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公開番号2024018229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121425
出願日2022-07-29
発明の名称施解錠装置
出願人美和ロック株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 47/00 20060101AFI20240201BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができること。
【解決手段】可動部としての扉と固定部としての戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、前記扉と戸枠との相対位置変化又は前記ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化のいずれかに基づく磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置であって、
記憶部に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、制御部は、磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、理論閾値が、閾値の上限許容値、又は閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、閾値を自動補正する、施解錠装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
可動部としての扉と固定部としての戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、前記扉と戸枠との相対位置変化又は前記ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化のいずれかに基づく磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置であって、
記憶部に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、前記閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、前記理論閾値が、前記閾値の上限許容値、又は前記閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、前記開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、前記閾値を自動補正することを特徴とする施解錠装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1の施解錠装置に於いて、前記記憶部に前記磁気検出部が閉扉時に検出した閉扉時磁力が基準値として記憶され、さらに、該閉扉時磁力を基準値として、所定範囲のエラー許容幅がさらに記憶され、前記エラー許容幅は、前記閉扉時磁力の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閉扉時磁力の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、特定処理を行うことを特徴とする施解錠装置。
【請求項3】
請求項1の施解錠装置に於いて、前記記憶部に前記閾値を基準値として、所定範囲のエラー許容幅がさらに記憶され、前記エラー許容幅は、前記閾値の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閾値の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、特定処理を行うことを特徴とする施解錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、施解錠装置に関し、特に磁場の磁力の値を検出することができる施解錠装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は建物の施解錠装置に関するもので、該特許文献1には色々な実施形態に基づく発明が記載されているが、本願発明の施解錠装置に対応するものは請求項1である。すなわち、請求項1には、「開閉装置200のロック機構230を駆動する駆動部130と、前記開閉装置の可動部220と固定部210との相対位置変化に基づく磁場の変化を検出する磁気検出部110と、前記磁気検出部110が検出した磁場の変化に基づいて前記開閉装置200の開閉状態を判定し、前記開閉状態に基づいて前記駆動部130を作動させ前記ロック機構230を施解錠させる制御部140とを有し、前記磁気検出部110は、検出結果を前記制御部140に所定の出力周期で通知し、前記制御部140は、前記開閉装置200の前記開閉状態に基づき、前記磁気検出部110の出力周期を変更し、前記開閉装置200が閉じた状態から開いた状態となった以降の前記磁気検出部110の出力周期は、前記開閉装置200(の可動部220)が閉じた状態であるときの前記磁気検出部110の出力周期よりも短い施解錠装置」が記載されている。なお、符号は特許文献1のものであり、(の可動部220)の文言は出願人が入れた。
【0003】
上記の施解錠装置は、磁気検出部110が検出した磁場の結果(戸枠側の磁性体の磁力)の変化、或いは有無に基づき、開閉装置200を構成する可動部220の開閉の有無を検出することができるものの、閉扉時に於いて、磁気検出部110が検出した磁場の結果が、記憶部に格納した「特定の閾値」の基準から外れた場合、制御部140は前記磁場の変化に関して、例えば扉が開いたものと誤認し、駆動部に制御信号を与える或いは与えないという恐れがあった。特に、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、前記閾値を自動修正することができなかった。さらに、開閉装置の扉の温度環境が著しく変化した場合には、施解錠装置の誤作動の防止という観点から、外部に点灯・点滅・音声等の物理的方法で、或いは通信手段を介して管理サーバに知らせることもできなかった。
なお、特許文献2には、電気錠システム及び制御ユニットに関する発明であるが、例えば図1及び図2には、「電動サムターン」と称されている電気錠の構成が詳細に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7063384号公報
特許第5903601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主たる課題は、環境等による磁力変化に応じ、扉開閉や施解錠判定のための磁力閾値を自動補正することである。付言すると、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができる施解錠装置を提案することである。二次的な課題は、施解錠装置の異常状態を知ることができることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の施解錠装置は、可動部としての扉と固定部としての戸枠とを有する開閉装置と、前記開閉装置のロック機構を駆動する駆動部と、前記扉と戸枠との相対位置変化又は前記ロック機構の施錠位置および解錠位置の相対位置変化のいずれかに基づく磁場の変化を検出する磁気検出部と、前記磁気検出部が検出した磁場の変化に基づいて前記駆動部を作動させ前記ロック機構を施解錠させる制御部を有し、前記磁気検出部は、検出結果を前記制御部に所定の出力周期で通知する施解錠装置であって、記憶部に閾値を基準として所定範囲の閾値許容幅が記憶され、前記閾値許容幅は、閾値の上限許容値及び閾値の下限許容値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力を理論閾値に置き換え、前記理論閾値が、前記閾値の上限許容値、又は前記閾値の下限許容値のいずれか一方を超える状態が一定時間続いた時、前記開閉装置の場の環境が変化したものと判定し、前記閾値を自動補正することを特徴とする(請求項1)。
【0007】
前記請求項1の施解錠装置に於いて、前記記憶部に前記磁気検出部が閉扉時に検出した閉扉時磁力が基準値として記憶され、或いは前記記憶部に前記閾値を基準値として記憶され、前記基準値として、所定範囲のエラー許容幅がさらに記憶され、前記エラー許容幅は、前記閉扉時磁力の上限許容値よりもさらに高い上限エラー値と、前記閉扉時磁力の下限許容値よりもさらに下回る下限エラー値であり、前記制御部は、前記磁気検出部の検出結果の磁力が、前記上限エラー値を超える状態が一定時間続いた場合、又は下限エラー値を継続的に下回る状態が一定時間続いた場合、のいずれか一方の場合には、自動的にエラーと判断し、特定処理を行うことを特徴とする(請求項2、請求項3)。
【0008】
ここで「特定の処理」とは、施解錠装置が警報情報を出力することを意味し、前記出力の態様は、施解錠装置自体からのエラー報知だけでなく、部屋内にある携帯端末やインターフォンへの通知であっても良い。例えば施解錠装置の表示部のランプを点灯・点滅させる、施解錠装置に直接又は間接的に接続する音声発生手段から音声を流す等外部に異常状態を適宜に知らせることであり、室内外を問わず、ネットワークを介して他の端末に警報情報を送信することも含まれる。
【0009】
なお、請求項1の施解錠装置に於いて、前記制御部は、前記磁気検出部が検出した磁場の値が記憶部に予め記録されている閾値を超えている場合は前記開閉装置の開閉状態を閉状態と判定して前記駆動部に対して施・解錠用の制御信号を出力し、一方、前記閾値を満たさない場合は前記開閉状態を開状態と判定して前記駆動部に対して施・解錠用の制御信号を出力しないようにすることが好ましい。加えて、施解錠装置は、施錠片を固定部の係合受けに対して出没させることができるロック機構を有すると共に扉の自由端部に内装されたと、前記錠前本体の回転中心軸とサムターン軸が同軸上に位置するにように前記錠前本体の錠箱に対して添設された電動サムターンとから成るのが望ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、開閉装置の扉の温度環境が変化した場合には、可能な限り、それに対応することができる。また実施形態によっては、施解錠装置の異常状態を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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