利用者が電気錠を利用することができることである。なお、実施形態の限定如何によっては、サーバが権原を有するサービス業者や利用者の希望を容易に収集することができること、電気錠の駆動源として電動モータを用いることにより、いわゆるドアクローザ装置やドアオープン装置等と共に用いることができること、構造を簡単にすることができることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の認証システムは、認証システムを建物の現場で利用することができる利用者の通信端末と連絡をとることができる管理端末と、建物或いは建物の開閉体に設けられた入力部と、建物の開閉体に設けられ、施・解錠機構を解錠状態に制御する解錠制御部とを備える電気錠と、利用者の希望に基づき時限パスとしての暗号番号を生成し、かつ生成した該暗号番号を管理端末又は通信端末のいずれかに伝えるサーバとから成る認証システムであり、前記サーバは、前記暗号番号を生成する際、前記利用者に含まれるサービス業者の識別番号としての数値と前記電気錠に付与された固有IDの数値との組み合わせから成る基本番号を前提とした上で、少なくとも前記利用者が希望する利用条件の中に含まれる施・解錠操作が可能な期間情報の数値に基づいて、かつ所定の暗号規約を用いて前記暗号番号を生成し、一方、前記暗号番号を貰った前記利用者は、前記電気錠側の前記入力部に前記暗号番号を入力すると、前記基本番号を有する該電気錠は、前記暗号番号に対して前記サーバが利用した前記所定の暗号規約とは逆パターンの方式で復号処理する復号規約を用いて時限パスとしての前記暗号番号が正しいか否かの認証を実行することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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