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公開番号2024043303
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148418
出願日2022-09-16
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05D 13/00 20060101AFI20240322BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】障子の開閉操作性を損なうことなく枠体に対する障子の位置ずれやガタ付きを防止する。
【解決手段】枠体10の下枠14と障子20A,20Bの下框25との間には、下部開閉支持機構30が設けられ、障子20A,20Bの戸先となる縦框22には、枠体10に対して障子20A,20Bを閉じ位置に配置した際に縦枠11,12に当接することにより、枠体10及び障子20A,20Bを相対的に見込み方向に押圧する下部引き寄せ部材70及び上部引き寄せ部材80が設けられた建具であって、下部引き寄せ部材70及び上部引き寄せ部材80は、縦框22の長手に沿って設けられ、上枠13に近接した上部引き寄せ部材80の当接高さd1が、上枠13から離隔した下部引き寄せ部材70の当接高さd2よりも大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
上枠、下枠及び左右の縦枠を有する枠体と、上框、下框及び左右の縦框を有する障子とを備え、
前記下枠と前記下框との間には、前記障子を前記下枠の長手に沿ってスライド可能に支持する下部開閉支持機構が設けられ、
前記障子の戸先となる縦框及び縦枠の少なくとも一方には、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に他方に当接することにより、前記枠体及び前記障子を相対的に見込み方向に押圧する押圧部材が設けられた建具であって、
前記押圧部材は、前記縦框もしくは前記縦枠の長手に沿って複数設けられ、
前記複数の押圧部材は、前記縦框及び前記縦枠の他方に対する当接高さが互いに異なるように構成され、かつ前記上枠に近接したものの前記当接高さが、前記上枠から離隔したものの前記当接高さよりも大きくなる組み合わせを含むように配置されていることを特徴とする建具。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記縦框の上端部には、前記上枠に設けられた上部ガイドレールが移動可能に収容される上部ガイド溝が設けられ、
前記押圧部材は、前記上部ガイドレールの両側に位置するように前記上部ガイド溝に配置されて前記障子の移動に伴って前記上部ガイドレールに摺動される上端押圧部材を備え、
前記上端押圧部材には、前記当接高さが最も大きく設定された上部位置規定部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
上枠、下枠及び左右の縦枠を有する枠体と、上框、下框及び左右の縦框を有する障子とを備え、
前記上枠と前記上框との間には、前記障子を前記上枠の長手に沿ってスライド可能に支持する上部開閉支持機構が設けられ、
前記障子の戸先となる縦框及び縦枠の少なくとも一方には、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に他方に当接することにより、前記枠体及び前記障子を相対的に見込み方向に押圧する押圧部材が設けられた建具であって、
前記押圧部材は、前記縦框もしくは前記縦枠の長手に沿って複数設けられ、
前記複数の押圧部材は、前記縦框及び前記縦枠の他方に対する当接高さが互いに異なるように構成され、かつ前記下枠に近接したものの前記当接高さが、前記下枠から離隔したものの前記当接高さよりも大きくなる組み合わせを含むように配置されていることを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
枠体に対して障子が開閉可能に配設された建具には、障子の戸先となる縦框に戸当りピースと称される押圧部品を設ける一方、縦枠に当接板部を設けるようにしたものがある。押圧部材は、弾性を有した樹脂によって成形されたもので、縦框の長手に沿った複数箇所に設けてある。当接板部は、縦枠と一体に成形されている。この建具では、枠体に対して障子を閉じ位置に配置すると、縦枠の当接板部に押圧部材が当接し、その反力により枠体に対して障子が見込み方向に押圧された状態となり、例えば、障子の脱落を防止したり、枠体と障子との間の水密性や気密性を確保することができる等の利点がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-308241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した押圧部材の縦枠への当接高さを大きく設定した場合には、枠体に対する障子の位置ずれやガタ付きをより確実に防止できるものの、障子を開閉する際の操作力が大きくなるという操作性の問題を招来する懸念がある。逆に、障子を開閉する際の操作力を考慮して当接高さを小さく設定すると、枠体に対する障子の押圧力が不十分となり、枠体に対して障子の位置ずれやガタ付きを防止することが困難となるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、障子の開閉操作性を損なうことなく枠体に対する障子の位置ずれやガタ付きを防止することのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を有する枠体と、上框、下框及び左右の縦框を有する障子とを備え、前記下枠と前記下框との間には、前記障子を前記下枠の長手に沿ってスライド可能に支持する下部開閉支持機構が設けられ、前記障子の戸先となる縦框及び縦枠の少なくとも一方には、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に他方に当接することにより、前記枠体及び前記障子を相対的に見込み方向に押圧する押圧部材が設けられた建具であって、前記押圧部材は、前記縦框もしくは前記縦枠の長手に沿って複数設けられ、前記複数の押圧部材は、前記縦框及び前記縦枠の他方に対する当接高さが互いに異なるように構成され、かつ前記上枠に近接したものの前記当接高さが、前記上枠から離隔したものの前記当接高さよりも大きくなる組み合わせを含むように配置されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を有する枠体と、上框、下框及び左右の縦框を有する障子とを備え、前記上枠と前記上框との間には、前記障子を前記上枠の長手に沿ってスライド可能に支持する上部開閉支持機構が設けられ、前記障子の戸先となる縦框及び縦枠の少なくとも一方には、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に他方に当接することにより、前記枠体及び前記障子を相対的に見込み方向に押圧する押圧部材が設けられた建具であって、前記押圧部材は、前記縦框もしくは前記縦枠の長手に沿って複数設けられ、前記複数の押圧部材は、前記縦框及び前記縦枠の他方に対する当接高さが互いに異なるように構成され、かつ前記下枠に近接したものの前記当接高さが、前記下枠から離隔したものの前記当接高さよりも大きくなる組み合わせを含むように配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、戸車等の下部開閉支持機構が設けられた建具において、上枠に近接したものの当接高さが、上枠から離隔したものの当接高さよりも大きくなる組み合わせを含むように押圧部材が配置されているため、障子を開閉する際の操作力への影響を抑えた上で、枠体に対する障子の位置ずれやガタ付きを抑えることが可能となる。
【0009】
また、本発明によれば、上吊り等の上部開閉支持機構が設けられた建具において、下枠に近接したものの当接高さが、下枠から離隔したものの当接高さよりも大きくなる組み合わせを含むように押圧部材が配置されているため、障子を開閉する際の操作力への影響を抑えた上で、枠体に対する障子の位置ずれやガタ付きを抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態である建具を室内側から見た姿図である。
図1に示した建具の縦断面図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図1に示した建具の障子を示す要部拡大斜視図である。
図1に示した建具の要部を示すもので、(a)は要部平面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
図1に示した建具に適用する上部摺動部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部平面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部平面図である。
図6に示した上部摺動部材を示すもので、(a)は室内側から見た側面図、(b)は平面図、(c)は内周側から見た背面図、(d)は外周側から見た正面図、(e)は室外側から見た側面図、(f)は斜視図である。
図1に示した建具に適用する下部摺動部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部横断面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
図8に示した下部摺動部材を示すもので、(a)は室内側から見た側面図、(b)は平面図、(c)は内周側から見た背面図、(d)は外周側から見た正面図、(e)は室外側から見た側面図、(f)は斜視図である。
図1に示した建具に適用する押圧部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部横断面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
図10に示した第1の押圧部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は外周側から見た正面図である。
図1に示した建具に適用する押圧部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部横断面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
図12に示した第2の押圧部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は外周側から見た正面図である。
本発明の変形例である建具を室内側から見た姿図である。
図14に示した建具の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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