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公開番号2024037416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142277
出願日2022-09-07
発明の名称車両のスライドドア装置
出願人トヨタ車体株式会社
代理人個人,個人
主分類E05D 15/10 20060101AFI20240312BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ケーブルの摩耗を抑制できる車両のスライドドア装置を提供する。
【解決手段】車両のスライドドア装置10は、スライドレール11と、四節リンク機構部12と、を備え、四節リンク機構部12は、レール側アーム部20と、ドア側アーム部30と、一対のリンク部材40と、を有しており、四節リンク機構部12は、車幅方向Wにおけるドア側アーム部30とレール側アーム部20との間の距離が変更されるように構成されており、一対のリンク部材40には、スライドドアを全開位置にて車体にロックするロック機能部13が取り付けられており、ドア側アーム部30には、ケーブル80と、ケーブル80の操作に連動してロック機能部13を押圧するとともに車体とのロックを解除する伝達部82と、を備えるケーブル機能部14が取り付けられており、伝達部82は、四節リンク機構部12がスライドレール11を移動する際に、ロック機能部13から離間する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両のスライドドア装置であって、
前記車両の前後方向を前後方向とし、前記前後方向の前側及び後側を前側及び後側とするとき、
車体に取り付けられたスライドレールと、
前記スライドレールに対してスライドドアをスライド移動可能に連結する四節リンク機構部と、を備え、
前記スライドレールは、前記前後方向に沿って延在する直線部と、前記直線部の前端部から車幅方向の内側に曲がって延在する曲げ部と、を有し、
前記四節リンク機構部は、前記スライドレールに摺動可能に設けられたレール側アーム部と、前記スライドドアに固定されたドア側アーム部と、前記前後方向に並んで設けられ、前記レール側アーム部と前記ドア側アーム部とを回動可能に連結する一対のリンク部材と、を有しており、
前記レール側アーム部が前記直線部と前記曲げ部との間を移動することに伴って前記四節リンク機構部の姿勢が変化することにより、車幅方向における前記ドア側アーム部と前記レール側アーム部との間の距離が変更されるように構成されており、
前記一対のリンク部材の一方には、前記車体に設けられたストライカに係合可能に構成されたラッチと、前記ストライカに係合されている状態の前記ラッチに係合することで前記ラッチの変位を規制して前記スライドドアを全開位置にて前記車体にロックするロック位置と、前記ラッチの変位を規制しないアンロック位置との間で変位可能に設けられたロック部材と、を備えるロック機能部が取り付けられており、
前記ドア側アーム部には、前記前後方向に延在するとともに後側に向けて引っ張り操作されるケーブルと、前記ケーブルに駆動連結され、前記ケーブルの引っ張り操作に連動して前記ロック部材を押圧することで前記ロック部材を前記ロック位置から前記アンロック位置に変位させる伝達部と、を備えるケーブル機能部が取り付けられており、
前記伝達部は、少なくとも前記四節リンク機構部が前記曲げ部に位置するときには、前記ロック部材から離間するように構成されている、
車両のスライドドア装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記伝達部は、前記ケーブルの一端に連結され、前記ドア側アーム部に対して回動可能に設けられた第1伝達部材と、前記ドア側アーム部に対して回動可能に設けられ、前記ケーブルの引っ張り操作により回動される前記第1伝達部材により押圧されて回動することで前記ロック部材を押圧する第2伝達部材と、を備える、
請求項1に記載の車両のスライドドア装置。
【請求項3】
前記ロック機能部は、前記一対のリンク部材のうち後側に位置する後側リンク部材に取り付けられている、
請求項1または請求項2に記載の車両のスライドドア装置。
【請求項4】
前記ロック機能部は、前記後側リンク部材に対して回動可能に取り付けられた取付部材と、前記ドア側アーム部及び前記取付部材の双方に対して回動可能に取り付けられた支持部材と、を備え、
前記後側リンク部材、前記取付部材、前記支持部材、及び前記ドア側アーム部により、四節リンクが構成されており、
前記ラッチ及び前記ロック部材は、前記支持部材に対して回動可能に支持されている、
請求項3に記載の車両のスライドドア装置。
【請求項5】
前記ロック機能部は、前記後側リンク部材に固定された固定部材を備え、
前記ラッチ及び前記ロック部材は、前記固定部材に対してそれぞれ回動可能に取り付けられている、
請求項3に記載の車両のスライドドア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のスライドドア装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
車体に設けられたドア開口部を開閉可能なスライドドアを備える車両のスライドドア装置がある(例えば特許文献1参照)。
また、車両のスライドドア装置としては、車体に取り付けられたスライドレールと、スライドレールに対してスライドドアをスライド移動可能に連結する連結機構とを備えるものがある。スライドレールは、前後方向に沿って延在する直線部と、直線部の前端部から車幅方向の内側に曲がって延在する曲げ部とを有している。連結機構が直線部に位置しているときには、スライドドアは、車体に対して車幅方向の外側に一定距離だけ離れたスライド位置において車両の前後方向に沿ってスライド移動する。また、連結機構が直線部から曲げ部に移動すると、スライドドアは、車幅方向の内側に向かって移動する。そして、連結機構が曲げ部の前端部まで移動すると、スライドドアはドア開口部を全閉にする。
【0003】
こうした連結機構には、ラッチ及びロック部材が回動可能に取り付けられている。ラッチは、車体に設けられたストライカに係合可能に構成されている。ロック部材は、ストライカに係合されている状態のラッチに係合することでラッチの変位を規制してスライドドアを全開位置にて車体にロックするロック位置と、ラッチの変位を許容するアンロック位置との間で回動する。
【0004】
また、ロック部材には、ドアハンドルの操作に連動して引っ張り操作されることでロック部材を回動させるケーブルが連結されている。スライドドアが全開位置にて車体にロックされている状態において、ドアハンドルが操作されると、ケーブルが引っ張り操作されることでロック部材が回動される。これにより、ロック部材がアンロック位置まで回動されることで、ラッチの変位が許容されてラッチとストライカとの係合状態が解除され、車体に対するスライドドアのロックが解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-126891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、こうした車両のスライドドア装置においては、車室空間を広く確保するとともに、ケーブルの変動に起因するケーブルの摩耗を抑制することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための車両のスライドドア装置の各態様を記載する。
[態様1]車両のスライドドア装置であって、前記車両の前後方向を前後方向とし、前記前後方向の前側及び後側を前側及び後側とするとき、車体に取り付けられたスライドレールと、前記スライドレールに対してスライドドアをスライド移動可能に連結する四節リンク機構部と、を備え、前記スライドレールは、前記前後方向に沿って延在する直線部と、前記直線部の前端部から車幅方向の内側に曲がって延在する曲げ部と、を有し、前記四節リンク機構部は、前記スライドレールに摺動可能に設けられたレール側アーム部と、前記スライドドアに固定されたドア側アーム部と、前記前後方向に並んで設けられ、前記レール側アーム部と前記ドア側アーム部とを回動可能に連結する一対のリンク部材と、を有しており、前記レール側アーム部が前記直線部と前記曲げ部との間を移動することに伴って前記四節リンク機構部の姿勢が変化することにより、車幅方向における前記ドア側アーム部と前記レール側アーム部との間の距離が変更されるように構成されており、前記一対のリンク部材の一方には、前記車体に設けられたストライカに係合可能に構成されたラッチと、前記ストライカに係合されている状態の前記ラッチに係合することで前記ラッチの変位を規制して前記スライドドアを全開位置にて前記車体にロックするロック位置と、前記ラッチの変位を許容するアンロック位置との間で変位可能に設けられたロック部材と、を備えるロック機能部が取り付けられており、前記ドア側アーム部には、前記前後方向に延在するとともに後側に向けて引っ張り操作されるケーブルと、前記ケーブルに駆動連結され、前記ケーブルの引っ張り操作に連動して前記ロック部材を押圧することで前記ロック部材を前記ロック位置から前記アンロック位置に変位させる伝達部と、を備えるケーブル機能部が取り付けられており、前記伝達部は、少なくとも前記四節リンク機構部が前記曲げ部に位置するときには、前記ロック部材から離間するように構成されている、車両のスライドドア装置。
【0008】
上記構成によれば、スライドドアが全開位置までスライド移動すると、ラッチがストライカに係合するとともに、ロック部材がラッチに係合することで、スライドドアが全開位置にて車体にロックされる。
【0009】
一方、例えばドアハンドルが操作されることで、ケーブルが引っ張り操作されると、これに連動して伝達部がロック部材を押圧する。これにより、ロック部材がロック位置からアンロック位置に変位してラッチの変位が許容されるようになることでラッチとストライカとの係合状態が解除される。
【0010】
そして、スライドドアを全閉位置に向けて移動させる際に、レール側アーム部がガイドレールの直線部から曲げ部に移動すると、四節リンク機構部の姿勢が変化することで、車幅方向におけるドア側アーム部とレール側アーム部との距離が小さくなる。このため、曲げ部の車幅方向の内側へ延在する長さを短くしてもスライドドアを全閉位置まで移動させることができる。したがって、車室空間を広くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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