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公開番号2024018284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121512
出願日2022-07-29
発明の名称ドアクローザ
出願人リョービ株式会社
代理人個人
主分類E05F 1/14 20060101AFI20240201BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】カムを備えたドアクローザにおいてカムの設計の自由度を高める。
【解決手段】カムは、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1伝達カム面及び第2伝達カム面と、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1緩衝カム面及び第2緩衝カム面と、を有し、伝達コロは、第1伝達カム面と対向する第1伝達フォロア13bと、第2伝達カム面と対向する第2伝達フォロア13aとを有し、緩衝コロは、第1緩衝カム面と対向する第1緩衝フォロア17aと、第2緩衝カム面と対向する第2緩衝フォロア17bとを有し、伝達切り替え角度において、第1伝達カム面が第1伝達フォロア13bに接触する状態から、第2伝達カム面が第2伝達フォロア13aに接触する状態に切り替わり、緩衝切り替え角度において、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロア17aに接触する状態から、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロア17bに接触する状態に切り替わる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
扉の開閉動作に伴って第1方向の軸線まわりに回転する主軸と、
主軸に設けられ、主軸と共に回転するカムと、
カムと接触する伝達コロと、
主軸の回転に伴って伝達コロと共に第1方向と直交する第2方向に移動するスライダと、
扉が開くときにスライダによって弾性変形し、扉が閉じるときに復元してスライダを介して主軸に閉じ力を作用させる閉じ用バネと、
を備え、
カムは、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1伝達カム面及び第2伝達カム面を有し、
伝達コロは、第1伝達カム面と対向する第1伝達フォロアと、第2伝達カム面と対向する第2伝達フォロアとを有し、
閉扉状態から所定の伝達切り替え角度までは、第1伝達カム面が第1伝達フォロアと接触し、第2伝達カム面は第2伝達フォロアには接触せず、
伝達切り替え角度において、第1伝達カム面が第1伝達フォロアに接触する状態から、第2伝達カム面が第2伝達フォロアに接触する状態に切り替わり、
伝達切り替え角度よりも大きな開き角度においては、第1伝達カム面は第1伝達フォロアには接触せず、第2伝達カム面が第2伝達フォロアに接触する、ドアクローザ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
第1伝達フォロアと第2伝達フォロアは互いに同軸上に設けられ、第2伝達フォロアは、第1伝達フォロアよりも大径である、請求項1記載のドアクローザ。
【請求項3】
扉の開閉動作に伴って第1方向の軸線まわりに回転する主軸と、
主軸に設けられ、主軸と共に回転するカムと、
カムと接触する緩衝コロと、
主軸の回転に伴って緩衝コロと共に第1方向と直交する第2方向に移動して閉扉動作を緩衝する緩衝ピストンと、
緩衝ピストンを主軸側に付勢する緩衝バネと、
を備え、
カムは、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1緩衝カム面及び第2緩衝カム面を有し、
緩衝コロは、第1緩衝カム面と対向する第1緩衝フォロアと、第2緩衝カム面と対向する第2緩衝フォロアとを有し、
閉扉状態から所定の緩衝切り替え角度までは、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロアと接触し、第2緩衝カム面は第2緩衝フォロアには接触せず、
緩衝切り替え角度において、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロアに接触する状態から、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロアに接触する状態に切り替わり、
緩衝切り替え角度よりも大きな開き角度においては、第1緩衝カム面は第1緩衝フォロアには接触せず、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロアに接触する、ドアクローザ。
【請求項4】
第1緩衝フォロアと第2緩衝フォロアは互いに同軸上に設けられ、第1緩衝フォロアは、第2緩衝フォロアよりも大径である、請求項3記載のドアクローザ。
【請求項5】
扉の開閉動作に伴って第1方向の軸線まわりに回転する主軸と、
主軸に設けられ、主軸と共に回転するカムと、
カムと接触する伝達コロと、
主軸の回転に伴って伝達コロと共に第1方向と直交する第2方向に移動するスライダと、
扉が開くときにスライダによって弾性変形し、扉が閉じるときに復元してスライダを介して主軸に閉じ力を作用させる閉じ用バネと、
カムと接触する緩衝コロと、
主軸の回転に伴って緩衝コロと共に第2方向に移動して閉扉動作を緩衝する緩衝ピストンと、
緩衝ピストンを主軸側に付勢する緩衝バネと、
を備え、
カムは、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1伝達カム面及び第2伝達カム面と、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1緩衝カム面及び第2緩衝カム面とを有し、
伝達コロは、第1伝達カム面と対向する第1伝達フォロアと、第2伝達カム面と対向する第2伝達フォロアとを有し、
閉扉状態から所定の伝達切り替え角度までは、第1伝達カム面が第1伝達フォロアと接触し、第2伝達カム面は第2伝達フォロアには接触せず、
伝達切り替え角度において、第1伝達カム面が第1伝達フォロアに接触する状態から、第2伝達カム面が第2伝達フォロアに接触する状態に切り替わり、
伝達切り替え角度よりも大きな開き角度においては、第1伝達カム面は第1伝達フォロアには接触せず、第2伝達カム面が第2伝達フォロアに接触し、
緩衝コロは、第1緩衝カム面と対向する第1緩衝フォロアと、第2緩衝カム面と対向する第2緩衝フォロアとを有し、
閉扉状態から所定の緩衝切り替え角度までは、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロアと接触し、第2緩衝カム面は第2緩衝フォロアには接触せず、
緩衝切り替え角度において、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロアに接触する状態から、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロアに接触する状態に切り替わり、
緩衝切り替え角度よりも大きな開き角度においては、第1緩衝カム面は第1緩衝フォロアには接触せず、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロアに接触する、ドアクローザ。
【請求項6】
第1伝達カム面と第2緩衝カム面は、カムの第1周面における周方向の異なる位置に設けられ、
第2伝達カム面と第1緩衝カム面は、カムの第2周面における周方向の異なる位置に設けられている、請求項5記載のドアクローザ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カムを備えたドアクローザに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1のようにカムを備えたドアクローザにおいては、扉が開くときにカムがバネを弾性変形させる。このようにカムを備えた構成においては、全閉直前に大きな閉じ力を得ることができる。しかしながら、比較的大きな開き角度において閉じ力が不足しやすい。また、扉が閉じるときに、カムが緩衝ピストンを移動させる。そのため、緩衝ピストンの移動量が小さく、作動油の流量調整が難しい。このようにカムを備えた構成においては、カムの設計において制約が大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公平5-20547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、カムを備えたドアクローザにおいてカムの設計の自由度を高めることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るドアクローザは、扉の開閉動作に伴って第1方向の軸線まわりに回転する主軸と、主軸に設けられ、主軸と共に回転するカムと、カムと接触する伝達コロと、主軸の回転に伴って伝達コロと共に第1方向と直交する第2方向に移動するスライダと、扉が開くときにスライダによって弾性変形し、扉が閉じるときに復元してスライダを介して主軸に閉じ力を作用させる閉じ用バネと、を備え、カムは、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1伝達カム面及び第2伝達カム面を有し、伝達コロは、第1伝達カム面と対向する第1伝達フォロアと、第2伝達カム面と対向する第2伝達フォロアとを有し、閉扉状態から所定の伝達切り替え角度までは、第1伝達カム面が第1伝達フォロアと接触し、第2伝達カム面は第2伝達フォロアには接触せず、伝達切り替え角度において、第1伝達カム面が第1伝達フォロアに接触する状態から、第2伝達カム面が第2伝達フォロアに接触する状態に切り替わり、伝達切り替え角度よりも大きな開き角度においては、第1伝達カム面は第1伝達フォロアには接触せず、第2伝達カム面が第2伝達フォロアに接触する。
【0006】
この構成によれば、伝達切り替え角度においてカムが第1伝達カム面から第2伝達カム面へと切り替わる。そのため、シングルカムの構成に比して、カムの設計の自由度が高まり、閉じ力を増強させることができる。特に、比較的大きな開き角度における閉じ力を増強できる。
【0007】
特に、第1伝達フォロアと第2伝達フォロアは互いに同軸上に設けられ、第2伝達フォロアは、第1伝達フォロアよりも大径であることが好ましい。この構成によれば、伝達コロを容易に構成することができる。
【0008】
また本発明に係るドアクローザは、扉の開閉動作に伴って第1方向の軸線まわりに回転する主軸と、主軸に設けられ、主軸と共に回転するカムと、カムと接触する緩衝コロと、主軸の回転に伴って緩衝コロと共に第1方向と直交する第2方向に移動して閉扉動作を緩衝する緩衝ピストンと、緩衝ピストンを主軸側に付勢する緩衝バネと、を備え、カムは、互いに第1方向の異なる位置に設けられた第1緩衝カム面及び第2緩衝カム面を有し、緩衝コロは、第1緩衝カム面と対向する第1緩衝フォロアと、第2緩衝カム面と対向する第2緩衝フォロアとを有し、閉扉状態から所定の緩衝切り替え角度までは、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロアと接触し、第2緩衝カム面は第2緩衝フォロアには接触せず、緩衝切り替え角度において、第1緩衝カム面が第1緩衝フォロアに接触する状態から、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロアに接触する状態に切り替わり、緩衝切り替え角度よりも大きな開き角度においては、第1緩衝カム面は第1緩衝フォロアには接触せず、第2緩衝カム面が第2緩衝フォロアに接触する。
【0009】
この構成によれば、緩衝切り替え角度においてカムが第1緩衝カム面から第2緩衝カム面へと切り替わる。そのため、シングルカムの構成に比して、カムの設計の自由度が高まり、緩衝ピストンの移動量を容易に増やすことができる。従って、閉扉速度の制御が容易になる。
【0010】
特に、第1緩衝フォロアと第2緩衝フォロアは互いに同軸上に設けられ、第1緩衝フォロアは、第2緩衝フォロアよりも大径であることが好ましい。この構成によれば、緩衝コロを容易に構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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